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SEO
Update: 2024/6/14

逆SEO対策で企業を守る|自社の悪評や誹謗中傷コンテンツを受けたときの対策

「自社の評判を下げるコンテンツに困っている」「逆SEOってどんな効果があるんだろう?」と気になっている人も多いのでないでしょうか。

  • 企業や製品・サービスの悪評が上位表示してしまっている企業
  • ネガティブな内容のコンテンツの拡散を減らしたい企業
  • 逆SEOについて知りたい人

逆SEO対策とは、企業や個人に関する悪質なコンテンツ掲載しているページの順位を下げることをいいます。順位を下げるためには、自社サイトで質の高いコンテンツを継続的に配信し、自社の評判を下げるコンテンツよりも上位の順位を獲得し、悪評の拡散を防ぎます。

この記事では、具体的な逆SEO対策の手法やメリットについて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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逆SEO対策とは

逆SEOとは、企業や個人についての誹謗中傷や悪質なコンテンツを掲載するサイトよりも、自社のWebサイトの検索ランキングが上回るように最適化します。

それと同時に根拠のない内容、誹謗中傷や法的措置が必要なコンテンツなどは、発信元やGoogleに削除依頼をします。別名、「リバースSEO」や「ネガティブSEO」ともいいます。

逆SEO対策の目的は、企業や個人のネガティブなコンテンツの検索順位を下げて、ユーザーがネガティブな内容を見る機会を最小限に抑えることです。そうすることで、自社の風評被害を防ぎ、イメージの向上へつなげます。

逆SEOのメリット

逆SEO対策とは、自社のサイトの検索順位を上げ、他のサイトの検索順位を相対的に下げる戦略です。この逆SEO対策をおこなうことで、以下のようなメリットがあります。

  • 特定のページの順位を下げることができる
  • 悪質な内容による、企業の風評被害を防ぐことができる
  • 企業や商品・サービスのイメージ向上につながる

企業やサービスの知名度が高くなるにつれて、人々の目に触れることも多くなります。そうすると、次第にネガティブな内容を含むコンテンツの発信がされる機会も多くなります。

そうなった時のリスクヘッジ的な意味でも、早い段階から逆SEO対策をしておくのがおすすめです。

特定のページの順位を下げることができる

逆SEO対策の主なメリットは、企業にとってネガティブな内容を含む特定のWebページの検索順位を下げられることです。これにより、企業や個人のオンラインでの評判を守ることができます。

特に企業やサービス名と「評判悪い」「口コミが良くない」「最悪」「やばい」といったキーワードで、自社の評判を下げるようなコンテンツが上位表示されていないかを注意しましょう。

自社のコンテンツで悪質なコンテンツよりも上位の検索順位を獲得することで、ユーザーの目から悪評を遠ざけることできるのです。

ただし、大量に記事を生成して検索順位を獲得するなど、スパム行為のような逆SEOは、検索エンジンのガイドラインや倫理的な基準に反する行為とみなされるので注意しましょう。

企業の悪質な内容による風評被害を防ぐことができる

逆SEOをおこなうことによって、企業の風評被害となる情報をユーザーから遠ざけることができます。また、自社のコンテンツは企業に対する誤解を解消することにもつながるでしょう。

具体的な施策としては、誹謗中傷や悪質なコンテンツなどは削除依頼をします。さらには、正しくない情報やネガティブなコンテンツよりも良い記事を作成し、上位表示してしまっているネガティブコンテンツよりも高い検索順位を獲得することが大切です。

逆SEO対策はあくまで悪質なコンテンツに対しておこなうものとなります。そのため、正当な評価やコンテンツに対して、逆SEO対策をし印象を操作することはやめましょう。

企業や商品・サービスのイメージ向上につながる

逆SEO対策で質の高いコンテンツを配信し検索順位の上位を獲得することは、企業や商品・サービスのイメージ向上にも大きく貢献します。

たとえば、これまで「◯◯(サービス名) やばい」というキーワードで、自社の評判を意図的に落とすようなコンテンツが上位表示されていたとしましょう。

その場合、自社サイトでその「やばい」と言われている事象についての検証や良い意味での「やばい」といった内容のコンテンツを配信し、上位表示させます。そうすることで、ユーザーの誤解を解くことができるでしょう。

また、質の高いコンテンツで企業や商品・サービスに対して、正しい価値ある情報を提供できるため、最終的に企業のイメージをもっと向上させることができるのも大きなメリットなのです。

逆SEO対策のやり方

逆SEO対策では以下のような対策をおこないます。

  • 発信元に削除依頼を送る
  • Googleに削除申請を申し出る
  • 自社サイトの順位をあげる

逆SEO対策では、検索結果における自社サイトの順位をあげ、相対的にネガティブなコンテンツの順位を下げることがメインの対策です。

しかし、根拠のない誹謗中傷や法的な措置が必要な内容など、かなり悪質度が高いコンテンツの場合は、並行して発信元やGoogleに削除申請などもおこなうことが大切です。

発信元に削除依頼を送る

逆SEO対策で一番良いのは、ネガティブなコンテンツを掲載しているWebサイトの運営者や発信元に対して削除依頼を送り対応してもらうことです。これは、特に事実に基づかない誹謗中傷や、名誉毀損にあたる内容が掲載されている場合におこないます。

削除依頼をおこなう際には、以下のような削除するべき理由を丁寧に伝え、依頼をすることが重要です。そして、まずは話し合いによる解決を求めるアプローチをおこないましょう。

削除依頼で伝える内容
  • 削除を依頼するコンテンツがなぜ不適切なのか
  • どのようにして貴社や個人の権利を侵害しているのか
  • 場合によっては法的措置を取る必要があること

なお、削除依頼が受け入れられないケースや、時間がかかるケースもあります。また削除依頼自体がネガティブな発信をヒートアップさせるようなリスクもあるため、慎重な判断が必要です。

個人間や企業間でのやり取りがむずかしいと感じる場合には、弁護士なども交えて対応することをおすすめします。誹謗中傷やネットトラブルで悩んでいる方は、法律相談ナビを活用して対策を考えてみてください。

また、実際に相談したい方は、こちらのベンナビにてオンラインの無料相談もおこなっています。ネガティブ内容を見つけたけど、どう対処すれば良いかわからないといった方は一度相談してみましょう。

もし、削除依頼がうまくいかないケースやネガティブなコンテンツが多数存在する場合には、これから紹介する他の逆SEO対策をおこないましょう。

Googleに削除申請を申し出る

逆SEO対策として、Googleに対して不適切なコンテンツの削除申請をするのも1つの手法です。Googleは以下のケースに当てはまる場合などに削除を承認します。

・露骨なまたはわいせつな個人的画像・本人の意思によらないフェイクポルノ
・自分や自分の名前とは無関係であるはずのポルノ・個人情報(PII)または晒し行為のコンテンツ
・不当な削除方針を持つサイトに掲載されている自分に関連したコンテンツ
・未成年の画像
・著作権侵害
・商標権侵害
・裁判所命令

引用:Google検索ヘルプ

削除申請をおこなう際には、該当するコンテンツがなぜGoogleのポリシーに違反するのか、なぜ削除が必要なのかなどの説明が必要です。場合によっては法的な文書や証拠の提出が求められることもあります。

なお、Googleでの削除承認にかかる期間は明示されていません。削除に1ヵ月以上かかることもあるようなので、他の対策と一緒におこなうのが効果的です。

自社サイトの検索順位を上げる

逆SEOのメインの戦略は、自社サイトやポジティブなコンテンツの検索順位を積極的に上げることです。この方法では、相対的にネガティブなコンテンツを検索順位を下げることを目的としています。

一般的なSEO対策である、適切なキーワード戦略、高品質なコンテンツの作成と定期的な更新、外部対策やユーザービリティの改善などをおこないましょう。また、自社に関するネガティブなキーワードで、検索結果の上位を獲得することも有効的です。

たとえば、キーワードボリュームがわかるツールを用いて、

  • 「◯◯ 最悪」
  • 「◯◯ ゴミ」

といったネガティブなキーワードで検索されていないかを確認します。もし検索数が多いのであれば、該当キーワードを含みつつ、そうではないといったポジティブな内容を追記し、上位表示を狙います。

このようにして、ネガティブなコンテンツよりも自社サイトやポジティブなコンテンツが検索結果で優位に立つことができれば、誹謗中傷などのネガティブな情報の影響を軽減できるでしょう。

逆SEO対策は危険がいっぱい

逆SEO対策は、その実施方法によってはGoogleのガイドラインに反するリスクがあります。

たとえば、検索エンジンの結果を意図的に操作するために、コピーコンテンツを大量に作成したり質の低いリンクを設置するなどです。これらの手法をおこなうことで、コンテンツの検索順位が下がることはありますが、一時的なもので根本の解決にはなりません。

また、他のサイトの順位を意図的に下げるようなスパム行為は、Googleからペナルティを科せられ、自社サイトの運用ができなくなる場合もあります。このような事態になれば、悪い口コミと同時に企業自体の信頼も失ってしまうことにつながります。

これまで紹介したように自社のWebサイトの順位を上げることに注力しながらも、倫理的に正しい手段でコンテンツの削除などをおこなうようにしましょう。

まとめ

逆SEO対策とは、自社のネガティブなコンテンツや評判に対して影響を少なくするための手段です。

主な手法としては、自社で質の高いコンテンツを配信し検索上位を獲得することで、相対的に他の悪質なコンテンツの順位を下げる方法があります。また、誹謗中傷や法的措置が必要な場合などは、発信元やGoogleに削除申請をして、削除してもらうのも有効的です。

ただし、オンラインでの評判管理は意図的に操作するのは避け、あくまで公平かつ倫理的なアプローチで逆SEO対策をおこないましょう。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。