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Web制作
Update: 2024/4/28

WordPressに必要な初期費用は?料金プランについても解説!

  • WordPressでは何に費用がかかるのか項目が知りたい人
  • 予算的にどれくらいかかるのか目安も知りたい人
  • WordPressの初期費用を知りたい人

サイト運営やWordPressでのサイト制作に関して、このような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、WordPressの初期費用について紹介していきます。この記事を読めば、WordPressでサイト制作する際の初期費用や相場について理解できます。これからWordPressを利用する方は、ぜひ参考にしてください。

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WordPressでサイト制作する際に最低限必要な項目

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WordPressでサイト制作するには、以下のような項目が必要です。

WordPressのサイト制作手順
  • WordPressのインストール
  • ドメインとサーバーの契約
  • テーマの作成

ここからは、それぞれの見出しについて解説していきます。

WordPressのインストール

はじめに、日本版のWordPressサイトからWordPressをインストールします。WordPressは他のCMSサービスと比べてもインストールが簡単で、5分程度で完了します。WordPress パッケージをダウンロードしたら、解凍しておきましょう。

ちなみに、WordPressで複数のサイトを運用する場合は、複数インストールすることも可能です。詳細については、複数 WordPress サイトのインストール」から確認できます。

ドメインとサーバーの契約が必要

WordPressでサイトを開設するには、ドメインとサーバーの契約が必要です。ドメインとは、「ja.wordpress.org」のようなサイトの住所を表すものです。

一般的には企業のサイトでは「.com」が用いられ、日本向けのサイトには「.jp」が用いられることがあります。ドメインは自由に選択可能なので、以下のようなサービスからドメインを取得してみましょう。

またサーバーとは、サイト運営に必要なサーバーをレンタルできるサービスのことで、サイトやコンテンツに必要なファイルを管理する場所を意味します。

サーバーはサービスによってデータ転送量や処理速度が異なっているため、安心して利用できるサービスを選択しましょう。

サーバーをレンタルする際は、以下のようなサービスを利用します。

テーマの作成が必要

WordPressでサイトを運営する場合は、テーマの作成が必要です。ここで言うテーマとは、サイトの外観テンプレートのことです。一般的にはサイトを制作する際、サイトデザインを制作し、コーディングを行わなければなりません。しかしWordPressではテーマを選択することで、簡単に外観を変更することができます。

テーマは有料のものと無料のものがあります。企業がサイトを開設する場合は、有料テーマがおすすめです。有料テーマは種類が豊富なだけでなく、お問い合わせフォームのようなシステムのある要素が組み込まれていることがあります。

また、知識がある場合は選択したテーマを編集することも可能です。ただし下手に触ってしまうと外観が崩れてしまうため、知見のある人が編集することをおすすめします。

それぞれにかかる初期費用

WordPressを使ってサイトを制作すると、以下のような初期費用がかかります。

初期費用一覧
  • ドメイン代
  • サーバー代
  • テーマの作成代

ここからはそれぞれの費用について解説していきましょう。

WordPressのインストールは無料

WordPressのインストールは、無料で行うことができます。そのため、試しにWordPressを使ってみたいという方でも、簡単にインストールできます。

ドメイン代

独自ドメインを使用する場合は、およそ年間5,000円のドメイン代が必要になります。独自ドメインとは、世界で一つだけのオリジナルのドメインです。WordPressでは無料で利用できるドメインが付与されますが、これは他のユーザーと共通しているドメインであるため、独自ドメインではありません。

企業のサイトとして運営していくなら、独自ドメインを使用すべきです。無料のドメインの場合、WordPressを使用していることがわかりますし、信頼性にかけてしまいます。

サーバー代

サイトの規模によって金額は異なりますが、サイトを長く運営していくには数千円〜数万円のサーバー代が必要です。WordPressはサーバー代をかけずに利用することが可能です。しかしサーバーを契約しないと、以下のようなデメリットが発生してしまいます。

  • サイト内に広告が表示される
  • 容量が少ない

1つ目のデメリットは、サイト内に広告が表示されることです。サイトによっては広告が表示されることで、ブランディングに悪影響を及ぼすこともあるでしょう。ユーザーが快適に利用するには、広告は表示させないほうがいいです。

2つ目のデメリットは、容量が少ないことです。サーバーの容量が少ないと、動画や画像が表示できないため、コンテンツを公開できなくなってしまいます。企業としてサイト運営するには妨げになってしまうので、必ずサーバーは契約しましょう。

テーマの作成代

企業がサイトを制作するなら、テーマにも費用をかけましょう。WordPressのテーマは数千円〜1万円程度かかります。ただし、オリジナルのデザインにしたい場合は、テーマを編集する必要があるでしょう。WordPressはオープンソースで作られているため、HTMLやCSSなどの知識があれば、編集可能です。

ただし、これは知見がない場合には困難な作業になります。そこで一般的には、コーディングができる人に依頼することが多いです。

WordPressの初期費用を安く抑えるには

WordPressの初期費用を安くするためには、以下2つのポイントを知っておきましょう。

初期費用を安くするためのポイント
  • 複数見積もりを取ってサーバーの安いところを選ぶ
  • 初期費用を抑えたいなら開始時はシンプルなデザインで始める

ここからは、それぞれのポイントについて解説していきます。

複数見積もりを取ってサーバーの安いところを選ぶ

1つ目のポイントは、サーバーを安く抑えることです。サーバーを契約できる会社はいくつかあり、プランも様々な種類があります。そこで複数の見積もりを取ってプラン料金と内容を比較することで、最適なプランを選択することができます。

少し手間のかかる作業ではありますが、効率よく運用するには重要です。「安い」というキャッチコピーで飛びつくのではなく、プラン内容を吟味して選びましょう。

初期費用を抑えたいなら開始時はシンプルなデザインで始める

そして2つ目のポイントは、シンプルなデザインテーマから始めることです。有料のデザインテーマはいくつかありますが、金額が高ければ高いほどいいという訳でもありません。サイトのテーマやターゲットによって、どんなデザインがいいかは異なります。

そこでまずは、シンプルなデザインから始めてみましょう。シンプルなデザインテーマは比較的料金が安い傾向にあります。運営していく上で改善点が必要になった場合に、デザイナーやコーダーに依頼して、改修してもらうことも可能です。そのため、初めから高額なデザインテーマを選ぶのではなく、安くてシンプルなデザインからスタートしましょう。

WordPressの料金プランについて

WordPressには以下のように5種類の料金プランが存在しています。

WordPressの料金プラン
  • 無料プラン
  • パーソナルプラン
  • プレミアムプラン
  • ビジネスプラン
  • eコマースプラン

ここからは、それぞれのプランの費用や使える機能について紹介していきましょう。

無料プラン

無料プランは試しにWordPressを使ってみたい方や、ブログ感覚でお金をかけずにサイトを作ってみたい方に向けたプランです。

費用

無料プランであるため、WordPressでは一切費用がかかりません。

使える機能

無料プランでも、最低限の機能が備わったサイトを制作することが可能です。デザインはシンプルですが、美しいテーマが用意されています。

パーソナルプラン

パーソナルプランは、個人でサイトを制作したい人に向けたプランです。無料プランよりも充実していながら、個人でも負担できる料金設定となっています。

費用

パーソナルプランでは月額500円かかり、年間一括で支払うと6,000円かかります。

使える機能

パーソナルプランを選択すると、無料プランでは利用できない、以下の機能が備わっています。

  • 独自ドメイン初年度料金無料
  • 優れたホスティングサービス
  • WordPress.com 広告を削除
  • 支払いを受け取る
  • 無制限のメールサポート

最も注目すべき機能は、WordPress.com 広告を削除できることです。無料プランでは広告が表示されてしまうので、広告を削除したい場合はパーソナルプラン以上のプランを選択する必要があります。

また、何かトラブルがあった際は、メールでサポートしてもらうことができます。無料プランの場合はサイト運営を行なっている際、何か問題が発生しても自分で解決しなければなりません。そこでメールサポートがあれば、心理的負担も軽減するはずです。そのため、個人で利用する方でも、最終的にはサイトを介して収益を得たいと考えている場合は、サポートを受けられるパーソナルプランがおすすめです。

プレミアムプラン

プレミアムプランはフリーランサー向けのプランです。フリーランスの方は様々な働き方をしていますが、サイトが必要になるシーンは大きく分けて2つあるでしょう。

1つはアフィリエイトを行なって収益を行う場合です。そしてもう1つが、ポートフォリオを掲載する場合です。写真家やデザイナーの場合、自身の作品をみてもらうことで、依頼を受けることがあります。こうした場合に優れたサイトがあると、信頼度も高まります。

費用

プレミアムプランは月額900円かかります。これは年間一括払いだと10,800円となります。パーソナルプランに比べると4,800円の差がありますが、本格的なサイト運営を行うならそれほど高くないと感じるでしょう。

使える機能

パーソナルプランと比較すると、プレミアムプランでは以下の機能が使用できます。

  • ライブチャットサポート
  • 広告で収益を上げる
  • プレミアムテーマ
  • 動画をアップロード
  • Google アナリティクスの統合

アフィリエイトを行いたい場合は、プレミアムプランで広告で収益を上げる機能を使用するべきでしょう。そしてGoogle アナリティクスと統合できるため、効率的な運営も可能です。

またプレミアムプランでは、メールだけでなくライブチャットサポートも使用できます。メールでは数日またいでの連絡となりますが、チャットを使うとその場で問題を解決することも可能です。

ビジネスプラン

ビジネスプランは中小企業向けに用意されているプランです。企業として恥じないサイトを制作したいけど、できる限り費用は抑えたいという場合に適しています。

費用

ビジネスプランでは月額2,900円かかります。これは年間一括払いにすると、34,800円かかります。パーソナルプランと比較すると24,000円も異なりますが、企業の事業規模で考えると、安く感じるのではないでしょうか。

使える機能

ビジネスプランでは、パーソナルプランでは使えなかった以下のような機能を使用できます。

  • 50,000を超える WordPress プラグインにアクセスし、プラグインをインストールしてサイトの機能を拡張しましょう
  • 高度な SEO (検索エンジン最適化) ツール
  • 自動サイトバックアップとワンクリック復元
  • SFTP (SSH File Transfer Protocol) とデータベースアクセス

特に注目すべきなのは、高度な SEO (検索エンジン最適化) ツールを利用できることです。これはコンテンツに使用するキーワードに応じて、検索結果に表示させやすくするのをサポートするツールです。

SEO対策はアクセス数を集めるのに効果的な施策ですが、そのためには知識が必要で、時間がかかる施策です。そこでツールを用いることで、より効率的に運用できるようになります。SEOにも力を入れたいと考えている場合は、おすすめのプランです。

eコマースプラン

eコマースプランは、オンラインストアに最適なプランです。ECサイトを制作するにはカートや決済システムなどを導入しなければなりません。そのため、通常のサイト制作よりも時間がかかります。しかしeコマースプランを利用すれば、WordPress上でECサイトを制作できるのです。

費用

eコマースプランは、月額5,220円かかります。年間一括払いにすると、62,640円となります。

使える機能

eコマースプランには、ビジネスプランでは使えない以下の機能が利用できます。

  • 60か国以上で支払い可能
  • 大手運送業者とのインテグレーション
  • オンラインストア向けのプレミアムデザインオプション

特に注目すべきなのは、60か国以上で支払いが可能であることです。昨今ではネットショップを開設できるサービスが複数存在しています。しかしここまで海外でも利用できるサービスは少ないため、大変お得なメリットとなっています。そのため、海外のユーザーもターゲットに考えている場合は、おすすめのプランです。

まとめ

この記事では、WordPressの初期費用について紹介しました。今回ご紹介したポイントは、以下の通りです。

この記事のポイント
  • WordPressの初期費用にはドメイン代、サーバー代、テーマの作成代がかかる
  • 費用を安く抑えるには見積もりを取って安いサーバーを選ぶ
  • 初期テーマはなるべくシンプルなデザインを使用する

WordPressにはドメイン代、サーバー代、テーマの作成代がかかります。サイトの規模によって金額は異なりますが、長くサイト運営を行うには必要な初期費用です。そして安く抑えるためには、見積もりを取って安いサーバーを選んだり、なるべくシンプルなデザインを使用したりする工夫が必要です。

これからWordPressでサイト制作をしていく方は、ぜひご紹介した内容を参考にしてみてください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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