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Update: 2024/7/16

オウンドメディアの運用方法|成果の出るポイントを押さえて運用しよう

自社商品やサービスにはどんなオウンドメディアが合っているのか?オウンドメディア制作を考えているけれど何から始めてよいかわからない。そんな方に向けてオウンドメディアの効果的な運用方法を解説していきます。

  • これからオウンドメディアを作る人
  • 実際にどうオウンドメディアを運用すればよいかわからない人
  • オウンドメディア制作において何から手をつければよいかわからない人

オウンドメディアを運用することで、どのようなメリットがあるのか、どのような運用方法が大切なのかを見ていきましょう。

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オウンドメディアの効果的な運用方法5選

PCでサイト制作を考えている人の写真

ここからは、オウンドメディアの効果的な運用方法について解説していきます。自社商品やサービスの売上にもつながる内容なので、ぜひ読み進めて参考にしてみてくださいね。

目的を明確にしてKPIを設定する

KGIは目標となるゴールを定める必要があるという意味で、KGIから因数分解して、どの数値をKPIにしていくのか、という考えが必要になります。

KPIとは重要業績評価指標といい、業務の目標を数値化した指標になります。最終的なゴールに到達するまでに達成しなければいけない段階目標のことです。

KPIの例としては、以下のようなものがあります。

  • サンプル申し込み数を月間300人にする
  • リードの獲得数を月間100件獲得する
  • 月に10件成約獲得する

最終的な売上金額などのゴールへ到達するために必要な数値や目標は、運用目的で変わってきます。どんな商品を誰に届けたいのかで、KGIやKPIも変わってくることを意識しましょう。

戦略的な運用方針の設計

オウンドメディアを効果的に運用していく方法の一つとして、戦略的な運用方針の設計は非常に重要です。

運用方針なしに、オウンドメディアの運用を進めると成果が出ないだけでなく、運用にかけてきた費用が無駄となってしまうことも考えられます。オウンドメディアの戦略設計としては、

  • UIUXなどのサイト設計
  • キーワード設計
  • コンテンツ設計
  • コンバージョン設計

が必要となってきます。上記の戦略設計のもと、具体的にどのように運用していくかを定めてからオウンドメディアの運用を進めていきましょう。

継続的に運用していくための体制づくり

オウンドメディアで成功するためには、継続的な運用が必須です。その継続的な運用の肝となるのが体制づくりです。

オウンドメディア一つを運用していくのでも、

  • SEO
  • コピーライティング
  • リサーチ
  • ディレクション
  • UIUX

など、さまざまなスキルが必要となってきます。

各スキルにおけるスペシャリストを置いて、強固な体制を作っていくことが重要でしょう。少数精鋭で1人の負担が大きくなれば、更新の継続がむずかしくなるなどデメリットも多いです。

しっかりと体制づくりをして、長期的に運用を続けて成果を最大化するためにも、体制づくりは妥協しないようにしましょう。

SNS・Web広告などの連携

現代では、オウンドメディアの運用はSEO一本での集客効果はむずかしくなってきています。SNSやWeb広告などを連携させ、オウンドメディアで更新したコンテンツを活用しながら、SNSなどの別の集客経路を併用して運用することも非常に重要です。

特に、流入や認知を増やしたいと考えている場合などは、SNSの活用がおすすめです。現在のSNSは拡散力が高く、各SNSのおすすめなどに現れれば、ユーザーが受動的に情報を知ることができます。SEOなどの場合は、能動的に情報を取りにいくといった意志のユーザーなので、リードの確度は高いですが、拡散力には劣ります。

また、Web広告を活用することにより、より多くのコンバージョンを獲得することにもつながります。自社の目的によって、連携する集客方法は選択するようにしましょう。

Googleの評価軸やトレンドを定期的に確認する

Googleのアルゴリズムは、日々アップデートされています。Googleのアルゴリズムがアップデートされることにより、Googleの評価軸なども変わっていくことも多いです。

オウンドメディアを効果的に運用するためには、そういったGoogleの評価軸やトレンドを常に追って、継続的に確認していく必要があります。Googleのトレンドを追っておらず、一昔前の評価軸をもとに、運用を続けていたとなると、成果が思ったように出ないこともあります。

そういった問題を避けるためにも、Googleの最新情報は常に追っておきましょう。

オウンドメディアの基本的な運用方法

オウンドメディアのレイアウトを決めている人たち

収益につながるオウンドメディアを運用する為に大切な基本を解説していきます。

オウンドメディアの運用方法
  • 適切な運用目的や成果指標を設定する
  • データ分析を繰り返しながらPDCAを回す

適切な運用目的や成果指標を設定する

オウンドメディアを適切に運用するためには、目的や成果指標を明確に設定することが不可欠です。具体的なゴールを定めることで、その達成に向けた戦略を具体化し、運用の効率化を図ることが可能になります。

このアプローチにより、運用チーム全員が共通の目標に向かって努力することができ、それぞれの担当範囲や責任を明確にすることができます。

また、明確な目標設定は、必要な作業とそうでない作業を区別し、リソースを効率的に配分することを可能にします。チーム内で情報共有を積極的に行うことで、担当者の不在時でも他のメンバーがスムーズに業務を引き継ぐことが可能となり、作業の滞りを最小限に抑えることができます。

さらに、定期的なレビューをおこない、設定した成果指標に基づいて運用の成果を評価することで、戦略の有効性を検証し、必要に応じて改善策を講じることができます。

データ分析を繰り返しながらPDCAを回す

オウンドメディアの運営は、サイトをリリースしたら終わりというものではありません。

  • ユーザーがどのような経路でサイトにたどり着き
  • サイト内でどのような行動をとったのか
  • どの経路を通じて商品やサービスの購入に至った

のかなど細かな情報分析をおこない、その結果を基に問題点を洗い出し、修正していくPDCAサイクルを継続的に回す必要があります。分析するデータは時期や年齢、性別によって変動し、予測と異なる結果になることも珍しくありません。

しかし、これらの分析結果はオウンドメディア運用の今後に大きな影響を与え、商品やサービスがどのようなユーザー層に支持されているのかを明らかにします。

このプロセスは決して短期間で終わる作業ではなく、長期にわたる努力が求められますが、その結果として、より効果的なマーケティング戦略を策定し、オウンドメディアの価値を最大限に高めることができます。

オウンドメディアの運用の体制の整え方

オウンドメディアの制作をしている人たちのイラスト

自社の商品やサービスを効果的にアピールし、ブランド価値を高めるためにオウンドメディアの運用は非常に有効です。

しかし、その運用を成功させるためには、適切な体制の構築が欠かせません。この記事では、オウンドメディアを自社内で効率良く運用するために必要な体制について、その重要性と具体的な構築方法を深く掘り下げて解説していきます。

業務負荷が偏らないよう役割分担をする

オウンドメディア運用では効率が良く有能な人材や手の空いている専門知識のない人材に作業のリソースがいき、特定の人が負担になってしまうことも少なくありません。業務時間内の作業を優先すると、手が空いている人材に作業が回ってしまいますが、しっかりと役割分担をすることが大切です。

ここでは、実際にオウンドメディアを運用する上で、1人に業務負担が偏らないためにおこなうとよい方法を紹介します。

人材を確保

「今までの流れで、なんとなく手の空いている人に運用を依頼している」

このように、経験や専門的知識が無い人に任せてしまうことで、作業効率が悪く時間がかかりすぎてしまうことがあります。

専門的知識のある人材を確保することで、業務を滞らずスムーズに進め、効率的に成果を出すこともできるでしょう。

外注化も検討する

自社内でオウンドメディアの運用がむずかしい場合には、専門的知識のあるプロフェッショナル人材に外注することも検討しましょう。

自社商品やサービスに特化したオウンドメディア構築、作成、運用だけではなく、SEO知識やSNS運用知識が豊富な人材からのアドバイスは、PV数だけではなくCV率を高めることにもつながります。

費用はある程度かかりますが、優秀な人材を集める時間を考えると、外注に依頼する方が成果までにスピード感を感じられ、自社で人材を確保するよりも、将来的にコスパが良くなる可能性も高いでしょう。

業務をマニュアル化する

オウンドメディアの運用を成功に導くためには、業務プロセスをマニュアル化することが非常に効果的です。運用に関わる各フローを明確に文書化しておくことで、業務の標準化が可能となり、新たなメンバーが加わった際の教育や引き継ぎもスムーズにおこなえます。

マニュアル化により、それぞれのスタッフが担当する作業内容や、特定の状況下での対応手順が明確になるため、個々人の負担を軽減しながら、全体としての作業効率の向上が期待できます。

また、マニュアル化は、予期せぬ問題が発生した場合の迅速な対応や、品質の均一性を保つ上でも重要な役割を果たします。具体的な作業手順や、エラー発生時のトラブルシューティング方法が記載されたマニュアルがあれば、チームメンバーは自信を持って対処することができ、結果としてユーザーに提供されるコンテンツの質も安定します。

さらに、マニュアルは定期的に見直し、最新の運用状況や改善点を反映させることで、常に最適なガイドラインとして機能させることができます。このように、オウンドメディア運用の各フローをマニュアル化することは、チームの負担を軽減し、効率的かつ効果的にコンテンツを更新・運用していく上で欠かせない取り組みと言えるでしょう。

運用スケジュールを決める

オウンドメディアを成功させるためには、リリース後の定期的なコンテンツ更新が不可欠です。新鮮で魅力的な情報を提供し続けることで、ユーザーが度々サイトを訪れる動機を与えることができます。

理想的には、更新頻度を高めに設定し、ユーザーに常に新しいコンテンツを提供することが望ましいですが、担当者の不在やその他予期せぬ事態が発生する可能性もあります。このような状況に柔軟に対応するためには、事前に運用スケジュールを策定しておくことがチームの作業効率を向上させます。

単に特定のメンバーに更新作業を依頼するのではなく、チーム全体でスケジュールを共有し、誰もが更新作業を行える体制を整えることが重要です。これにより、担当者が不在の場合でも、他のメンバーがスムーズに業務を引き継ぎ、オウンドメディアの運用を途切れさせることなく続けることが可能となります。また、定期的なコンテンツ更新は、検索エンジンによる評価の向上にも寄与し、SEO対策としても有効です。

運用スケジュールを策定する際には、コンテンツのテーマ選定、制作、校正、公開までの一連の流れを明確にし、各ステップに必要な時間を見積もり、余裕を持ったスケジュールを設定することが望ましいです。このアプローチにより、チームは一丸となってオウンドメディアの質の高い運用を実現し、長期的な成功につなげることができるでしょう。

まとめ

オウンドメディアの制作にあたり、

  • 自社の商品やサービスを必要としているユーザー層は具体的にどのようなものか
  • どのようなアプローチが効果的か
  • 自社にとって最適なオウンドメディアの形態は何か

といった疑問を抱える担当者の方も多いかと思います。本記事を通じて、これらの疑問に対する解決策や改善策を考えるためのヒントを得られたのではないでしょうか。

自社の商品やサービスにふさわしいオウンドメディアの立ち上げを検討しているけれど、具体的にどのように始めれば良いのか戸惑っている方は、ぜひTHINkBALにご相談ください。

オウンドメディアの企画から制作、運用まで、一貫したサポートを提供させていただきます。自社製品やサービスの魅力を最大限に引き出し、ターゲットとなるユーザーに効果的に届けるための最適なソリューションを一緒に考えましょう。

コンバージョンにつながるオウンドメディア制作・運用支援

オウンドメディア制作 資料画像

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。