
キーワードの選び方とは?キーワード選定ツールも7選紹介!
コンテンツ制作をするうえで欠かせない工程のひとつが「キーワード選定」です。やみくもにキーワードを想像して選定してもうまくいきません。キーワード選定には、専用のツールが必要不可欠です。
- どんなキーワードを選べばいいかわからない人
- キーワード選定についてあまり知識がない人
- キーワード選定ツールを使ってみたい人
この記事では、キーワードの選び方や最適なキーワードツールを紹介していきます。キーワード選定でお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
【無料あり】キーワード選定で使用したいツール7選
キーワード選定には、以下のようなツールがおすすめです。
- Googleキーワードプランナー
- Googleトレンド
- Ubersuggest
- ラッコキーワード
- SEOチェキ!
- Mieruca
- Ahrefs
これらのツールを使用することで、効果的なキーワードを見つけたり、競合サイトを分析したりできるようになります。ここからは、それぞれのツールの機能や特徴について解説していきます。
無料:Googleキーワードプランナー
Googleキーワードプランナーは、Googleが無料で提供しているキーワード選定ツールです。このツールを用いると、指定したキーワードに月間どれくらいの検索ボリュームがあるのかがわかります。さらに、Googleキーワードプランナーには以下のような機能もあります。
- キーワードに対する関連キーワードの検出
- 予測データの確認
- 入札価格の確認
Googleキーワードプランナーの特徴は、Googleの検索エンジンに特化していることです。都道府県や都市ごとにどれくらいの検索ボリュームがあるのかを細かく把握することも可能です。国内外問わず、もっとも使用されている検索エンジンはGoogleなので、SEO対策には必須のツールとも言えるでしょう。
無料:Googleトレンド

Googleトレンドは、Googleが無料で提供しているキーワードツールです。キーワードを入力すると、期間ごとの人気度や動向を追うことができます。さらにキーワードを追加することで、人気度の比較を行うことも可能です。
- 表記ゆれに対応
- 国ごとの動向を追いかけられる
- 地域ごとの検索ボリュームの調査が可能
また、「マック」と「マクドナルド」のように表記ゆれで困った際に比較し、検索ボリュームが多い方を採用することもできます。
Googleトレンドの特徴は、各都道府県での検索ボリュームをランキングで表示してくれることです。これにより、地域ごとに根ざしたローカルなコンテンツを作成することができます。
無料プランあり:Ubersuggest

Ubersuggestは、アメリカにあるNEILPATEL社が提供するSEOツールです。有料プランはありますが、無料でも使用できます。Ubersuggestを用いると検索ボリュームがどのように推移しているのかが一目でわかります。
Ubersuggestの特徴は、無料でシンプルな機能が揃っている点です。Ubersuggestには以下のような機能が揃っています。
- キーワードリサーチ
- 競合分析
- 検索順位のトラッキング
- 上位ランクのキーワード一覧抽出
これらの機能は、SEO対策に必要な最低限の機能と言ってもいいでしょう。有料ツールには様々な機能が備わっていますが、月額費用が高かったり、それほど使用しない機能が含まれていたりします。もしコストを抑えてSEO対策を行いたいのであれば、無料版のUbersuggestで十分でしょう。
無料プランあり:ラッコキーワード

ラッコキーワードは、ラッコ株式会社が運営するキーワードサーチツールです。有料プランを展開していますが、無料で使用することもできます。主な機能として、ラッコキーワードはサジェストキーワードを検出できます。これにより、キーワードに対してユーザーがどんな悩みを抱えているのかを推測することが可能です。
ラッコキーワードの特徴は、Google以外の検索エンジンからもデータを確認できることです。例えば、以下のような検索エンジンに対応しています。
- Yahoo!
- Bing
- YouTube
- Amazon
- 楽天市場
こうした特徴から、動画コンテンツやECサイトへの出店を行なっている人におすすめのツールです。
無料:SEOチェキ!

SEOチェキ! は、WebサイトやWebサービスを制作しているロプロスが運営している無料ツールです。キーワードを入力すると、GoogleやYahoo!の検索順位ごとにページを表示してくれます。これにより、SEO施策の効果を測ることができます。
- 完全無料で利用できる
- キーワードの出現頻度を確認できる
- 検索エンジンでの表示順位ごとにページの表示が可能
SEOチェキ! の特徴は、キーワード出現頻度を確認できることです。これはドメイン内でどんなキーワードが頻出しているのかを確認できます。そのため、SEOの方向性を決められるでしょう。
有料:Mieruca

Mierucaは、株式会社ミエルカが提供しているSEOツールです。こちらは有料で利用できるツールで、キーワード対策だけでなくSEO対策全般においてに役立ちます。例えば、以下のような機能が利用可能です。
- 月間検索数の取得
- 検索順位の取得
- トレンドの分析
さらにMierucaでは、「競合流入キーワード調査機能」という機能が追加されました。これはURLを入力していると、そのページがどんなキーワードから流入しているのかがわかる機能です。この機能を用いれば、自社サイトの分析はもちろん、競合サイトの分析も可能になります。
有料:Ahrefs

Ahrefsは、アメリカのAhrefs社が運営しているSEOツールです。有料で利用できるツールで、企業のサイトに使用されることが多いです。主な機能は以下の通りです。
- 被リンク分析
- 上位コンテンツ調査
- 流入キーワード予想
- SNS反応調査
Ahrefsの特徴は、被リンクの分析や競合調査ができることです。どんなサイトに被リンクされているかを確認することで、ユーザーのニーズを調査したり、競合サイトを利用するユーザーの心理を分析したりできます。
キーワード選定ツールでできることとは?
キーワード選定ツールでは、具体的にどのようなことができるのでしょうか。ここからは、キーワード選定ツールでよくある機能について解説します。
検索ボリュームを確認する
キーワード選定ツールできることとして、まず挙げられるのが検索ボリュームの確認です。
狙いたいキーワードが、一定期間にどれくらい検索されているのかを知るためにも、検索ボリュームの確認は欠かせません。そもそもニーズのあるキーワードであるのかも、検索ボリュームを把握しないと判断できないでしょう。
キーワード選定ツールによって、細かな数値が提示されたり、「100~1000クリック」と大まかな数字でまとめられていたりすることがあります。どこまでの数値を知りたいか、希望と照らし合わせたうえでキーワード選定ツールを選ぶことも重要です。
関連・サジェストキーワードを確認する
キーワード選定ツールでは、狙いたいキーワードに関連するキーワードや、サジェストキーワードを確認できる場合が多いです。
コンテンツ制作やSEO対策において、狙いたいキーワードの他にも関連キーワード及びサジェストキーワードについて把握しておくことは重要でしょう。
関連キーワードやサジェストキーワードは、「対策したいキーワードのニーズ」が隠れているため、確認したうえでコンテンツを作る必要があります。キーワード選定ツールを使えば、短時間でスムーズに関連キーワード・サジェストキーワードを確認できるため便利です。
広告の出稿状況について確認する
キーワード選定ツールでは、広告の出稿状況を確認できる場合があります。検索エンジンの検索結果に表示される「リスティング広告」は、サイトへの流入を増やす方法の一つです。
キーワード選定ツールによっては、狙いたいキーワードでリスティング広告を出稿する際の入札単価を確認できます。
コンテンツ制作だけではなく、広告の出稿も視野に入れている方であれば、キーワード選定ツールはより便利に活用できるでしょう。
おすすめキーワードを提案してもらう
有料のキーワード選定ツールに多い機能として、おすすめキーワードの提案があります。調査してきた対象キーワードの履歴に沿って、人気のキーワードや競合の少ないキーワードなどをピックアップしてくれます。
自身でキーワードを選び続けるのは難しいうえに、手間や時間がかかるものです。おすすめキーワードの提案機能は、キーワード抽出の負担を軽減できるため、作業の効率アップが期待できます。
競合サイトの流入キーワードなどを分析する
有料のキーワード選定ツールであれば、競合サイトの流入キーワードを分析できるケースが多いです。
ユーザーがどのようなキーワードで検索して競合サイトに訪問しているのかが分かれば、自社サイトでの対策のヒントになるでしょう。
また、ツールによっては、競合が出向しているリスティング広告に関する分析も可能です。どのような調査をしたいのかを明確にして、活用できそうなツールを選んでみてください。
キーワードの選び方

キーワードを選ぶ際は、以下のようなポイントを意識しましょう。
- キーワードをユーザーの悩みごとに分類する
- 検索ボリュームの調査
- 競合サイトの分析
- ユーザーの検索意図をイメージし理解する
- ペルソナを設定する
ここからは、それぞれのポイントについて解説していきます。
メインキーワードに対して、ユーザーがどんな悩みを持っているのかを分類していきます。それは、同一キーワードだからと言って必ずしもユーザーの悩みが一致しているとは限らないからです。
例えば「ニキビ」というキーワードに対して、「ニキビを治したい」と悩んでいるユーザーがいる一方で、「ニキビを予防したい」と考えているユーザーもいるでしょう。これらは異なる悩みなので、コンテンツとしては分離するべきです。
このように、ユーザーの悩みごとに分類することで、よりターゲットに刺さるコンテンツを作成できるようになります。
使用したいキーワードについては、検索ボリュームを調査すべきです。その理由は、検索ボリュームによってどれくらいのユーザーが流入するかが変わってくるからです。
もし月間10回程度しか検索されないようなキーワードを選んでしまうと、コンテンツを制作してもユーザーが流入しない可能性があります。反対に、月間1万回検索されているキーワードを利用すれば、多くのユーザーが流入する可能性があります。
こうした違いから、キーワードを選定する際はなるべくボリュームが多いキーワードを選ぶべきでしょう。
コンテンツを制作する前に、 競合サイトの分析は必須です。競合サイトを分析することで、以下のようなことがわかります。
- 競合サイトがどんなキーワードで流入しているか
- 競合サイトを閲覧しているユーザーにどんなニーズがあるか
ユーザーがどんなキーワードで競合サイトに流入しているかを知ることで、キーワードの使い方やコンテンツの方向性を確認できます。さらに、競合サイトのコンテンツを読むことで、ユーザーニーズも把握できるでしょう。
さらに踏み込めば、競合サイトが利用していない穴場のキーワードが見つかることもあります。こうしたキーワードは積極的に利用するべきです。
競合分析に関しては下記にて詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
ユーザーが実際に検索したキーワードから、検索意図をイメージしましょう。キーワードと関連キーワードを掛け合わせることで、検索意図を推測することができます。
一例として、「チョコレート」というキーワードに対して、「チョコレート レシピ」や「チョコレート アレンジ」のような関連キーワードがあります。前者はチョコレートを使ったスイーツのレシピを求めていると想像できます。そして後者については、チョコレートをアレンジして食べたいというニーズが考えられます。
このように、ユーザーの検索意図を理解することで、ユーザーを引きつけることができます。
ペルソナを設定すれば、キーワードに対してどんな意図を持って検索したのかが見えてきます。上記で関連キーワードから検索意図をイメージするようにお伝えしましたが、キーワードだけ眺めていても、限界があります。
そこでターゲットの属性をより詳しく設定し、ペルソナを完成させましょう。職業や家族構成、趣味などを突き詰めて考えていくことで、どんな思考で検索しているのかがより明確になります。するとターゲットが求めているコンテンツへと近づけることができるでしょう。
キーワードを選ぶ際の注意点

キーワードの選定方法がわかったところで、次にキーワードを選ぶ際の注意点についてみていきましょう。
- コンテンツの作り始めは大きなボリュームのものは狙わない
- 1つのコンテンツで1つの検索意図を徹底する
- 集客用とCV用で選ぶキーワードを分ける
- キーワードの重複を避ける
- 必ず軸のキーワードを決める
上記の注意点に気をつけることで、より効果的にキーワードを用いることができます。以下では、それぞれの注意点について解説します。
コンテンツを作り始めている段階では、検索ボリュームが多いキーワードは狙わないほうがいいでしょう。先ほど「検索ボリュームの調査」の見出しではボリュームが多いキーワードの方が、流入が期待できるとお伝えしました。
この考えは間違っていないのですが、検索ボリュームが多いほど競合サイトが増えるというデメリットもあるのです。そこで、コンテンツが育っていない段階では、穴場のキーワードを見つけましょう。そこまでボリュームが大きくなく、かといって少ないわけではないキーワードを狙うことで、ニッチなニーズを満たすことができます。
1つのコンテンツでは、1つの検索意図を満たすように徹底して作成しましょう。複数の検索意図を満たそうとしてしまうと、まとまりのないチグハグなコンテンツになってしまいます。
こうした事態を避けるには、やはりキーワードや関連キーワードから考えられる検索意図を整理することが大切です。検索意図ごとにコンテンツを作成すれば、ターゲットに刺さるコンテンツとなるでしょう。
コンテンツには集客と製品・サービスの購入といった2つの軸があります。キーワードも同じように、それぞれ使い分けると効果的です。それは検索キーワードに対して、必ずしも製品・サービスの提示が解決策になるとは限らないからです。
そこで、集客用のキーワードでは、ユーザーの検索意図を満たすようなコンテンツを作ります。一方、製品・サービスの購入を目的としたコンテンツでは、相性のいいキーワードを探して盛り込みましょう。
複数のコンテンツにわたってキーワードを複数使用することは避けましょう。例えば「東京 ヘアサロン おすすめ」というキーワードで複数のコンテンツを作成してしまうと、検索エンジンがどちらのページを評価すればいいのか判断できなくなってしまいます。
一般的に、検索結果上位に同じドメインのサイトが複数入ることはありません。すると、作成した一方のコンテンツの順位が下がってしまうことになるのです。効率的に運用するためにも、キーワードの重複は避けるべきです。
複数キーワードを使用する際は、必ず軸となるキーワードを決めましょう。軸のキーワードを決めないままコンテンツを作成してしまうと、中途半端なコンテンツになってしまいます。するとユーザーニーズを満たせず、離脱率が上がってしまいます。
また、SEO対策の観点からも、上位表示が難しくなるでしょう。それは検索エンジンがキーワードを軸にしてどんな内容のコンテンツであるかを判断しているからです。多くのユーザーに閲覧してもらうには、軸となるキーワードの選定は必須です。
まとめ
この記事では、キーワード選定の方法や役立つツールについてご紹介しました。キーワード選定を行う際は、以下のポイントに注意しましょう。
- コンテンツに合ったボリュームのキーワードを選ぶ
- キーワードからユーザーの検索意図を考える
- ペルソナを設定してコンテンツを制作する
キーワードボリュームはユーザーの流入数に関係する重要な指標です。ただし、多ければいいという訳ではありません。コンテンツのレベルに合わせて、適度なボリュームのキーワードを狙うことで、ユーザーの流入を見込めます。
また、キーワードからユーザーの検索意図を考えたり、よりターゲットを理解するためにペルソナ設定を行ったりすることは重要です。キーワード選定の際は、ぜひ今回ご紹介した方法やツールを取り入れてみてください。
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