Adobe XDでのサイト制作はおすすめ!XDを使うメリットや使い方を解説
サイト制作では「Photoshop」や「Illustrator」などのソフトが今までの主流でした。
PhotoshopやIllustratorはデザイナーであれば、一度は触れたことがあるはずです。両者とも直感的な感覚で操作できるため、使い方さえわかってしまえば使いやすいでしょう。
- Adobe XDの特徴がわからない人
- Adobe XDが使いやすい理由を知りたい人
- 他のシステムとの違いについて知りたい人
しかし、近年では上記のソフトよりもさらに直感的に操作できるソフトが登場しました。それがAdobe XDです。Adobe XDはサイト制作において主流になりつつあります。そこで、この記事はAdobe XDの特徴やメリットを紹介します。
AdobeXDの特徴
Adobe XDはサイト制作の初心者でも安心して利用できるソフトです。
ここではAdobe XDの概要を紹介します。
- Adobe XDについて
- Adobe XDの機能は?
- Adobe XDにかかる費用について
AdobeXDとは?
Adobe XDとはアドビ株式会社が提供するデザインソフトです。
アドビ社は「世界を動かすデジタル体験を」というミッションを掲げた会社で、Webサイトやアプリなどの制作を手助けするデザインソフトを主に提供しています。
かつてのアドビ社はPhotoshopやIllustratorなどの製品を中心に提供していました。これらのソフトは使い勝手が良くて、多くのデザイナーたちが利用しています。
2015年度には47億9600万ドルだった売上は、2018年度には90億3000万にも達しました。たったの3年でおよそ2倍もの金額の売上を伸ばしています。このように成長を続けるアドビ社を支えているのがAdobe XDの存在です。
Adobe XDではコーディングが必要なく、感覚的に操作できるのが特徴的です。その結果、世界中の企業がAdobe XDを活用しています。
例えば、世界的人気FPSゲーム「バトルフィールド5」にもAdobe XDは利用されています。
Webサイトやアプリだけにとどまらず、頭の中で思い描いたデザインを多くの媒体に反映できるのが強みといえるでしょう。
AdobeXDの機能
Adobe XDでは大きく分けて3つの機能があります。
- デザイン作成
- プロトタイプ作成
- 共有、コメント
デザインの作成ではデザインの基本である、ワイヤーフレームを簡単に制作可能です。
Adobe XDでは基本的なデザイン編集技術に加えて、「リピートグリッド」と呼ばれる機能を搭載しています。リピートグリッドとは、要素の繰り返しがドラッグ操作のみでできてしまう機能のことです。
特にWeb制作においては、何かの要素が連続してしまうことが多々あるでしょう。そんなとき、いちいち編集作業をしていては効率が悪くなってしまいます。
そこで、リピートグリッドを利用することで簡単に作成できてしまいます。要素の間のマージンもドラッグひとつでできてしまいますので、こだわりの強いサイト制作まで簡単にできるでしょう。
さらに、プロトタイプ作成では、自動アニメーションが簡単に加えられます。この簡単な操作でUIデザインまでいじれてしまうのがAdobe XDが人気の秘訣です。
また、コメントを残すこともできますので、クライアントとの共有までワンストップできるのも嬉しい機能でしょう。
AdobeXDのプランや費用
Adobe XDのプランは2種類です。まずはそれぞれのプランの特徴をまとめてみました。
XD単体プラン | コンプリートプラン | |
価格 | 1,298円/月 | 6,248円/月 |
サービス内容 | Webサイトやアプリなどのデザインを作成でき、共有できる | XDはもちろんのこと、PhotoshopやIllustrator、After Effectsなど20以上のアプリが利用できる |
ドキュメントの履歴 | 30日間 | 60日間 |
それぞれ用意されているプランは異なりますが、事業利用するのであればコンプリートプランの利用をおすすめします。
Adobe XDが優秀なソフトであるとはいえ、PhotoshopやIllustratorなどのアプリを利用した方も多いはずです。特に事業目的でのWebデザイン制作ともなると、Adobe XD以外のソフトが必要になる場面は出てくるかもしれません。
そこで、その都度アプリを導入していては作業のモチベーションが低下しますし、必要以上に経費がかかってしまいます。
例えば、Photoshopを必要な場面であらためてソフトをインストールしたとしましょう。それだけで毎月2,728円かかってしまいます。プレミアムプランの利用であれば、Adobe XDに加えてPhotoshopやIllustratorなどのソフトを利用したとしても毎月6,248円しかかりません。
経費の節約のためにもプレミアムプランの導入を検討してください。
AdobeXDがおすすめの理由
サイト作成の際に失敗しないためにも、Adobe XDがおすすめの理由を紹介します。
おすすめの理由は以下の4つです、
- 操作がシンプルで使いやすい
- 起動や動作が速く容量が軽い
- 繰り返し機能で効率化が可能
- プロトタイプの作成が簡単
操作がシンプルで使いやすい
Adobe XDはWebサイト制作のデザイン段階において、直感的な操作を提供しています。PhotoshopやIllustratorなどのソフトも十分に使いやすいです。
しかし、Adobe XDの操作性は一線を画します。特にプレミアムプランにおいてはXDでレイアウトを作成しつつ、Photoshopで細かなデザインを用意するという手段も可能です。
目的に合わせて自分の使いやすいソフトを利用できるのは、作業の効率化へとつながるでしょう。さらに、無料スターターキットを利用すればAdobe XDの使い方を学べます。
そのため、もし使い方に疑問が生じたとしても困ることは滅多にないでしょう。
起動や動作が早く容量が軽い
Adobe XDの特徴として、起動までが速いという点が挙げられます。同じアドビ社のデザインソフトのPhotoshopと比べても、かなり快適に利用可能です。
例えば、ソフト内のページの機能を持つアートボードをいくつか作成したとしましょう。Photoshopでこのアートボードを増やすとなると、それなりに容量がかかります。
そのため、パソコン全体の動作がカクつきやすく使いにくいです。しかし、Adobe XDではアートボード数を増やしたとしても問題なく利用できます。
この理由として考えられるのが、Adobe XD自体のファイル容量の軽さでしょう。PhotoshopとAdobe XDで同じページ数のファイルを作成したとしても、Adobe XDのファイルの方が軽いです。
繰り返し機能で効率化が可能
Adobe XDではリピートグリッド機能が搭載されています。リピートグリッドとは、先述した通り要素の繰り返しがドラッグ操作のみで完結してしまう機能のことです。
illustratorなどの従来のデザインソフトであれば、手動で繰り返しデザインを用意する必要がありました。そのため、パソコン内のショートカットキーを利用した作業をしていて、手間だと感じたことがあるデザイナーも少なからずいるはずです。
しかし、Adobe XDのリピートグリッドを利用すれば簡単に同じ要素を複製できてしまいます。従来かかっていた作業時間を他の作業に充てられるようになりますので、質の高いデザインが完成するでしょう。
プロトタイプの作成が簡単
Adobe XDはWebサイトのプロトタイプ作成に定評があります。デザインだけでなくプロトタイプまでできてしまうとなると、他のアプリを利用する手間が省けます。
特にプロトタイプ作成はユーザーの利便性を検証するためにも、Webサイト制作時には必ずしなくてはいけないことです。そこで、Adobe XDでは誰でも簡単にプロトタイプ作成ができるように自動アニメーション機能を提供しています。
自動アニメーションとは、アートボードに適用したシンボルが他のアートボードにも適用される機能のことです。
さらに、XDのアプリをケータイにインストールすれば、ケータイでもプロトタイプが確認できてしまいます。よりデザインを具体的に確認できますので、ユーザーの利便性が格段にアップするでしょう。
他のシステムとの違いは?
デザインソフトともなると、さまざまなツールが出回っています。そこで、Adobe XDが他の商品と異なる点を2つ列挙してみました。
他社より共有がしやすくXD内でのコミュニケーションが可能
Adobe XDは他社の製品よりも、コミュニケーションが取りやすい環境が構築されています。
今までの製品では、Webサイト制作の進捗状況をコミュニケーションアプリなどでわざわざ報告しなければいけませんでした。そのため、作業の進捗状況を報告するだけで、数日かかってしまうこともよくあります。
しかし、Adobe XDではURLによる制作状況の共有が可能です。共有時にはパスワードの設定もできますのでセキュリティ面も問題ありません。これらの機能を利用することで、部署間を超えたコミュニケーションが簡単になります。
Adobe社が提供しているサービスとの連携ができる
Adobe XDのプランは2つに分かれています。そのプランのうち「コンプリートプラン」ではアドビ社のサービスも利用可能です。コンプリートプランで利用できるアドビ社の主なサービスは以下の通りです。
- Photoshop
- Illustrator
- After Effects
- Adobe Fonts
これらのソフト以外にも合計20種類以上のソフトが使い放題です。コンプリートプランであれば、グラフィックデザインやフォントなど複数にアプリを利用することで制作の幅が広がります。
3本以上アドビ社のサービスを利用するのであれば、コンプリートプランの方がお得に利用できます。コンプリートプランへのアップグレードは、Adobeアカウントさえあれば簡単に設定可能です。
まずはAdobe XDの単体プランから利用してみて、他のアドビ製品も利用してみたければプランの変更も検討してみてください。
また、Adobe XDは他社との連携が多いのも特徴的です。例えば、ビジネスコミュニケーションアプリ「Slack」との連携も可能です。Slackを利用しているクライアントが多い方は、Slackとの連携もしておくことをおすすめします。
Adobeツールを使用したサイト制作について下記の記事にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
まとめ
ここまでAdobe XDの特徴などを中心に紹介しました。
Webサイト制作をするのであれば、充実したワイヤーフレームやプロトタイプの制作が必要です。
Adobe XDであればアドビ製品との連携も可能ですので、さまざまな需要に合わせたWebサイト制作ができます。ぜひ使ってみてください。
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