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Update: 2024/5/16

EFOで離脱率を改善|5つのポイント

「フォームの離脱率を改善し、コンバージョンをあげたい」と考えていませんか。フォームの離脱率を改善するなら、EFO(エントリーフォーム最適化)をおこないましょう。

  • EFOを考えている
  • フォームの離脱率が多い
  • 集客はできているのに問い合わせや購入につながらない

EFOでは、ユーザーがスムーズにフォームの入力を完了できるように最適化し、フォームの離脱率を下げることが目的です。

フォームの入力完了率が上がることで、結果としてコンバージョンが増えることを期待できます。この記事では、EFOの施策のポイントや便利なEFOツールを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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EFOはフォームの離脱改善に向いてるの?

EFOとは「Entry Form Optimization」の略で、登録や購入などの入力フォーム最適化のことです。 もしWebサイトで入力フォームの離脱を改善したいと考えているのなら、EFOをおこなう必要があります。

EFOでは、ユーザーの入力フォームでのネックを取り除き、離脱率を下げることが目的です。例えば、フォームの入力項目を簡単にしたり、入力エラーをわかりやすくしたりなどの施策があります。このようにして、入力フォームの最適化をおこなうことでコンバージョンまで導くことができ、Webサイトの効果を最大限発揮することが可能です。

EFOを取り組むメリットとして、効果的にコンバージョン率を上げられることや、簡単に取り組みやすいことなどがあります。そのため、Webサイトの効果が出ずに悩んでいる方に、まず取り組んでいただきたい戦略の1つです。

離脱率を上げないためのポイント

フォームの離脱率

Webのフォームからの離脱率を上げないためには、ユーザーのニーズに合わせたフォーム設計が重要です。

5つのポイント
  • ライフサイクルステージで項目を分ける
  • 問い合わせ内容によって必須項目を変える
  • エラーの原因をわかりやすくする
  • デバイスごとに入力しやすくする
  • 商品ページやランディングページ内にフォームを入れる

ここからは離脱率を下げるポイントをいくつか紹介します。

ライフサイクルステージで項目をわける

ユーザーのライフサイクルステージに応じてフォームの項目を分けることは、離脱率を下げるのに有効な手段です。

一般的に、ユーザーのステージは「認識(Awareness)」「検討(Consideration)」「決定(Decision)」の3つに分けられます。以下のように各ステージに応じた項目の設定が重要です。

ユーザーの段階入力を求める情報(例)脱毛サロンの場合
認識基本的な情報(例)氏名、メールアドレス など
検討詳細な情報(例)検討しているプラン、プラン相談予約の日時 など
決定最終的な意思決定に必要な情報
(例)個人情報、利用するプラン、支払い方法 など

これにより、必要最低限の項目だけ設置することでフォームの入力完了率を高められ、ユーザーの適切な時期に合わせて適切な情報を収集することができます。

問い合わせ内容によって必須項目を変える

問い合わせ内容によって必須項目を変更することも、離脱率を低下させる効果的な方法です。異なるタイプの問い合わせには異なる情報が必要になります。フォーム内で問い合わせの目的を選択させ、それに応じて必要な入力項目を変更するようにしましょう。

(例)

問い合わせ内容入力内容
製品の問い合わせ・連絡先
・製品名・質問内容
返品の問い合わせ・連絡先
・購入した商品・購入した際のレシートや保証書・返品理由

このように、問い合わせ内容に合わせてフォームを柔軟に変更することで、ユーザーにとって不要な情報の入力を求めることなく、効率的に必要な情報を収集することができます。

エラーの原因をわかりやすくする

フォームの入力中にエラーが発生した場合、その原因をユーザーに対して明確かつわかりやすく伝えることが重要です。エラーメッセージは具体的で直接的な言葉を用い、ユーザーが何を間違えたのか、どのように修正すればよいのかを明確に示す必要があります。

(例)パスワードの入力形式が間違っている場合

エラーメッセージ「パスワードの形式が間違っています。8文字〜15文字以内で、半角英数字と記号の2種類以上の文字を含んでください。」

このように具体的な指示をだすことで、ユーザーがスムーズに入力エラーを解消できるようにサポートします。これにより、ユーザーの入力中のフラストレーションを減らし、フォームの完成率を高めることが可能です。

デバイスごとに入力しやすくする

現代社会においては多様化したデバイスに合わせ、すべての人に使いやすいフォームを作成することが重要です。デバイスによって文字の大きさや入力欄の大きさなどの表示を変えることで、どんなデバイスからでも入力がしやすいようにします。

最近ではパソコンよりもスマートフォンなどのモバイルデバイスを使用するユーザーが多いです。特にこれまでデスクトップのみ対応していたサイトなどは、モバイルフレンドリーなデザインを採用しましょう。

小さな画面上でもフォームの各項目が明瞭に表示され、タッチ操作でも入力をしやすくし、ユーザーがフォームの入力を断念しないようなデザインを実装します。

ちなみに、デバイスごとに応じたフォームを作成する技術がないという場合は、この後紹介するEFO改善ツールを使用するのがおすすめです。さまざまなデバイスに対応した問い合わせフォームを簡単に作ることができます。

商品ページやランディングページ内にフォームを入れる

フォームの配置の仕方も、ユーザーの離脱率に影響します。問い合わせフォームを別ページへ遷移させるのではなく、商品ページやランディングページ内に直接フォームを設置することで、ユーザーの離脱率を改善することが可能です。

ユーザーが興味を持った商品やサービスの情報を見ながら、そのまま問い合わせや申し込みができるようにすることは、コンバージョン率の向上に直結します。

なぜなら、フォームを主要なコンテンツの近くに配置することで、ユーザーの注意を引きつけやすくし、遷移による中断や離脱のリスクが低減されるからです。なお、入力内容はできるだけ簡単にして、コンテンツの邪魔にならない場所に配置するように気をつけましょう。

おすすめのEFO改善ツール

入力フォームの離脱率を改善したいと考えているなら、以下のようなEFO改善ツールを使用するのがおすすめです。

  • formrun
  • HubSpot Marketing Hub
  • EFO CUBE

これらのツールはEFO機能を備えており、フォームの離脱率を改善することが可能です。さらに、さまざまなデバイスに対応した入力フォームを簡単に作ることができたり、セキュリティや顧客管理、メールの自動返信などの便利な機能もあります。

EFOに特化したツールやフォームを一から作成するよりもコストパフォーマンスが良いため、ぜひ利用を検討してみてください。

formrun

出典:formrun

料金プランFREEプラン 月額0円
BEGINNERプラン 月額3,880円(税抜)
STARTERプラン 月額12,980円(税抜)
PROFESSIONALプラン 月額25,800円(税抜)
機能・自動返信
・一斉メール配信
・GoogleAnalytics連携
・Salesforce、kintone、Hubspot、決済機能などの連携
・複数人でのフォーム管理機能

formrunは0円から利用できるフォーム作成・運用ツールです。

40種類以上あるテンプレートの中から簡単にフォームを作成でき、さらにフォームを運用するのに便利な機能がたくさんあります。

また、formrunのEFO機能を活用することで、ユーザーの回答率をあげることが可能です。

たとえば、Eリアルタイムでエラー内容を表示したり、半角に変換する機能などの入力補助機能を備えており、ユーザーの入力のストレスを低減します。さらにフォームの離脱率をリアルタイムなグラフで分析することができ、離脱率の改善に役立たせることが可能です。

なお、EFO機能を利用する場合は、オプション料金として1フォーム月額3,000円(税抜)または使い放題で月額15,000円(税抜)がかかるので注意してください。

HubSpot Marketing Hub

料金プランFreeプラン 月額0円
Starterプラン 月額2,160円(税抜)
Professionalプラン 月額9,600円(税抜)Enterpriseプラン 月額432,000円(税抜)
機能・Eメールマーケティング・フォーム作成、管理・ランディングページ作成・Webチャット・ブログ

HubSpot Marketing Hubはマーケティングツールとデータを集約した、企業のマーケティング活動を支えるツールです。その機能の一部として、簡単に高機能なフォームを作れたり、EFOをおこなったりもできます。

EFOの施策として、ユーザーの離脱率が下がるように入力エラーの表示や入力例の表示やCTAの変更などのカスタマイズを、ドラック&ドロップで簡単に実装することが可能です。また、フォームの利用状況を確認できる分析機能もあります。

ただしEFOに特化しているというより補助するような機能になるので、EFO以外のマーケティングと一緒に管理したいという場合におすすめのツールです。

EFO CUBE

出典:EFO CUBE

料金プラン初期費用 0円サポート費用 0円月額50,000円(5フォーム)※最低契約期間6ヵ月
機能・入力補助機能・外部ID連携機能・フォームの離脱分析機能

EFO CUBEは名前の通りEFOに特化したツールで、フォームの離脱率の改善に役立ちます。プランが1つしかありませんが、無料で相談できたり、成果が出ない場合は全額補償制度もあるため安心して利用することが可能です。

EFO CUBEの特徴として、入力補助機能が26種類もあることや、ユーザーの離脱を「未入力離脱」「入力途中離脱」「入力完了離脱」の3種類に分類して詳細に分析できる機能などがあります。他にも、導入から運用までのサポートが充実しており、導入までの専門的な知識や実装、運用レポーティングの作業などが必要ありません。

ただし、EFO CUBEはフォームの離脱率を改善するという目的を叶えることができますが、顧客管理や問い合わせ対応などのマーケティング活動を一貫しておこなう機能は備えていないため注意してください。

まとめ

この記事では、Webのフォームからの離脱率を下げるための重要なポイントや役立つツールについて解説しました。フォームでの離脱率を下げるために、ライフサイクルステージや問い合わせ内容に応じたフォーム項目の整理、エラー原因の明確化、デバイスごとの入力最適化、商品ページやランディングページ内へのフォームの組み込みなどが効果的です。

これらの対策をおこなうことにより、ユーザーのフォーム入力体験が向上し、ユーザーの離脱率を下げることができます。結果としてWebサイトのコンバージョン率の増加に貢献するでしょう。

フォーム完了率を高めるWebサイト改善

Webサイト改善・運用 資料画像

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。