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Web制作
Update: 2026/1/5

リダイレクトの危険性│ユーザーやSEOにおけるリスクや注意点について解説

「サイトリニューアルでURLが変わるけれど、リダイレクト設定はなんとなくで大丈夫?」
「設定を間違えると、検索順位が急落したり警告が出たりするって本当?」

そんな不安をお持ちではありませんか。

実は、リダイレクトはWebサイトの引っ越しにおいて最も重要な工程ですが、301と302の使い分けやセキュリティ対策を知らずに設定してしまうと、積み上げてきたSEO評価を一瞬で失い、企業の信頼を損なう可能性があります。

本記事は以下のような方におすすめです。

  • これからWebサイトのリニューアルやドメイン移転を控えている人
  • リダイレクトの失敗によるSEO順位の下落やアクセス減を防ぎたい人
  • 「警告画面」や「踏み台」などのセキュリティリスクを正しく把握したい人
  • 自社で設定するか、専門の制作会社に依頼するか迷っている人

リダイレクトの基礎知識から、プロが教える「失敗しない」設定方法、さらにはリダイレクトが必要なタイミングまで詳しく解説します。

さらに、具体的なリスク回避策や、安全にサイトを移行するためのチェックポイントまで網羅的に紹介するので、読み終える頃には自信を持ってリダイレクト計画を立てられるようになるでしょう。

THINkBALは、SEOとセキュリティを考慮したWebサイト制作において数多くの実績があり、リニューアル時の設計から公開後のマーケティング運用まで、貴社の課題に合わせたサポートを一貫して提供しています。

まずはお気軽にご相談ください。

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リダイレクト設定に潜む危険性と3つの重大リスク

リダイレクト設定のミスは、単に「ページが表示されない」だけでは済みません。

ビジネスに直結する深刻なダメージを与える可能性があります。

ここでは、Web担当者が特に警戒すべき3つのリスクについて解説します。

警告画面が表示されユーザーに不信感を与えて離脱を招く

不適切なリダイレクト設定は、ユーザーのブラウザ上に「警告画面」を表示させる原因となります。

特にSSL(暗号化)の設定不備や、リダイレクトループ(転送が無限に繰り返される状態)が発生している場合、ブラウザのセキュリティ機能によってアクセスがブロックされ「このサイトは安全ではありません」「ページが正しく機能していません」といった警告が表示されます。

このような警告を目にしたユーザーは、フィッシング詐欺やウイルス感染を疑い、即座にサイトから離脱します。

結果として、ブランドへの不信感を招き、機会損失に直結してしまいます。

SEOに影響を与え評価の下落・消失につながる

リダイレクトの設定ミスは、Googleなどの検索エンジンからの評価(SEO評価)を大きく下落させる、あるいは消失させる危険性があります。

最大の要因は、ステータスコードである「301リダイレクト(恒久的な転送)」と「302リダイレクト(一時的な転送)」の使い分けのミスです。

301リダイレクトサイト移転など、恒久的にURLを変更する場合に使用。SEO評価(ドメインパワー)が新しいURLに引き継がれる。
302リダイレクトメンテナンスなど、一時的に転送する場合に使用。SEO評価は原則として引き継がれない。

本来301を使うべきリニューアル時に302を使ってしまうと、旧サイトの評価が引き継がれず、検索順位が急落する原因となります。

Googleの検索セントラルでも、正しいステータスコードの使用が推奨されています。

設定の不備を突かれ、自社サイトが詐欺の「踏み台」にされる

セキュリティ面で最も恐ろしいのが「オープンリダイレクト脆弱性」と呼ばれるリスクです。

これは、リダイレクト設定の不備を悪用され、自社の正規URLを経由して、攻撃者が用意した悪意あるサイトへユーザーを転送させてしまう現象です。

ユーザーは「信頼できる企業のURL」をクリックしたつもりでも、結果としてフィッシング詐欺サイトやウイルス感染サイトへ誘導されてしまいます。

自社サイトが攻撃の踏み台にされることで、被害者であるユーザーからの信頼を失うだけでなく、社会的信用も失墜しかねません。

リダイレクトの警告が表示された場合の対処法

もし、自社サイトや閲覧しようとしたサイトでリダイレクトに関する警告が表示された場合、以下の手順で原因を切り分け、対処する必要があります。

Cookieとキャッシュを削除する

「リダイレクトが繰り返しおこなわれています」といったエラーが出る場合、ユーザー側のブラウザに残っている古いCookieやキャッシュが原因で、誤った転送処理がループしている可能性があります。

まずはブラウザの設定から、該当サイトのCookieとキャッシュを削除し、再度アクセスできるか確認してください。

閲覧サイトがSSL化(HTTPS)しているか確認する

「保護されていない通信」などの警告が出る場合、リダイレクト元のページとリダイレクト先のページで、SSL(https)の設定が一貫していない可能性があります。

特に「http(非SSL)」から「https(SSL)」への転送設定が正しくおこなわれていない場合、ブラウザがセキュリティリスクとして検知し、アクセスを遮断することがあります。

サーバー証明書の有効期限や設定状況を確認しましょう。

無関係なリダイレクト先や不審なURLにはアクセスしない

意図しないサイトへ転送されそうになった場合や、警告画面で不審なURLが表示されている場合は、絶対にアクセスを続行しないでください。

これらは前述した「オープンリダイレクト」などが悪用されている可能性があり、アクセスするだけで個人情報の盗難やウイルス・マルウェア感染のリスクがあります。

直ちにブラウザを閉じ、セキュリティソフトでスキャンをおこなうことを推奨します。

安全なリダイレクトの設定方法と注意点

リダイレクトには大きく分けて、サーバー側で処理する「サーバーサイドリダイレクト」と、ブラウザ側で処理する「クライアントサイドリダイレクト」の2種類があります。

Googleは、確実性とSEO評価の引き継ぎの観点から、サーバーサイドでの設定(.htaccessなど)を強く推奨しています。

ここでは代表的な4つの手法と、それぞれの注意点(リスク)を解説します。

.htaccessによる設定

.htaccessファイルを使用してリダイレクトを設定する方法は、サーバーレベルでリダイレクトを処理します。

例えば、古いURLから新しいURLへリダイレクトする場合、以下のように記述します。

.htaccessファイルで設定する方法は、Apacheサーバーを使用しているサイトに適しています。

301リダイレクトは永久的なリダイレクトを意味し、検索エンジンに新しいURLをインデックスさせるのに役立つでしょう。

適切に設定することで、ユーザーと検索エンジンの両方に対して安全で信頼性の高いリダイレクトを実現できます。

PHPによる設定

PHPを使用してリダイレクトを設定する方法もあります。

PHPを設定する場合、特定の条件に基づいてリダイレクトを実行したい場合に便利です。

たとえば、ユーザーが特定のページにアクセスしたときに別のページへリダイレクトする場合、以下のように記述します。

PHPでのリダイレクトは、柔軟性が高く、プログラムのロジックに基づいてリダイレクトを制御可能。

適切に使用することで、安全なリダイレクトを実現し、ユーザー体験を向上させることができます。

意図しないリダイレクトを防ぐためにも、リダイレクトを設定する際は、常にテストをおこない、動作を確認してから実装することをおすすめします。

JavaScriptによる設定

自社サイトが使用しているサーバーでHTTPリダイレクトが不可となるケースがあります。

その場合は、JavaScriptでリダイレクトを設定する必要があります。

コードの一例としては、以下の通りです。

JavaScriptによるリダイレクトは、サーバー側ではなく「ブラウザ側」で実行されるのが特徴です。

そのため、古いURLの評価を新しいURLへ必ずしも正確に引き継げるとは限らないのが難点です。

近年の検索エンジンは、JavaScriptの動きを認識する能力が向上されてきてはいるものの、100%の確率でURLを引き継げるわけではない点に注意してください。

WordPressプラグインによる設定

「Redirection」などのプラグインを使用すれば、コードを書かずに管理画面から設定可能です。

注意点として、プラグインの入れすぎはサイトの表示速度を低下させます。

プラグイン自体の更新が止まるとセキュリティホール(脆弱性)になり、攻撃の入り口になる恐れもあります。

HTMLタグによる設定

リダイレクトを設定する方法の一つに「HTMLタグ」を活用する方法があります。

HTMLタグを使って設定する場合は、以下のようなコード記述が必要です。

コード内の「リダイレクト秒数」とは、アクセスしてからリダイレクトされるまでの時間を指します。

特別な理由がなければ、基本的に「0」と設定しておいて問題はありません。

なお、リダイレクトの詳しいやり方については、以下の記事でも触れているため参考にしてみてください。

リダイレクトが必要になるタイミング

リダイレクトは、以下のような「URLの変更」や「ページ統合」が発生するタイミングで必須となります。

Webサイトを移転してドメインが変更になったとき

Webサイトの移転は、ドメインの変更やホスティングサービスの変更に伴うURLの変更を指します。

Webサイトを移転する場合、旧URLから新URLへのリダイレクトを設定することで、ユーザーが新しいサイトにスムーズに移動できます。

リダイレクトを適切に設定しないと、ユーザーが404エラーページに直面し、サイトから離れてしまう可能性があります。

たとえば、旧ドメインから新ドメインへの移行をおこなう場合、以下のように.htaccessファイルを設定します。

上記の設定により、旧URLにアクセスしたユーザーは自動的に新URLにリダイレクトされるため、サイトの流入が減少してしまうリスクを軽減できます。

検索エンジンも新しいURLをインデックスするため、SEO効果も維持できるでしょう。

サイトリニューアルをしてURL構造が変更になったとき

Webサイトのリニューアルは、サイトのデザインやコンテンツの大幅な変更を伴う場合におこなわれるものです。

この過程で、URL構造が変更されることはよくあります。

リニューアル前のURLから新しいURLへのリダイレクトを設定することで、ユーザーが迷うことなく新しいコンテンツにアクセスできるようになります。

たとえば、ページ構造を見直してURLが変更された場合、以下のように.htaccessファイルを設定します。

この設定により、旧URLをブックマークしていたユーザーや、検索エンジンのインデックスに残っている旧URLにアクセスするユーザーが新しいページに自動的に移動可能です。

ユーザーエクスペリエンスの向上とSEO効果の維持が期待できます。

リダイレクトの設定は、ユーザーと検索エンジンの両方にとって重要な操作です。

適切にリダイレクトをおこなうことで、Webサイトの移転やリニューアルに伴う問題を最小限に抑えることができます。

ページ削除時に代替ページへ誘導したとき

商品販売終了などでページを削除する場合、そのままでは404エラーになります。

関連する商品ページや上位カテゴリへ転送することで、ユーザーの利便性を維持できます。

一時的なキャンペーンページへ誘導したとき

キャンペーンやプロモーション期間中に特定のURLを一時的に変更する場合、リダイレクトの設定が必要です。

このような場合、特定のページに対して短期間のリダイレクトを設定し、キャンペーンが終了した後に元のURLに戻すことで、ユーザーを適切に誘導することが可能です。

たとえば、新商品の発売キャンペーン期間中に特設ページを設け、元の製品ページからその特設ページへリダイレクトすると、ユーザーが簡単にキャンペーン情報にアクセスできます。

期間限定のセールやイベントの告知ページを作成し、通常のトップページから一時的にリダイレクトすると、訪問者に最新情報を効果的に伝えることもできます。

ユーザーの関心を引きつけると同時に、セールスやイベントの成功率を高めることが可能です。

なお、キャンペーン終了後には必ずリダイレクト設定を解除し、通常のページに戻すことを忘れないようにしましょう。

安全にリダイレクトをおこなうためのチェックポイント

リダイレクトを設定する際には、ユーザーエクスペリエンスの向上やSEOの観点から、最低限守るべき2つのルールがあります。

ここでは、安全にリダイレクトをおこなうためのチェックポイントについて詳しく説明します。

個別ページ単位で設定する

リダイレクトを設定する際は、個別ページ単位でおこなうことが重要です。

全体のURLを一括で変更するのではなく、それぞれの旧URLに対応する新URLを正確に設定することで、ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるようになります。

たとえば、古い製品ページを新しい製品ページにリダイレクトする場合、以下のように設定が可能です。

個別ページ単位で設定することで、ユーザーが混乱することなく新しいページにたどり着けます。

検索エンジンも適切にリダイレクトを認識し、新しいURLをインデックスできるでしょう。

リダイレクト設定の解除時期は1年を目安にする

サイトリニューアルや移転を目的としたリダイレクトの場合、設定完了後すぐに解除するのは避けましょう。

なぜなら、Googleはリダイレクトを1回検出しただけでは直ちに移行処理を実行せず、それが間違いなく恒久的な変更であると確信するために、数回のクロールを必要とするからです。

クロール頻度が高い主要ページであれば早めに認識されることもありますが、サイト全体のSEO評価を確実に引き継ぐためにも、少なくとも「1年間」を目安に設定を維持することが推奨されます。

SEO評価とユーザーを守るためにリダイレクト設定やサイト制作はTHINkBALにご相談ください

リダイレクトはWebサイト運営において必須の技術であり、設定自体はツールやコードでおこなうことが可能です。

しかし「設定ができること」と「SEO評価と安全性を守れること」は別問題です。

  • 301/302リダイレクトの正確な使い分け
  • オープンリダイレクト脆弱性へのセキュリティ対策
  • 数千ページに及ぶURLの正確なマッピングと評価の引き継ぎ

これらを自社だけで完結させるには、サーバーサイドの高度な専門知識と、最新のSEOトレンドへの理解が必要です。

「リニューアルで失敗したくない、でも社内に詳しい技術者がいない」 そのようにお考えの企業様は、ぜひTHINkBALにご相談ください。

THINkBALでは、豊富なSEO知見とWeb制作の技術力を活かし「ただ転送するだけでなく、サイトの資産と信頼を未来へつなぐリダイレクト設定」を代行します。

リダイレクトの失敗を防ぎ、安全で確実なサイトリニューアルを実現しましょう

適切なリダイレクト設定は、サイトリニューアルや移転の際に、これまで培ってきたSEO評価とユーザーからの信頼を守るための、最も重要な保険です。

しかし「転送されれば何でも良い」わけではなく、誤った設定をしてしまうと、検索順位の下落やセキュリティ警告の表示など、ビジネスに多大な損失を与えることも事実です。

最も重要なのは、ただ新しいURLへ飛ばすこと自体ではなく、その処理を通じて「Googleに正しい評価を伝え、ユーザーを安全に目的地へ案内すること」です。

とりあえず設定することだけをゴールにするのではなく、企業のデジタル資産を守り、リニューアル後のビジネスを加速させるための安全な移行を目指しましょう。

この記事で得た知識をもとに、まずは現在の設定状況を確認してみるもよし、確実性を求めてプロの手を借りるもよし、自社の状況に合った最適なリスク管理への第一歩を踏み出してください。

リダイレクト設定を含むサイト制作やリニューアル、SEO評価の引き継ぎでお困りのことがあれば、ぜひTHINkBALにご相談ください。

Web制作のプロフェッショナルが、貴社のビジネスゴールに合わせた最適な移行計画と設定をご提案いたします。導入支援から制作、公開後の運用まで、成果にこだわったサポートを提供します。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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