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Update: 2023/12/16

BtoB企業のサイトリニューアルの10このポイント

BtoBサイトのリニューアルは、単純にデザインを改善し外見を新しくするだけではありません。サイトリニューアルによって、企業の販促機会の向上や、集客などの目標達成、ブランドイメージの強化、顧客体験の向上などを目指す重要な取り組みです。

  • BtoB企業のサイトで売上につなげられていない人
  • BtoB企業でより企業の成長を加速させたいと考えている人
  • BtoB企業でサイトを持っているがうまく活用できていないと思っている人

とはいえ、サイトリニューアルを成功させるにあたり、どうしたら良いのか分からない……と悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、サイトリニューアルにおけるポイントについて解説します。手間やコストをかけたサイトリニューアルを失敗させないためにもぜひ本ページを参考にしてみてください。

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BtoBサイトをリニューアルする際のポイント

BtoBサイトをリニューアルする場合、どのようなポイントをおさえて実施すれば良いのでしょうか。

まずは、BtoBサイトのリニューアルを検討している方へ向けて、ポイントを解説します。

何が課題なのか明確にする

BtoBサイトリニューアルでは、まず現在のWebサイトの課題を特定しましょう。Webサイトの課題の一例としては、「アクセス数を増加させる」「コンバージョン率(CVR)の向上させる」「ブランディングを強化させる」などが挙げられます。

課題を明確にすることで、どのようなBtoBサイトリニューアルが必要となるのか、方向性が決まり、具体的な改善策を計画しやすくなります。

たとえば、アクセス数を増加させるといった課題が見つかったなら、SEO対策を強化する必要があるでしょう。また、CVRの向上が課題であれば、ユーザーインターフェースの改善として見やすいサイトになるよう構造を修正したり、コンテンツの内容を見直したりすることも視野に入れたリニューアルが適切です。

ブランディングに重点を置くことが課題であれば、デザイン性やコンテンツの質に注力することが求められます。

サイトリニューアルの課題について明確化がむずかしい人は、こちらの記事も参考にしてください。

リニューアル後のKPIを設定する

BtoBサイトリニューアルを成功させるためにも、KPI設定は欠かせません。KPI設定をおこなうことで、サイトリニューアルが目標に対してどの程度効果的であったかを定量的に評価できます。

BtoBサイトのKPIの例は以下の通りです。

  • Webサイトのトラフィック
  • 滞在時間
  • リード獲得数
  • コンバージョン率

具体的な指標を設定し、それらを定期的に分析してリニューアルの効果を確認しましょう。収集したデータや解析したデータに基づいてさらなる改善点を見つけ出し、継続的にサイトの最適化をおこなうことでBtoBサイトにおけるリニューアルの効果を高めることにつながります。

意思決定者を意識してリニューアルを進める

BtoBビジネスにおいては、製品やサービスの購入決定に複数の部長や課長など、いわゆる「意思決定者」が関わります。そのため、BtoBサイトをリニューアルする際には、意思決定者が求める情報や利便性の提供が大切です。

例えば、専門的な情報やデータ、製品の特長、ビジネス上のメリットなどを明確に伝えるコンテンツを用意するだけでなく、必要な情報に簡単にアクセスできるようにする必要があります。

また、サイトのナビゲーションやデザインを直感的にし、情報検索をスムーズにおこなえるよう工夫することも重要です。これにより、Webサイトは意思決定者に対してより有用なリソースとなり、ビジネスの成果に直結します。

競合と自社の違いを明確にする

BtoBサイトをリニューアルする際、自社の特長や競合との差別化点を明確に打ち出すことが重要です。

市場には自社と同様の製品やサービスを提供する多数の企業が存在します。自社が他社とどのように異なるのか、何を強みとしているのかをはっきりと伝えなければなりません。

他社との違いや、強みを明確にしないと、ブランドのポジショニングを確立し、ターゲット顧客の印象を残りにくくなってしまいます。

Webサイト上で、自社ならではのユニークな価値の提案、成功事例、顧客の声、専門性を強調することで、訪問者に自社の独自性と専門性を効果的に伝えることができます。

ターゲット設定をもう一度し直す

サイトリニューアルの機会に、ターゲット顧客の設定を見直し、より精度を高めることも重要です。

市場や業界の動向、顧客ニーズの変化に伴い、ターゲットが変わる可能性もあります。適切なターゲット設定をおこなうことで、より関連性の高いコンテンツを提供し、ターゲット顧客の関心を引きやすくなるでしょう。結果的に、エンゲージメントを高めることも可能です。

また、ターゲットを明確にすることで、マーケティング戦略やコンテンツの方向性をより効果的に絞り込むことができ、リソースの無駄を防ぐことにもつながります。

ターゲットの見直しは、リニューアルしたサイトが最大限の効果を発揮するための重要なステップでしょう。

ユーザー視点でのリニューアルを心がける

Webサイトのリニューアルは、デザインなど「見た目」を新しくするだけでは不十分です。

特にBtoBサイトの場合、ユーザーが求める情報や使い勝手を深く理解したうえでリニューアルを進めることが重要です。ユーザーが直面する課題やニーズに応えるコンテンツの提供、直感的で使いやすいデザインの採用、ユーザビリティに関わるナビゲーションの整備など、ユーザー体験を向上させる要素に注力しましょう。

ユーザー視点でのリニューアルを心がけることで、サイトの訪問者が効率的に情報を取得し、満足度を高めることができます。

リニューアルすることを目的としない

Webサイトのリニューアルはあくまでもビジネスの成功のための「手段」で、Webサイトのリニューアルを目的としてはいけません。

ビジネス上の目標として、一般的に設定されることが多いのは、以下の通りです。

  • ブランドイメージの向上
  • リード獲得の増加
  • 顧客エンゲージメントの強化

Webサイトをリニューアルする際には、具体的なビジネス上の目標に基づいて決定する必要があります。リニューアルの際には、ビジネス目標を明確にし、達成するためにサイトがどのように貢献できるかを正しく理解し進めていくことが重要です。

また、リニューアルを目的にしていると制作と公開が終われば成果も出るようになると思いがちです。しかし、サイトリニューアルはリリースしてからの運用が成果のカギを握っています。成果が出るまで効果検証と改善を繰り返し、おこなっていくことでサイトリニューアルの成功につながっていくのです。

リニューアル後も更新しやすいように制作する

先程も前述したように、サイトリニューアルは継続的な更新がカギを握ります。そのことから、Webサイトをリニューアルする際には、将来的な更新やメンテナンスのしやすさも考慮しましょう。

特にBtoBサイトでは、業界の動向や製品情報が頻繁に変化するため、簡単にコンテンツを更新できるような構造にしましょう。

更新・メンテナンスのしやすさとして、挙げられるのが以下の通りです。

CMS(コンテンツ管理システム)の利用

CMSの利用は、コーディングやプログラミングなどの知識がなくても利用できるサービスが多く、コンテンツの更新がしやすくなる存在です。直感的に操作できるCMSも多く、必要最小限の手間・時間でコンテンツを更新したり、メンテナンスをおこないやすくなります。

一般的には、wordpressやDrupalなどのオープンソースCMSが活用されることが多いものの、商用CMSを活用する企業も少なくありません。

現場の担当者のニーズを確認し、使いやすいCMS厳選しましょう。

ユーザーフレンドリーなインターフェースの導入

ユーザーフレンドリーなインターフェースとは、「使いやすいプログラム」のことを指します。

たとえば、CMSを使ってコンテンツを発信する際、使いにくいと徐々に更新頻度が下がる恐れがあります。非技術者であっても簡単にサイトの更新がおこなえることは、サイトを有効活用するにあたって重要です。

コンテンツを整理する

Webサイトのリニューアルは、既存のコンテンツを見直し、整理する絶好の機会です。古い情報や関連性のないコンテンツを削除またはアップデートし、ユーザーにとって有用で価値のある情報のみを提供しましょう。

また、コンテンツのカテゴリーを見直し、ナビゲーションを簡素化することで、ユーザーが求める情報に迅速にアクセスできるようになります。

整理されたコンテンツは、ユーザー体験の向上に寄与し、訪問者のエンゲージメントを高めます。結果的に、訪問者の増加やコンバージョンの向上を期待できるでしょう。

依頼する場合の会社選びを間違わない

サイトリニューアルを外部の業者に依頼する場合、適切な会社選びがも重要です。業者選びの際には、依頼先の実績、専門性、提案内容の質、コミュニケーション能力、費用対効果などをもとに慎重に検討してください。

BtoBビジネスの場合は、自社の業界のサイトリニューアル経験が豊富な会社を選ぶことで、ターゲットオーディエンスに合わせた適切なサイト構造やコンテンツ戦略を構築できるでしょう。

また、予算や納期、サポート体制など、契約条件もしっかりと確認し、自社のニーズに最も適したパートナーを選定することが望ましいです。

BtoBサイト制作・リニューアルにおすすめの会社については、こちらの記事で詳しく解説しています。

BtoBサイトをリニューアルする際の依頼会社の選び方

BtoBサイトのリニューアルを成功させるためには、適切な依頼会社の選定が重要です。特にBtoB市場特有のニーズや特性を理解している会社を選ぶことが、効果的なリニューアルには不可欠です。以下では、適切な会社を選ぶ際のポイントについてご紹介します。

リニューアル実績を確認する

依頼先を選ぶ際には、過去のサイトリニューアル実績を確認しましょう。

特に、自社と類似した業界の企業のリニューアル事例をチェックすることがおすすめです。リニューアル後の具体的な成果や数値(訪問者数の増加、リード獲得数の向上、ユーザー滞在時間の延長など)についての情報も重要です。

上記の実績は、自社のニーズに合わせたリニューアルが可能か否かを判断するうえで役立ちます。

また、実際のリニューアル事例を通じて、デザインのセンス、ユーザー体験の配慮、SEO対策の効果など、さまざまな側面からその会社の能力を見極められるでしょう。

制作会社の強みが自社のやりたいこととマッチしているか

Webサイトのリニューアルを外部に依頼する際には、制作会社の強みや専門性が自社の目的や要求に合致しているかを確認してください。仮に、自社が特に重視しているのが「ユーザー体験の向上」であれば、UXデザインに強みを持つ会社を選ぶことがベストです。

また、SEO対策や特定の技術領域に特化したサービスを求めている場合、希望する分野において高い実績を持つ会社を選びましょう。制作会社のポートフォリオやケーススタディを詳細に検討し、自社の目指す方向性と合致するかを判断することが重要です。

複数者から見積もりを取る

リニューアルプロジェクトの予算設定には、複数の制作会社から見積もりを取りましょう。相見積もりによって市場価格を把握でき、適正な予算を設定して、依頼先を比較・検討しやすくなります。

また、見積もりを比較することで、それぞれの会社が提供するサービス内容や品質、提案の詳細などを比較検討できます。価格だけでなく、提供されるサービスの範囲、サポートの質、プロジェクトの進行方法など、総合的な観点から最適なパートナーを選ぶことが重要です。

見積もりの過程で各社の対応やコミュニケーションスタイルも確認できるため、やりとりを通じて安心して依頼できるかを判断しやすくなるでしょう。

チーム体制やコミュニケーションについても確認する

リニューアルプロジェクトを進める際には、制作会社のチーム体制やコミュニケーションの方法についても十分に確認してください。サイトリニューアルをスムーズに進行するためには、担当者やチームの構成、役割分担が明確であることが必須です。さらに、定期的かつ効果的なコミュニケーションが行われる体制が整っていることも重要でしょう。

自社の要望やフィードバックが適切に反映されるよう、柔軟なコミュニケーションが取れるかどうかも、重要なポイントです。

「質問に対しての解答が明確」「自社からの連絡に対する返信が早い」など、いくつか判断基準を設けて照らし合わせてみると良いでしょう。

リニューアル後の運用などもサポートしてくれるか

サイトリニューアルは、公開後の運用が重要な段階となります。制作会社がリニューアル後のサポートや運用管理を提供してくれるか否かを、事前に確認しておきましょう。

サイトのメンテナンスやアップデート、セキュリティ対策、コンテンツの更新など、リニューアル後も長期的なサポート体制を整えていることが望ましいです。

また、継続的な分析や改善提案をおこなうかどうかも、サービスの質を判断する重要な基準となります。リニューアル後も継続的なサポートを受けることで、Webサイトを常に最適な状態に保ちやすくなります。結果的に、企業のビジネスの成長を促すことになるため、リニューアル後のサポート内容はしっかりと確認しておきましょう。

BtoBサイトのリニューアルならTHINkBALへ

BtoBサイトのリニューアルは、企業のビジネス目標達成に欠かせない重要なステップです。THINkBALは大手企業の制作実績から各分野における豊富な経験と実績を持ち、顧客のニーズに合わせた最適なサイトリニューアルをおこなっています。

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まとめ

この記事では、BtoBサイトリニューアルの際の重要なポイントと、適切な依頼会社の選び方について詳しく説明しました。適切なタイミングでのリニューアル、明確な目的と目標設定、適切な依頼会社の選定は、成功への一歩となります。

また、リニューアルは単に外観を更新するだけでなく、ビジネス戦略に沿った内容の最適化、ユーザー体験の向上、そして長期的な成果を目指すものであるべきです。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。