EFOでコンバージョン率を改善|今すぐ試したい7つの施策
EFOとはエントリーフォーム最適化のことで、ランディングページにある入力フォームの完了率を高めることが目的です。登録や申し込みなどの入力フォームはWebサイトのコンバージョンであることが多く、フォームの完了率を高めることがコンバージョン率を高めることに直結します。
- Webサイトのコンバージョン率を増やしたい企業
- 集客からコンバージョンにつながらない企業
- Webからの売上を向上させて、成長を加速させたい企業
この記事では、EFOの特徴やEFOでコンバージョン数を改善する方法など詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コンバージョン率を向上させるためのEFOとは?
EFO(エントリーフォーム最適化)は、登録や申し込み、問い合わせといったエントリーフォームを最適化する手法のことです。特にオンラインでのリード獲得や登録、購入において最も重要であるといえます。
なぜなら、エントリーフォームは最終的にユーザーにとってもらいたい行動でもあり、これを改善することでコンバージョン獲得に貢献する可能性が高いからです。
EFOの特徴
EFOは、ユーザーがWebサイト上のフォームを完成させやすくすることにフォーカスしています。EFOの目的は、ユーザーがスムーズにフォームを完了できるようにすることで、リード獲得や登録、購入といったアクションへと導くことです。
ユーザーがどうしたらストレスと感じることなく入力をできるかを考え、以下のような要素を改善していきます。
- フォームのデザイン
- 入力項目の数や内容
- エラーメッセージの表示方法 など
なお、EFOはLPO(ランディングページ最適化)やSEO(検索エンジン最適化)とは異なるので注意してください。LPOはランディングページ全体の最適化を目指し、SEOは検索エンジンにおける順位を高めることに重点を置いています。
一方でEFOは、具体的にはフォーム入力の改善のみに集中し、ユーザーが最終的なコンバージョンまで進むのを助けることに特化しています。
EFOとコンバージョンの関係性
EFOはコンバージョン率の向上と関連性が高いです。フォームが使いやすく、直感的であればあるほど、ユーザーは情報を入力しやすくなり、結果的にコンバージョンの確率が高まります。
EFOの施策には、フォームの短縮、入力フィールドの明確化、エラーメッセージの表示の改善などがあり、これらの要素すべてがユーザーのフォーム完了率に影響を及ぼします。
EFOを効果的におこなうことで、Webサイト訪問者のエンゲージメントを高め、最終的な目標であるコンバージョンにつなげることが可能です。
EFOでコンバージョン数を改善する7つの方法
EFO(エントリーフォーム最適化)は、Webサイトのコンバージョン数を向上するのに非常に効果的です。ユーザーのフォーム入力を完了させやすくすることで、リード獲得や登録、購入などのコンバージョン率を高めることができます。
ここでは、EFOを利用してコンバージョン数を改善するための7つの方法を紹介します。
フォーム内でのユーザーのストレスを軽減する
フォーム内でのユーザーのストレスを軽減することは、EFOにおいて非常に重要です。これには、
- フォームの項目数を適切に保つ
- 入力の複雑さを減らす
- 明瞭で簡潔な指示を提供する
などが含まれます。
また、フォームの各項目が何を意味しているのかを明確にし、ユーザーが混乱せずにスムーズに情報を入力できるようにすることも重要です。エラーメッセージは具体的であるべきで、ユーザーが何を間違えたのか、どう修正すればよいのかを簡単に理解できるように設計します。
改善する際は、実際にユーザーの立場になって、いろいろなパターンの情報で入力を試してみましょう。そうすることで、どんなストレスがあるかがイメージしやすく、より入力完了率の高いフォームができるでしょう。
自動入力機能を導入する
自動入力機能の導入は、EFOにおけるもう一つの効果的な方法です。ユーザーが以前に入力した情報を自動的にフォームに反映させることで、入力の手間を大幅に削減できます。
技術的には、ブラウザの自動入力機能を活用したり、ユーザーがログインしている場合にはその情報をフォームに事前に埋め込むなどの方法で利用可能です。
特に、住所や名前、連絡先などの頻繁に使用される情報に自動入力機能を適用することで、ユーザーの負担を軽減し、フォーム完了率の向上につながります。
必須項目と任意項目の整理をおこなう
フォーム内でのユーザーの負担を減らすためには、必須項目と任意項目を明確に区別することが重要です。すべての項目が必須だとユーザーは負担を感じやすく、フォームの完了率が下がる可能性があります。
したがって、実際に必要な情報のみを必須項目として設定し、それ以外は任意で回答できるようにすると良いでしょう。この整理をおこなうことで、ユーザーは必要最低限の情報入力で済み、フォームを入力する負担が減ります。
たとえば、Web漫画のサイトなら、会員登録に必要な必須項目はIDとパスワードで十分で、そのほかの好きな漫画のジャンルや支払い情報は任意項目で設定しておくとよいでしょう。
項目自体を整理する
フォームの項目自体も整理し、必要な項目のみを掲載することが、EFOにおいて重要です。フォームに無駄な項目が多すぎると、ユーザーは面倒に感じ、フォームの途中で離脱する可能性が高くなります。
フォームをできるだけシンプルに保ち、必要最低限の情報のみを求めることで、ユーザーの負担を軽減し、最終的なコンバージョン率を向上させることができます。
たとえ、任意項目だったとしてもフォーム内に入力欄があるだけでプレッシャーになるため、どんな項目だとしてもできる限り数は少ないほうがよいでしょう。フォームの設計段階で、どの情報が本当に重要かを慎重に考え、ユーザーが容易に回答できるような構成にすることが大切です。
なぜこの情報が必要かなどを載せておく
フォーム内でユーザーに情報提供を求める際、なぜその情報が必要なのかを明示することは、信頼性を高め、ユーザーの協力を促す効果的な方法です。
特に個人情報に関わる項目では、ユーザーがなぜその情報を提供する必要があるのか、その情報がどのように使われるのかを理解できるようにします。
そうすることで、セキュリティやプライバシーに関する不安が軽減し、より積極的に情報を提供する可能性が高いです。この情報の透明性は、ユーザーとの信頼関係構築にも寄与し、最終的なコンバージョン率の向上につながります。
送信ボタンをわかりやすくする
フォームの送信ボタンは、わかりやすく目立つ場所にあり、何を意味しているのか明確であることが重要です。
たとえば、「送信する」「登録する」「申し込む」など、ボタンの用途が一目で理解できる表現を用いることが望ましいです。逆に「こちら」「次へ」などの表現はわかりづらく、ユーザーが離れてしまう可能性が高いので避けるようにしましょう。
そうすることで、ユーザーがフォームを入力完了した後のアクションがわかりやすく、最終的なコンバージョン率を高めることが可能です。
また、ボタンのデザインは、ページの他の要素と区別がつくようにし、ユーザーの目を引くようにすることも効果的です。ボタンに動作を入れたり、アイコンを設置したり、目立つカラーにしたりします。
フォームページに担当者の写真などを入れる
フォームページに担当者の写真や連絡先を掲載することも、ユーザーの信頼を高めるのに役立ちます。
Webサイトが単なる無機質なインターフェースではなく、企業の人が運営していることをユーザーに思い出させ、安心させることが大切なのです。
また、質問や不明点がある場合に直接問い合わせることができると知ることで、ユーザーの不安を軽減し、フォームの完了率を向上させることができます。このように担当者の写真や名前、連絡先を明記することは、ユーザーに安心感を与え、最終的なコンバージョンの向上に貢献するでしょう。
ユーザーがフォームから離脱する理由
Webサイト上のフォームからユーザーが離脱する理由を理解することは、EFOの戦略を立てる上で重要です。フォームの離脱率を減らし、コンバージョン率を向上させるためには、ユーザーがフォームを途中で放棄する主な要因を把握し、それに対応する必要があります。
ここからはユーザーがフォームを離れる一般的な以下の理由を説明していくので、ぜひ参考にしてください。
個人情報を入力することに不安を感じている
多くのユーザーがフォームから離脱する主な理由の一つは、個人情報の入力に対する不安です。プライバシーへの関心が高まる中、特にオンラインでの個人情報の扱いに対して慎重になる傾向があります。ユーザーは、提供した情報がどのように使用されるのか、セキュリティは確保されているのかといったことに敏感です。
このような不安を軽減するためには、フォームにプライバシーポリシーへのリンクを明記し、ユーザーが自分の情報がどのように取り扱われるのかを確認できるようにしましょう。
また、SSL暗号化などのセキュリティ対策を講じることで、情報の安全性を確保することができます。ユーザーが安心して個人情報を入力できる環境を提供することが、フォームの完了率を向上させる鍵の1つです。
入力の項目が多く面倒
フォームからの離脱率が高い一つの理由は、入力項目が多く、ユーザーが面倒だと感じてしまう場合です。フォームに多くの項目があると、ユーザーは疲れを感じやすく、途中で離脱する可能性が高まります。
これを防ぐためには、本当に必要な情報のみを要求し、できるだけフォームをシンプルに保つことが重要です。
また、項目の自動入力や分割されたステップ式のフォーム、進捗インジケーターの使用も、ユーザーにストレスなくフォームを入力してもらうことができます。
フォームページ内に意味のないリンクが貼られてる
フォーム内に無関係なリンクが多数存在すると、ユーザーが目的から逸れてしまう原因となります。フォームの目的は、ユーザーが特定のアクションを完了することです。余計なリンクがあると注意が散漫になり、フォームの完了率が低下する可能性があります。
たとえば、トップページに戻るボタン、他のプランやサービスに関するリンクを無闇に設置することはおすすめしません。
フォームページはできるだけシンプルに保ち、ユーザーがフォームの入力完了に集中できるよう設計することが望ましいです。
戻るボタンを押したら全て消えていて離脱した
フォーム入力中に「戻る」ボタンを押した際に、すでに入力された情報が全て消えてしまうと、ユーザーはフラストレーションを感じ、離脱する可能性が高まります。
このような状況は特に、長いフォームや複雑なフォームで起こりやすいです。入力済みの情報が保持されるようにすることで、ユーザーは入力作業を再開しやすくなります。
ユーザーが誤ってページを離れた場合でも、再び戻ってきた時にスムーズに入力を再開できるようにすることで、コンバージョン率を高めることができるでしょう。
EFOでコンバージョン改善する際の注意点
EFOでコンバージョン率の改善をはかる際には、いくつかの重要な注意点があります。フォームの効果的な最適化は、ユーザーの体験を改善し、結果としてコンバージョン率を高めることに直結します。
ここでは、EFOを成功させるための具体的なポイントに焦点を当て、紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。
各デバイスで入力しやすいようにしておく
EFOを実施する際には、スマートフォン、タブレット、デスクトップなど、さまざまなデバイスでフォームが入力しやすいように配慮することが重要です。特にモバイルデバイスの使用が増えている現在、フォームがスマートフォンでスムーズに操作できるかどうかが、コンバージョン率に大きく影響します。
レスポンシブデザインを採用し、小さな画面でもフォームの項目が読みやすく、入力しやすいようにしましょう。
また、タッチスクリーンの操作に適したデザインを考慮することも、ユーザー体験の向上に寄与し、フォームの入力率が高くなります。
専門知識がない状態でむやみに改善しない
EFOのプロセスでは、専門的な知識やデータに基づいた改善が重要です。専門知識がない状態での無計画な変更は、逆効果になりコンバージョン率の低下に繋がる可能性があります。
したがって、フォームの改善をおこなう際には、ユーザーテストやデータ分析を通じて、どのような変更が必要かを慎重に判断することが大事です。
もし、EFOを正しく実施できる人材がいない場合は、「formrun」や「EFO CUBE」などのツールを利用したり、マーケティング専門の会社に依頼することで、EFOによるコンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
まとめ
EFOでコンバージョン率を改善するためには、専門的な知識に基づいて適切な改善をおこなうことが重要です。フォームの必要事項の見直し、デバイスの種類に応じた最適化、そして計画的な改善アプローチが必要になります。
これらのポイントを適切に実施することで、Webサイトのユーザビリティを高め、最終的なコンバージョン率を向上することができるでしょう。
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