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Web制作
Update: 2024/2/2

【種類別】CTAのデザインや設置場所を知って成果を最大化させよう

サイトからの売上が落ちてきて悩んでいるといった企業も多いのではないでしょうか。自社のホームページからの問い合わせが減少したり、資料請求や無料体験等の申し込み数に課題が感じられるようになったりしたとき、見直すべきは「CTA」です。

  • 自社に合ったCTAの種類を知って成果を上げたい人
  • CTAの設置場所やおすすめのデザインについて知りたい人

一口にCTAといっても、さまざまな種類が存在するため、それぞれの特徴を把握したうえでベストなCTAを選ぶ必要があります。そこで、今回はWebサイトの種類別のCTAや、効果的なCTAの作成方法、配置ポイントなどについて解説します。

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Webサイトの種類別のCTA

Webサイトにはさまざまなタイプがあり、目的やターゲットによって最適なCTAの設計が異なります。特にBtoB(企業対企業)サイトとBtoC(企業対消費者)サイトでは、ユーザーのニーズや行動パターンが異なるため、CTAのアプローチも変わってきます。

さっそく、Webサイトの種類別にどのようなCTAがあるのかを見ていきましょう。

BtoBサイト

BtoBサイトにおけるCTAは、企業間取引を目的としているため、情報提供や関係構築に重点を置くことが重要です。BtoBサイトのユーザーはビジネスの解決策や専門的な知識を求めている傾向にあるため、製品やサービスの具体的なメリットや効果を示すCTAが効果的です。

長期的な関係構築を目指すBtoBサイトでは、信頼を築くための情報提供やコンタクトの促進に焦点を当てたCTAの設計が求められます。

たとえば、「会計の手間を1/3にする」「営業効率を3倍にする」などは、反応を得やすいCTAといえるでしょう。

資料請求

BtoBサイトにおける「資料請求」のCTAは、企業顧客に製品やサービスの詳細情報を提供する重要な手段です。具体的なビジネスソリューションや技術的なデータが必要な企業担当者に対して特に有効で、判断するうえで必要な材料となります。

資料請求のCTAは、製品説明やケーススタディのセクションに設置することが一般的で、ユーザーが関心を持った直後にアクションを促すのが基本です。ユーザーに対し具体的なメリットや機能を深く理解させることで、商談へのステップを容易にする効果があります。

問い合わせ

「問い合わせ」のCTAは、BtoBサイトにおいて重要な役割を果たします。企業顧客が製品やサービスに関する疑問を直接問い合わせることを促し、企業間のコミュニケーションと関係構築のきっかけを作ります。

問い合わせのCTAは、製品情報やサービスの説明ページの目立つ位置に設置されることが多く、ユーザーが追加の情報や個別の相談を求める際に用いられます。

問い合わせのCTAを通じて、企業は潜在的なクライアントとの直接的なやり取りを促せるのが魅力です。ビジネスニーズに合わせた提案やソリューションを提供する機会を得ることができるでしょう。

見積もり

BtoBサイトにおける「見積もり」のCTAは、具体的なビジネスニーズに基づいたサービスや製品の価格情報を提供するためにも必要です。潜在的なクライアントが製品やサービスの導入を具体的に検討する際に特に有効で、彼らが予算計画を立てる上での重要な参考情報を提供します。

見積もりのCTAは、製品の詳細説明やサービスの特徴を紹介したページに設置され、ユーザーが導入コストを把握するための直接的な手段となります。見積もりのCTAを通じて、企業は顧客の購入意欲を高め、商談へとつなげるきっかけを作り出せるでしょう。

無料トライアル

「無料トライアル」のCTAは、BtoBサイトにおいて企業顧客に製品やサービスを直接体験してもらうために用いられます。無料トライアルのCTAは、新規顧客に対する製品の魅力をアピールする機会です。

製品の効果や利便性を実際に試してもらうことで、信頼性と説得力を高めます。無料トライアルのCTAは、製品の特長を紹介するセクションや、ユーザーレビュー、ケーススタディを掲載したページに設置すると効果的です。

無料トライアルのCTAを利用すれば、潜在顧客がリスクなしで製品やサービスを体験でき、購入へと至るチャンスが高まるでしょう。

BtoCサイト

BtoCサイトにおけるCTAは、消費者の直接的な購入やサービスの利用、さらには長期的な関係構築を促すために重要です。製品やサービスに対する明確で直接的なアクションを促すCTAが効果的です。
「商品を今すぐ購入する」「サービスの詳細はこちら」などのCTAが定番です。

購入と申し込み

BtoCサイトにおける「購入」と「申し込み」のCTAは、消費者が製品やサービスを簡単に購入または利用できるようにするためにも重要です。製品の詳細ページや特別なプロモーションセクションに設置されることが多い傾向にあります。

ユーザーに対して即座に購入や申し込みをおこなうための動線となるでしょう。購入や申し込みのプロセスを簡素化し、ユーザーが迷うことなくスムーズに行動できるようにすることが、コンバージョン率を高めるカギとなります。

お問い合わせ

「お問い合わせ」のCTAは、BtoCサイトにおいて製品やサービスに関する疑問や問題をユーザーが直接解決できる手段です。製品説明ページやFAQセクションの近くに設置されることが多く、ユーザーが追加情報を求めたり、具体的な問い合わせをおこなったりする際に役立ちます。

お問い合わせのCTAは、ユーザーと企業間のコミュニケーションを促進し、製品に対する信頼を築くうえで重要でしょう。

会員登録

「会員登録」のCTAは、BtoCサイトにおいてユーザーに長期的な関係を築くためにも重要な手段です。特定のサービスや製品の使用、メンバー専用の特典や情報のアクセスを提供することで、ユーザーのエンゲージメントを高めます。

会員登録のCTAは、ホームページやプロモーションセクションに設置され、ユーザーが継続的に関与しやすいように誘導することが大切です。会員登録を通じて、企業は顧客のデータを収集し、パーソナライズされたマーケティングやサービスを提供することができます。

効果的なCTAの作成方法

WebサイトやマーケティングキャンペーンにおけるCTAの作成は、ユーザーの関心を引き、彼らを特定の行動へと導くために重要です。CTAの効果は、デザインや配置、文言によって大きく変わります。効果的なCTAを作成するためには、デザインやテキストなどさまざまな要素を適切に組み合わせ、ユーザーの行動を促すCTAを検討しましょう。

デザインの種類

効果的なCTAの作成において、知っておきたいのがデザインの種類です。一般的なデザインには、ボタンスタイル、テキストリンク、バナー、アイコンなどがあります。ボタンスタイルのCTAは、目立つ色や大きなサイズで設計され、ユーザーの注意を引きやすいでしょう。

テキストリンクは、コンテンツ内で自然な流れを保ちながら行動を促します。また、バナー型のCTAは、画像や大きな見出しを用いてインパクトを与えることができます。

アイコンを使ったCTAは、視覚的な魅力を利用してユーザーの興味を引きます。これらのデザインを適切に選択し、Webサイトの目的やユーザーのニーズに合わせて設計することで、CTAの効果を最大化できるでしょう。

ボタン

CTAのデザインとして最も一般的なのはボタン型です。ボタン型CTAは目立つため、ユーザーの行動を促す効果が高い傾向にあります。ボタンの色には、Webサイトのカラースキームに合わせつつも、背景や他の要素とは明確に区別できる鮮やかな色を選ぶことが重要です。

具体的には、赤や緑などの明るい色は、アクションを促すのに効果的です。また、ボタンの形状は、角を丸めたデザインや、シャドウを付けることで立体感を出し、よりクリックしやすい印象を与えます。サイズは、視認性を保ちつつ、ページのデザインに溶け込む程度に調整することが望ましいです。

テキスト

テキスト型CTAは、コンテンツ内に自然に溶け込みながらも、ユーザーに特定のアクションを促す方法として用いられます。テキスト型CTAでは、行動を促す明確なメッセージを簡潔に伝えることが重要です。

例えば、「詳細はこちら」「今すぐ登録する」などの短くて具体的なフレーズが効果的です。また、テキストCTAは、通常のテキストとは異なる色や下線、太字などを用いて目立たせると良いでしょう。ユーザーがテキストリンクであることを容易に識別できるようにし、クリックへと導くための工夫をすることが重要です。

バナー

バナー型CTAは、Webページの中で大きな視覚的インパクトを持ち、ユーザーの注意を効果的に引き付けます。バナーCTAの色は、Webサイトのデザインと調和しつつも、背景から明確に際立つ鮮やかな色を選ぶのがベストです。

特に、青やオレンジなどの明るく目を引く色が効果的であり、ユーザーが行動を起こしやすくなります。バナーの形状は、直線的でシンプルなデザインか、柔らかい曲線を用いたデザインが一般的です。

重要なメッセージやアクションを大きな文字で明確に示し、場合によっては画像やアイコンを加えることで、より引き立てることができます。

ポップアップ

ポップアップ型CTAは、ユーザーの操作に応じて表示されることで、強い行動喚起を行えるのが特徴です。ポップアップの色は、背景とは異なる目立つ色を選ぶことで、ユーザーの注意をすばやく引き付けることが可能です。

明るい色やコントラストの高い色を使用し、メッセージが一目で理解できるようにしましょう。また、ポップアップの形状は、四角形や円形など、シンプルで視覚的に訴えるデザインを採用すると良いでしょう。

ポップアップCTAは、ユーザーの体験を妨げないように適切なタイミングや頻度で使用することが、効果的な活用の鍵です。

効果的なコピーの考え方

効果的なCTAコピーの作成には、ユーザーの感情やニーズに訴えかける言葉を選ぶことが重要です。コピーは、ユーザーに具体的なアクションを促すために明確で説得力のあるメッセージを伝える必要があります。

たとえば、「期間限定の特別割引を今すぐゲット!」や「無料で始める、あなたのビジネスを次のレベルへ」といったコピーは、緊急感や直接的なメリットを伝えられるでしょう。

また、「あなたの悩み、私たちにお任せください」のように、ユーザーの問題を解決する手段としての製品やサービスを提示する表現も効果的です。ただ、CTAコピーは、ユーザーの行動を引き出すためのキーポイントとなるため、言葉選びは注意を払う必要があります。

CTAは適切な配置がポイント

Webサイトやマーケティングキャンペーンにおいて、CTAの配置はその効果を大きく左右します。適切な場所にCTAを配置することで、ユーザーの関心を引き、望ましい行動へと導くことが可能になります。
本項からは、CTAにおける適切な配置ポイントについて解説します。

ユーザーの行動喚起を促せそうなところに設置

CTAを設置する際には、ユーザーの行動を喚起しやすい場所を選びましょう。ユーザーが特に関心を持つであろうコンテンツのポイントや、サイトのナビゲーションパスに沿った場所が含まれます。

具体的には、製品やサービスの特徴を詳しく説明した後のユーザーレビューやテスト結果を紹介したセクションの終わりなどが挙げられます。情報を受け取った直後にユーザーが次に何をすべきかを示す位置にCTAを配置すると、自然と行動を起こしやすくなるでしょう。

ファーストビューへの設置

CTAをWebページのファーストビューに設置することは、非常に効果的な戦略です。ファーストビューとは、ページを開いたときに最初に表示される画面領域のことで、ユーザーの視線が最も集まる場所です。

ファーストビューにCTAを配置することで、訪問者がサイトにアクセスした瞬間に行動を促すことができ、コンバージョン率の向上に直結します。特に、製品のプロモーションや特別なオファーを前面に出す場合には、ファーストビューへのCTA設置が推奨されます。

コンテンツ末尾に設置

コンテンツの末尾にCTAを設置することで、CVの向上を期待できます。ユーザーがページのコンテンツを最後まで読み終えた時点で、ページの情報を十分に理解しています。次に何らかのアクションを起こす準備が整っている可能性が高いでしょう。

コンテンツの最後に「詳細はこちら」「今すぐ購入する」などのCTAを配置することで、読み終えたユーザーを次のステップへと自然に導くことができます。コンテンツ末尾のCTAは、ユーザーのエンゲージメントを最大限に活用するための効果的な方法です。

まとめ

本ページでは、CTAの効果的な設置場所とその重要性について解説しました。CTAの配置は、Webサイトやランディングページのコンバージョン率に大きな影響を与えます。ファーストビューへの設置は、ユーザーの即時の行動を促すために効果的であり、コンテンツ末尾への設置は、情報を得たユーザーを次のステップへと導くために重要です。CTAの適切な配置は、ユーザー体験を向上させるとともに、Webサイトの目的達成に不可欠な要素となります。

今回ご紹介した内容を参考にしながら、CTAの種類について理解を深めつつ、最適な設置場所を選んでCVの向上を目指しましょう。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。