制作・運用別|採用サイトの制作で成功する7つのポイント
採用サイトとは、企業の採用に関する情報をメインに掲載しているWebサイトのことです。採用サイトがあることで、求職者は企業についていつでもどこでも知ることができ、企業は求職者に対して自社の魅力をいつでも伝えることができます。
また、採用サイトはWeb上で24時間採用活動をしてくれる便利なツールです。Web集客をおこなっていれば、採用サイトから求職者を効率的に集めることができるため、採用活動をしている企業にとっては必要不可欠なツールとなるでしょう。
しかし、ただやみくもに採用サイトを作成すればいいというものではありません。求職者に応募してもらうためにも、採用サイトを作成する際に押さえておきたいポイントがいくつかあります。
この記事では、採用サイトを制作することによる効果を説明しつつ、制作のポイントについて詳しく解説していきます。
採用サイトを制作することで期待できる効果とは
採用サイトで良い人材を発掘したい、採用したいと考えている企業の多いです。ここでは、採用サイトを制作することで期待できる効果を5つ紹介していきます。
企業の求める人材を獲得することができる
採用サイトを制作することで、企業が求める人材を獲得することができる可能性が高くなります。自社の採用サイトには、企業がどのような人材を求めているかについての情報が掲載されているため、事前に求職者を絞ることができます。
社内の雰囲気やどういった社風なのか、実際に動画や画像を交えながらコンテンツとして入れることで、求職者が自分とは合っている会社なのか、合ってない会社なのか判断する材料になるのです。そこの部分は非常に重要で、入社してから雰囲気に馴染めず早期離職につながってしまえばまた一から採用をすることになるので、社内のことが詳しくわかるコンテンツを掲載しておきましょう。
そうすることで、結果的に求める人材からの応募のみが増えて、人事担当者の業務効率化にもつながります。
志望度の高い求職者を集めることができる
採用サイトを制作することにより、求人サイトには掲載しきれない企業の魅力や文化、実際の仕事内容などの情報をより詳細に求職者に伝えることができます。それにより、企業への志望度を高め、企業側とマッチ度の高い求職者から応募してもらうことができます。
求職者から応募があり、仮に内定まで出したとしても志望度が低いと、内定を断られることがあります。このような事態は人事担当者としては避けたいことです。採用目標達成のために改めて採用活動をしなければならず、担当者の業務が増えて採用コストがどんどんと膨らんでいきます。
しかし、採用サイトに企業についての情報を詳細に掲載しておくことで、求職者の志望度を上げた状態で採用となると、内定後も採用後も辞退や退職は避けることができるでしょう。
自社のことについてより詳細に伝えることができる
採用サイトを制作することにより、自社のことについてより詳細に伝えることができます。特にランディングページを活用することで、企業のビジョンや文化、成果などを1ページにまとめて詳しく、かつビジュアル的に説明することができます。
これにより、求職者は企業の特徴や魅力について深く理解し、自身の志望度や適合度を判断することができ、応募へとつながります。
求職者と企業のミスマッチをなくすことができる
採用サイトを制作することにより、求職者と企業のミスマッチをなくすことができます。
採用サイトの役割として、求職者に対して企業の明確な情報を提供し、求職者が自身の志望度や適合度を正しく判断できるようにするためのものでもあります。
採用サイトがないと、志望度を上げることや求職者自身が企業の採用条件に合っているのかなどが不明瞭になり、仮に応募して採用されても、入社前と入社後でギャップが生まれて早期離職してしまう原因にもなります。
採用サイトは、事前に企業の採用情報を求職者に伝えることにより、求職者と企業のミスマッチを初期段階で避けることができるのです。
ミスマッチをなくすことで入社後の早期離職を防ぐことができる
採用サイトを用意しておくことで求職者と企業のミスマッチをなくし、入社後の早期離職を防ぐことができます。
先ほど説明した通り、採用サイトがないと入社前と入社後でミスマッチが起きる原因になります。そういった企業側と求職者側に齟齬が生まれてしまうことで、結果的に早期離職につながるのです。
早期離職につなげないためにも、企業は面接の段階で求職者に対してできるだけ開示できる情報は伝えておかなければなりません。採用サイトは情報を求職者に伝える役割を持っており、たとえば、採用条件や先輩スタッフの声、離職率やキャリアップのタイミングなど、数値的なコンテンツなどを提供することで、求職者が企業に対するイメージを持つことができます。
これにより、入社前入社後のギャップを少なくすることができ、入社後のモチベーションや満足度を高め、離職率を低下させることが可能になるのです。
実際に求職者はどれくらい採用サイトを見てる?
「採用サイトを作っても実際はどれだけ見ているの?」と疑問を持つ方も多いでしょう。そこで、「キャリタス就活2021 2021年卒 採用ホームページに関する調査」の内容を元に、データを見ていきましょう。
まずは、「企業研究を行う上で有益な情報源」として以下のようになっています。
志望企業について調べる上で有益だった情報源として、最も多いのは「個別企業のホームページ」で57.2%と半数以上が企業の採用サイトやコーポレートサイトを情報源として、活用していることがわかります。これは企業の顔であるコーポレートサイトはもちろん、採用サイトがあれば目を通している就活生も多い可能性が高いということが考えられます。
次に、「採用ホームページの閲覧度合」についてのデータです。
どの程度の割合の人が採用ホームページを閲覧したのかを調査したところ、「かなり目を通した」と回答した人が63.5%、「目を通した」と回答した人が32.7%と合わせると、9割以上の学生が採用サイトを閲覧していることがわかります。
以上のことから、新卒採用限定ではありますが、採用サイトは就職活動において非常に重要な役割をしており、半数以上が有益な情報源として活用し、9割以上が採用サイトを閲覧して、企業について知ろうとしていることがわかります。
制作・運用別|効果の出る採用サイトの7つのポイント
効果的な採用サイトを作成するために、ここでは「制作編」で4つのポイント、「運用編」を3つのポイントにわけて紹介していきます。
制作編
まずは、採用サイトの肝となる制作についてのポイントを紹介します。制作編では、掲載する内容やサイト内の導線などについて、4つのポイントにわけて解説していきます。
掲載する情報を整理してから制作をする
採用サイトを制作する際には、掲載する情報を整理し、企業視点から情報を提供するだけでなく、求職者視点で何を知りたいのかを考慮し、コンテンツを掲載することが重要です。
「キャリタス就活2021 2021年卒 採用ホームページに関する調査」によると、採用ホームページでよく閲覧したコンテンツがフェーズ別によって異なることがわかるデータがあります。
簡単に抜粋すると、各フェーズで閲覧されているコンテンツTOP3は以下の通りです。
- インターンシップへの応募・参加時
1位:事業内容・実績、2位:インターンシップ・説明会情報、3位:日常の業務 - エントリーや本先行応募をするかどうかを判断するとき
1位:事業内容・実績、2位:待遇・福利厚生・ワークライフバランス、3位:日常の業務 - エントリーシートの作成時や面接時
1位:企業理念・トップページ、2位:事業内容・実績、3位:会社概要 - 内定承諾・事態を判断する際
1位:待遇・福利厚生・ワークライフバランス、2位:事業内容・実績、3位:日常の業務
これらが求職者の主なニーズとなっています。各フェーズを想定し、ユーザーファーストでコンテンツを作成していきしましょう。
内定・入社までの選考ステップを詳細に載せる
採用サイトには、内定までの選考ステップを詳細に掲載することもポイントのひとつといえます。求職者は、選考フローや面接の流れなどについてどういう段階で進んでいくのか不安を抱えていることも多いです。そういった求職者の不安を解消するためにも、具体的に選考フローを掲載しておくことで、安心して面接などに進むことができます。
たとえば、面接回数は何回なのか、何回目の面接でどういった担当者と対面になるのかなどが重要となってきます。詳細な情報を提供することで、企業の信頼性にもつながっていくのです。
応募フォームの導線はわかりやすくする
採用サイトの応募フォームは、わかりやすい導線を設計することが重要です。求職者が迷わずに応募の手続きを進めることができるように、シンプルで直感的なフォームデザインを採用しましょう。
煩雑な手続きや不必要な情報の入力を避けることで、応募率を向上させることができます。また、応募フォーム内には他のリンクなどは貼らずに、送信ボタンと入力画面だけが映し出されるようにしておくことで、求職者は離脱することなく応募をすることが可能になるのです。
応募フォームはシンプルに簡潔に応募しやすい項目にする
応募フォームの項目はシンプルで簡潔にし、応募者がスムーズに応募できるようにすることが重要です。必要な情報のみを求め、冗長な項目を省略することで、求職者の負担を軽減し応募しやすさを高めます。
別で履歴書などを提出してもらう場合は、応募フォームは経歴のみ記載や志望動機や自己PRなどは簡単なものでも良いでしょう。
以上の通り、効果的な採用サイトを制作するためには、掲載する情報の整理、詳細な選考ステップの掲載、わかりやすい導線やシンプルな応募フォームが重要なポイントとなってきます。これらを抑えて使用サイトの制作を進めるようにしましょう。
運用編
採用サイトは、制作後の運用が採用で成果を出すのが最も重要になってきます。運用編では、3つのポイントに絞って解説します。
自社の最新情報などを更新し続ける
採用サイトでは、自社の最新情報や求人情報を定期的に更新することもポイントのひとつです。更新された情報は求職者にとって貴重な情報なので、企業に対しての興味度合いが高まる可能性があります。人事業務やその他の業務と兼任で採用サイトを更新する時間のない企業は、運用を専門の会社に任せることも検討しましょう。
当サイトを運営するTHINkBALは、採用サイトの運用もサポートが可能です。Webマーケティングの視点から企業の魅力を最大限に伝え、企業が希望している優秀な人材を確保するための運用を進めていきます。採用サイト運用について相談する
求人サイトとの連携
効果的な運用を実現するためには、採用サイトと求人サイトの連携も重要なポイントのひとつです。求人サイトでの求人情報の掲載やWeb広告などを通じて、より多くの求職者にアクセスしてもらえます。求人サイトと採用サイトの連携により、より効果的な採用活動を展開していきましょう。
求人サイトからの導線を採用サイトに設けることで、求人広告から見つけてきてより詳しく企業のことを知りたいとなった時に、自社の採用サイトで具体的に企業のことを知ることができるので、求職者としても安心して選考を進めることができます。
分析と改善を繰り返す
運用する採用サイトの効果を最大化するためには、データの分析と改善が欠かせません。アクセス解析や応募データの収集などを通じて、採用サイトの効果を評価し、必要な改善をおこないましょう。定期的な分析と改善を繰り返すことで、求職者との接点を強化し、より優れた採用サイトを構築することができます。
また、採用サイトだけでなく連携している求人サイトからの送客や応募数なども把握しておくようにしましょう。応募数が減少している求人サイトがあれば、他の求人サイトに切り替えたり採用サイトを強化するなどの対策も必要になってきます。適宜、分析して柔軟に対応していくことが重要です。
以上の通り、効果的な採用サイトの運用をおこなうためには、自社の最新情報の更新、求人サイトとの連携、分析と改善の継続が採用サイト運用の大きなポイントとなります。
まとめ
採用サイトの存在は企業・求職者の両者にとって非常に重要です。企業にとっては求職者に自社の魅力を詳細に伝えることができ、ミスマッチを少なくしたり、志望度の高い応募数を増やしたりなどの効果が期待できます。
- 求職者の9割は採用サイトや企業のサイトを閲覧している
- 採用サイトは求職者ファーストな内容を掲載する
- 公開後は求人サイトとの連携が重要なポイント
求職者にとっては企業の情報が手に入る重要な役割を担っています。企業について情報がわからないと、入社後のミスマッチのリスクが高まりますし、志望度が低くよく理解していないまま面接に挑み、不採用と判断される可能性もあります。
採用サイトは重要な役割を担っているため、採用活動をされていてまだお持ちではない企業様は、ぜひ採用サイトを制作してみてはいかがでしょうか?
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