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SEO
Update: 2024/6/7

SEOにおけるクリック率向上のトリセツ|具体的な対策とは

Webサイトでの集客が思うように進んでいないと悩んだとき、気になるのが「クリック率」ではないでしょうか。

一般的に、SEOではどれくらいのクリック率が得られるものなのか、どの程度が相場であるのか、などはWebサイトを運営する担当者であれば、ぜひ知っておきたいポイントです。

  • 上位表示はしているけど、クリックが増えない人
  • SEO対策しているのにクリック率が伸び悩んでいる人
  • 記事を更新しているがアクセスが増えない企業

そこで、今回はSEOにおけるクリック率の相場やクリック率を算出するための計算式、クリック率を高めるためのポイントなどについて解説していきます。

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SEOでのクリック率の相場はどれくらい?

SEOにおけるクリック率は、Webページが検索エンジンの結果ページに表示された際に、どれくらいの割合でクリックされるかを示す指標です。クリック率は、Webサイトの検索結果における魅力度や関連性を測る重要な指標となります。

クリック率の相場は、検索結果の位置、業界、検索クエリの種類などによって大きく変動しますが、一般的には検索結果の上位に表示されるほど高くなる傾向にあります。

ちなみに、クリック率の相場は、以下のとおりです。

検索順位クリック率
1位13.94%
2位7.52%
3位4.68%
4位3.91%
5位2.98%
6位2.42%
7位2.06%
8位1.78%
9位1.46%
10位1.32%

※参考:seoClarity

検索順位の1位と2位の時点ですでに大きな差が生じます。いずれも上位表示されていながら、2倍近くも数値に違いがあるのです。

日本の検索上位におけるクリック率

日本における検索結果の上位に表示されるWebページのクリック率は、一般的に高い傾向にあります。検索結果の1位に表示されるページは、平均的に最も高いクリック率を獲得します。これは、ユーザーが情報を探す際に、最も信頼性が高く関連性のある情報とみなされるためです。

しかし、具体的な数値は検索クエリの性質や業界によって異なり、また検索意図(情報検索、購買検索など)によっても変わってきます。

クリック率を算出するための計算式

クリック率は、以下の計算式によって算出されます。

上記の計算式で、Webページが検索結果に表示された際に、どれだけの割合でクリックされたかをパーセンテージで示すことが可能です。高いクリック率は、検索結果においてWebページがユーザーにとって魅力的であることの現れであり、その逆もまた然りであることを覚えておきましょう。

サイトごとのクリック率はなんとも言えない

Webサイトのクリック率は、そのサイトが提供するコンテンツの種類、対象とするユーザー、さらには選択されるキーワードで変動します。つまり、一つの基準で全てのサイトのクリック率を測ることは不可能であり、各サイトの特性を考慮した上で評価する必要があります。

また、業界の競争状況や検索意図の違いも、クリック率に影響を与えます。そのため、「サイトごとのクリック率はなんとも言えない」というのが現実的な見方と言えるでしょう。

商材やキーワードによってもさまざま

サイトのクリック率は、取り扱っている商材やターゲットとするキーワードによって大きく異なります。

たとえば、一般消費者向けの商品を扱うECサイトと、特定の業界向けの専門サービスを提供するBtoBサイトでは、ユーザーの検索行動や関心が異なるため、クリック率にも差が生じます。

また、一般的なキーワードでは競合が多くクリック率が低下するリスクがありますが、ニッチなキーワードでは競合が少ないため、比較的高いクリック率を得やすくなります。そのため、商材や業界特性に応じた戦略が求められます。

クリック率はロングテールの方が高い傾向にある

ロングテールキーワードは、クリック率が高い傾向にあります。ユーザーの具体的なニーズや検索意図をより正確に反映していて、検索結果に表示された際にその内容がユーザーにとって魅力的に映るからです。

ユーザーが詳細な情報を求めている場合、ロングテールキーワードに最適化されたページは、そのニーズにマッチするためクリックされやすくなります。

コンバージョンに近いキーワードもクリック率は高め

コンバージョンに直結するキーワード(購入、予約)や、特定の製品名やサービス名を含むキーワードを検索するユーザーは、購買意欲が高いと考えられます。上記のキーワードに最適化されたページは、ユーザーがアクションを起こすことが多いため、クリック率が高くなる傾向にあるのです。

ユーザーの購入意欲や具体的な行動に直結するキーワードをターゲットにすることは、高いクリック率だけでなく、高いコンバージョン率を達成するための有効な戦略でしょう。

Webサイトのクリック率を上げるには

Webサイトのクリック率を上げることは、より多くの訪問者をサイトに導き、最終的にはコンバージョンの機会を増やすために非常に重要です。

とはいえ、具体的にどのようにしてWebサイトのクリック率を高めれば良いのかわからない人も多いでしょう。ここでは、SEOにおけるクリック率の向上方法について、特に効果的な方法を3つ紹介します。

タイトルをキャッチーなものに変更する

SEOでクリック率を高めるためには、タイトルの調整をおこなうことが重要です。

タイトルは、ユーザーが検索結果で最初に目にする部分であり、クリックを促すためにも最も重要です。

上位表示しているにもかかわらず、クリック率が芳しくない場合は、タイトルをキャッチーなものに変更することが大切です。タイトルを作成する際には、ユーザーの好奇心を刺激するような言葉を使います。ただし、過度な誇張は避け、検索クエリに対する回答や解決策を提供していることが伝わるようにしましょう。

タイトルが魅力的であればあるほど、ユーザーはそのリンクをクリックする可能性が高くなり、結果的にサイトのクリック率を向上させることができます。

定期的に更新して更新日を最新日にする

クリック率を高めるためには、定期的な記事の更新が必要です。Webサイトのコンテンツの更新日をなるべく最新に保つことで、ユーザーと検索エンジンの両方にとって信頼性の高いと判断されます。

コンテンツが最新であることは、情報の正確性と関連性を示すため、検索エンジンの評価が高まります。また、訪問者自身も最新で、なおかつ価値のある情報を求めています。最新の更新日が表示されていると、そのサイトが現在もアクティブであること、そして提供されている情報が最新のものであることが伝わります。

サイトやコンテンツの信頼性を高めることで、結果的にクリック率の向上につながります。更新をおこなう際には、単純に日付のみを変更するのではなく、内容に実質的な加筆や改善を施し、ユーザーにとって更なる価値を提供することが重要です。

キーワードの精査をおこなう

Webサイトのコンテンツに対してキーワードの精査をおこなうことは、検索エンジンによる適切な評価を受け、ユーザーにコンテンツを届けるためにも不可欠です。

適切なキーワードを用いることで、検索結果においてより高い位置に表示される可能性が高まり、クリック率の向上に直結します。

また、キーワードの選定にあたっては、検索ボリュームが高いキーワードを選ぶのではなく、コンテンツの内容と密接に関連し、かつユーザーの検索意図に合致するものを選ぶことが重要です。

クリック率が全てではない!それ以外にも着目したい数値

クリック率はWebサイトのパフォーマンスを測定する上で重要な指標の一つですが、それだけが全てではありません。Webサイトの成功を総合的に評価するためには、クリック率以外にも多くの指標に注目する必要があります。

ここからは、クリック率以外にも着目しておくべき数値について解説します。

コンバージョン率

コンバージョン率は、サイト訪問者が特定の目標行動(商品購入、問い合わせ、メール登録など)を達成した割合を示します。サイトが設定した目標に対してどれだけ効果的に機能しているかを測定するためにも重要な指標です。

高いクリック率を持つページであっても、最終的なコンバージョンにつながらなければ、ビジネスの成長には寄与しません。

したがって、クリック率と並んでコンバージョン率にも注目し、サイトの設計やコンテンツの改善をおこなうことが重要です。

アクセス数

アクセス数は、Webサイトへの訪問者数を示し、サイトの人気度や露出度を測るための基本的な指標です。多くの訪問者を惹きつけることができれば、それだけ多くの潜在顧客にアプローチできます。結果的に、アクセス数の増加はサイト運営の成功につながるでしょう。

ただし、質の高いトラフィックを獲得することが最終的な目標であるため、アクセス数の増加に伴って、コンバージョン率やユーザーエンゲージメントの向上にも努める必要があります。

まとめ

本ページでは、クリック率の重要性に加えて、コンバージョン率やアクセス数など、Webサイトのパフォーマンスを評価するための重要な指標について解説しました。

クリック率はWebサイトがユーザーにどれだけ魅力的かを示す指標ですが、サイトの最終的な目標達成にはコンバージョン率の最適化やアクセス数の増加も同様に重要です。これらの指標をバランス良く向上させることが、成功への近道となるでしょう。

THINkBALでは、SEOのプロとしてクリック率の向上を視野に入れた戦略立案や施策の実施などをおこなっています。コンバージョンに課題を感じている企業の担当者の方は、ぜひ一度THINkBALにお問い合わせください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。