Web制作会社 THINkBALがデジタル全般の情報をお届けするデジタルマガジンです。東京と埼玉を拠点としたWeb制作会社|株式会社THINkBAL
Web制作
Update: 2023/4/25

【内訳あり】コーポレートサイトの制作費用の相場を一挙公開!

コーポレートサイトの外注を検討していると気になるのが費用です。制作会社によっては費用を公開していないため、相談してみないといくらかかるかわからないことも多いはず。

そこで、この記事ではコーポレートサイトを外注した際にかかる費用を紹介します。

  • コーポレートサイトの外注を考えている企業の担当者
  • サイト制作の費用相場が知りたい人
  • どんな制作会社が良いかわからない人

コーポレートサイトの制作にかかる費用の相場

コーポレートサイト制作の相場を計算している女性

コーポレートサイトの制作会社にかかる費用は、サイトの規模によって異なります。そこで、コーポレートサイトの制作にかかる費用をサイトの規模ごとにまとめました。これからコーポレートサイト制作を外注する企業は参考にしてください。

サイト規模別の費用相場
  • 小規模サイトの場合
  • 中規模サイトの場合
  • 大規模サイトの場合

小規模サイト

小規模サイトであれば10万円程度で制作できるでしょう。小規模サイトは厳密に定義されていませんが、おおよそ10ページ程度のコーポレートサイトは小規模といえます。小規模のコーポレートサイトが必要になる場面は大きく分けて以下の3つです。

  • 何らかの理由で急にコーポレートサイトが必要になった場合
  • クオリティにはこだわらない場合
  • 手続きなどの証明として必要になった場合

10万円以下であればそれほど凝ったデザインにならないため、比較的スピーディーに対応してくれます。しかし、外注する前にクライアント側が用意するものも多く、サイトに掲載する文章や画像などは自分で用意しなければいけません。

また、小規模サイトは成果につながらないケースが多いです。株式会社WACULが実施したアンケートによると、予算が100万円以下のコーポレートサイトで効果を実感できた企業は30%ほどで、半数近くの企業が効果を実感できていません。

小規模サイトであれば予算はかかりませんが、集客効果やコンバージョンには至りにくいです。そのため、とにかくコーポレートサイトを用意したい場合に限って、小規模サイトを制作してください。

中規模サイト

中規模サイトは大手に依頼すると、500万円程度かかることも珍しくありません。フリーランスや中小規模の企業に依頼すれば50〜100万円程度に収まるかもしれませんが、それなりのクオリティで仕上げたいなら100万円以上かかることは念頭に置いてください。

中規模サイトは厳密な定義はありませんが、およそ30ページ程度のサイトが当てはまります。30ページとなると本格的に集客を目的としたコーポレートサイトも多く、以下の項目をページとして制作している場合が多いです。

  • 会社概要や沿革
  • 事業紹介
  • 代表のメッセージ
  • 企業理念
  • ニュース
  • 採用情報
  • お問合せ など

コーポレートサイトとして本格的に機能させるのであれば、以上の項目は掲載するべきでしょう。

また、中規模サイトからはコンテンツマーケティングとして「オウンドメディア」運用する場合もあるため、SEO対策や企画制作の費用もかかってきます。企画やブランディング段階から依頼するのであれば、さらに費用がかかることも覚えておきましょう。

大規模サイト

大規模サイトは100ページ以上のコーポレートサイトのことで、フリーランスに依頼しても300万円以上はかかるでしょう。実績のある大手に依頼すると、1,000万円程度かかることも十分にあり得ます。

大規模サイトではさまざまな機能を付随する場合が多く、中規模サイトに掲載するコンテンツ以外にもさまざまな要素が網羅されています。例えば、GoogleやYahoo!などのポータブルサイトやオークションサイト、BtoC型のECサイトなどが大規模サイトに当てはまるでしょう。

大規模サイトはページの構造こそ中規模とほとんど変わりませんが、階層構造が複雑になっています。大規模サイトの制作には注意する点が多く、どうしても大量のリソースが必要です。そのため、大規模サイトを外注する際は実績のある大手企業に依頼するべきです。

どうしても費用を抑えたい場合はフリーランスや中小企業に依頼することも考えられます。しかし、リソース不足が懸念されるため、結果的に満足いく仕上がりにならなかったり、納期に間に合わなかったりする可能性が高いです。

コーポレートサイト制作にかかる費用の内訳

コーポレートサイトの制作にかかる費用の内訳

コーポレートサイト制作時にかかる費用は工程ごとに内訳が異なります。ここでは、それぞれの工程でかかる費用の概要と目安を紹介するので、外注する際の参考にしてください。

サイト制作費用の内訳
  • ディレクション費
  • コンテンツ制作費
  • サーバー・ドメイン設定費
  • 保守運用費
  • 素材購入費
  • デザイン・構築費

ディレクション費

コーポレートサイト制作を依頼すると「ディレクション費」と見積書に記載されていることがあるでしょう。ディレクション費とはWebディレクターがチームを管理するための費用のことです。見積書のなかで一見削れそうな項目ではありますが、ディレクション費をなくすと以下のデメリットが発生します。

  • 要件定義がまとまらない
  • 制作工程の管理ができない
  • 成果物の質が低い

以上のようにディレクション費を削ると、コーポレートサイトの質が低くなりかねません。そのため、ディレクション費を削ることはまずないでしょう。

また、ディレクション費用の相場目安は5〜20万円といわれています。なかには制作費の10〜30%から算出する場合もあるので、見積もり段階で確認しておきましょう。

コンテンツ制作費

コンテンツ制作費はコンテンツマーケティングが必要な場合に発生します。コンテンツマーケティングとは、ユーザーに対して価値あるコンテンツを配信して、リード顧客の獲得を狙うマーケティング手法です。

コンテンツ制作に取り組む際はSEOを考慮した記事を執筆しなければいけないため、専門的な知識が必須です。そのため、制作会社がライターを外注するケースも多く、記事あたりの単価で費用が決まります。

サーバー・ドメイン設定費

サーバー・ドメイン設定費は、コーポレートサイトの制作に必要なサーバーやドメインを取得するための費用です。アメーバブログやはてなブログなど既存のブログサイトを利用する場合も考えられますが、SEOを考慮すると得策ではありません。

そのため、コーポレートサイトを制作する際にサーバーを契約するとともに、独自ドメインを取得するのが一般的です。

保守運用費

コーポレートサイトは制作したら終わりではないため、毎月の保守運用費が発生します。サイト制作における保守運用費とはシステムを正常に稼働し続けるために必要な費用で、保守と運用は以下の意味合いを持ちます。

  • 保守…システムのトラブルを未然に防ぐ役割
  • 運用…システムのサーバーやネットワークの管理

保守運用費の目安はサイト制作費に対して毎月5〜15%程度が相場です。もし、サイト制作で100万円の費用が発生したとしたら、毎月5〜15万円程度かかります。

また、費用を抑えようとフリーランスや小規模企業に外注すると、バグが発生してしまう可能性があります。保守運用だけ外注しても構いませんが、コーポレートサイトでのバグは企業の信頼性にかかわるので、保守運用を任せる相手は慎重に選択してください。

素材購入費

独自性の高いコーポレートサイトに仕上げるためには、画像やロゴなどの素材を独自で仕上げることも考えられます。フリー素材から入手しても構いませんが、どこかチープな印象を与えてしまうので、Adobe Stockなどのサイトから有料画像を入手するのが一般的です。

Adobe Stockなどの有料画像サイトは高品質な画像が多く、企業の格式を高める画像が豊富に用意されています。料金はAdobe Stockのグループ版における一番高いプランで3万円程度です。素材購入費に毎月3万円以上かかる場合は、自社で用意したほうが安く済ませるでしょう。

デザイン・構築費

コーポレートサイト制作は企画を立案して、デザインすることから始まります。企画段階で決定したターゲットや目的を踏まえたうえで、ゼロからデザインしていくためにはツール費用がかかるのが一般的です。

また、デザインが完了したらコーディングをしてシステムを構築していきます。当然ページ数が増えれば増えるほど費用が増えていくので、予算に余裕がない場合は最低限のページ数に抑えましょう。

コーポレートサイトの制作後にかかる費用

コーポレート制作後にすること

コーポレートサイトは制作して終わりではありません。制作後の運用まで視野に入れる必要があります。当然制作会社に運用してもらうためには別途で費用がかかってしまうので、それぞれの作業でかかる費用の目安を紹介します。

サイト制作後の費用
  • コンテンツの更新費用
  • SEO対策などの戦略費用
  • サーバー・ドメインの更新費
  • CMSツールの管理費

コンテンツの更新費用

コンテンツの更新費用は制作会社によって異なりますが、1ページあたりの更新につき1〜2万円程度でしょう。コンテンツマーケティングとして成り立たせるためには、週1回程度のコンテンツ更新はしたいので、毎月4〜8万円程度はかかると思ってください。

また、飲食やアパレル業界の場合は毎月メニューが入れ替わるのが珍しくありません。その都度更新するのであれば、コンテンツの更新費用がかかる点には注意してください。もし、コンテンツの更新費用を抑えたい場合は自社でコンテンツ管理する必要があります。

しかし、自社更新の場合毎月のリソースがかかるため、既存のリソースでは対応できない場合は制作会社に依頼しましょう。

コーポレートサイトの更新代行については、こちらの記事も併せてご覧ください。

SEO対策などの戦略費用

自社のコーポレートサイトが検索上位に表示されるためにはSEO対策が必須です。しかし、SEOは確かな知見をもとに実施しなければ、上位表示されるどころかペナルティを受ける可能性があります。

そこで、SEO対策を施すためには制作会社に任せることもできます。制作会社やWebコンサルティング会社がしてくれるSEO対策は以下の通りです。

  • コーポレートサイトの課題抽出
  • 課題に対するアプローチ
  • コンテンツマーケティング
  • 内部SEO設定
  • 外部SEO設定

ただし、外部SEOで被リンクを他社サイトから集める施策を提案された場合は注意が必要です。サクラサイトから被リンクを集める行為は、Googleからペナルティが与えられます。

コーポレートサイトのSEO対策については、こちらの記事に詳しく書かれています。併せてご覧ください。

サーバー・ドメインの更新費

サーバーやドメインは更新する際にも費用がかかります。サーバーを構築する際は専用サーバーかレンタルサーバーの二択ですが、一般的なコーポレートサイトであればレンタルサーバーで十分でしょう。代表的な法人向けのレンタルサーバーにかかる費用は以下の通りです。

 エックスサーバー(共有サーバー)ConohaWingロリポップ
初期費用1万6,500円(12ヶ月の契約で無料)無料1,650円
月額費用3,762円〜911円〜99円〜
※各公式HPを参照

また、独自ドメインを更新する際も費用がかかります。年間で数千円程度が相場なので、特にこだわりがなければ安価なドメインで十分でしょう。

CMSツールの管理費

CMSツールを利用してコーポレートサイトを制作すると、毎月管理費用がかかる場合があります。コーポレートサイトに合わせて独自のCMSを構築する場合は初期費用に数十万円かかることもありますが、既存のCMSを利用すれば毎月0〜数千円程度で収まるでしょう。もちろんなかには数万円かかるCMSもあるので、予算と相談してください。

コーポレートサイトを外注する際の制作会社の選び方

コーポレートサイト制作の企業選び

コーポレートサイトを外注する際は、以下3つのポイントに注意してください。以下に紹介する注意点を参考すれば、制作時や制作後のトラブルを防げる可能性が高まります。

制作会社の選び方
  • 制作会社の担当者との相性が重要
  • 過去に業界の実績はあるかチェックしておく
  • 予算や作業範囲などをしっかり確認して選ぶ

制作会社の担当者との相性が重要

制作会社にコーポレートサイトの制作を依頼する際は、担当者と円滑にコミュニケーションが取れるかどうか確認しておきましょう。担当者とコミュニケーションが取りやすければ、本来意図していた要望がスムーズに伝わります。

コーポレートサイトと一言で表しても、その目的やデザインは企業によって千差万別です。例えば、コンバージョンを目的としている場合もありますし、就活生に向けた情報発信を目的にしている場合もあります。

そのため、いくら優秀な制作会社でも自社の要求を汲み取る能力がなければ、目的を達成できるコーポレートサイトには仕上がりません。

過去に業界の実績はあるかチェックしておく

制作会社の過去の実績は必ずチェックしてください。自社の業界に関する実績がない制作会社にコーポレートサイトの制作を依頼してしまうと、想定とは異なる仕上がりになる可能性があります。例えば、葬儀社のコーポレートサイトを制作してほしいと依頼したとしましょう。

葬儀社といえばどこか厳かで落ち着いたイメージのコーポレートサイトに仕上げるのが一般的です。しかし、過去にエンタメ業界や飲食業界などポップなイメージのコーポレートサイトしか担当したことない制作会社に依頼した場合、葬儀社の雰囲気を反映してデザインするのは難しいでしょう。

成果物のイメージと仕上がりの乖離を防ぐためにも、過去に自社の業界を担当したことがあるかは確認するべきです。

予算や作業範囲などをしっかり確認して選ぶ

コーポレートサイトを外注する際は事前に作業範囲を決めておきましょう。制作会社とクライアント間では「どこまでやるのか」を明確にしないと、後のトラブルに発展しかねません。そのため、契約時には費用に含まれる作業の内訳を明確にしてください。

また、追加作業にかかる費用もあらかじめ設定しておくべきです。コーポレートサイトの制作時に追加作業が必要になると、クライアント側の弱みにつけこみ、言い値で作業代を請求してくる業者も存在します。

最悪の場合は裁判沙汰にまで発展する可能性もあるので、契約時には作業範囲とかかる予算は明確にしておくべきです。

コーポレートサイトの制作ならTHINkBALへ

THINkBALのコーポレートサイト制作

コーポレートサイト制作をお考えの方は、制作後の更新のことも考えておく必要があります。THINkBALならコーポレートサイトの制作から運用、マーケティングまでお任せいただくことが可能です。

何の目的でコーポレートサイトを制作し、その後何のために更新していくのかをヒアリングの中で一緒に明確にしていきましょう。

THINkBALではコーポレートサイトの制作・運用までクライアントの希望に沿って対応します。細かいヒアリングや問い合わせページから相談できるので、気軽に公式サイトにアクセスしてみてください。

まとめ

この記事のまとめ
  • コーポレートサイトの制作では規模によって費用が異なる
  • コーポレートサイトでは制作後にも費用がかかる
  • 制作会社を選ぶ際は作業範囲を明確にしないと、トラブルにまで発展しかねない

コーポレートサイトはインターネット上での名刺がわりとなります。予算を抑えることも大切ですが、予算を惜しむと、結果的に望んだ仕上がりにならない可能性もゼロではありません。そのため、満足いく仕上がりにするためには、予算と相談しながら適切な会社に依頼してください。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。

Recommend
オススメ記事