効果的なLPOの対策6選!LPOの効果を最大化して成果を上げよう
「Webサイトでさらにコンバージョン数を増やしたいけど、具体的に何をすれば良いかわからない」と悩んでいる人も少なくありません。Webサイトで現状よりもさらに効果を上げたい場合は、LPO(ランディングページ最適化)が必要です。
- LPからのコンバージョンを増やしたい企業
- オンラインからの売上を伸ばしたい企業
- LPを改善したいけど何をすれば良いかわからない人
ランディングページとは、ユーザーが訪問する一番最初のページのことを指します。ランディングページではユーザーに必要な情報を提供し、疑問を解決し、購入や問い合わせなどのコンバージョンまで効率よく誘導することが目的です。
この記事では、そもそもLPOにはどんな効果があるのかや具体的な手法について解説しているのでぜひ参考にしてください。
LPO(ランディングページ最適化)とは
LPO(ランディングページ最適化)とは、ランディングページを最適化し、訪問者のコンバージョン率を高めるための手法のひとつです。そもそもランディングページとは、広告や検索結果などをクリックした際に最初に表示されるWebページのことを指します。
LPOの目的はこのページを訪れたユーザーが求める情報を効率良く提供し、商品購入、問い合わせ、メール登録など特定のアクションへ誘導することです。Webページのあらゆる要素を検証・改善し、最終的な成果を最大化させる戦略として重要視されています。
EFOとの違い
EFO(エントリーフォーム最適化)とは、お問合せや登録などの入力フォームを使いやすくする施策です。EFOもコンバージョン率を高めるための手法のひとつです。フォームではユーザーが離脱しないような改善をおこないます。
具体的には、入力フォームの項目を減らしたり、入力内容をわかりやすく簡単にしたりすることが挙げられます。
LPO | EFO | |
目的 | 訪問したユーザーを特定のアクション(コンバージョン)に導くこと | 入力フォームを使いやすくしコンバージョン率をあげること |
メリット | ・施策に対して結果が伴いやすい ・コンバージョン率が高い ・商品やサービスごとのターゲット顧客に合わせてカスタマイズしやすい | ・コンバージョン率をあげられる・簡単に取り組みやすい |
なお、LPOはEFOも含んでおり、ランディングページ最適化の一部としてお問合せや登録フォームの改善もおこないます。
SEOとの違い
SEO(検索エンジン最適化)とは、検索エンジンのランキング上位に表示しアクセス数を増やすことを目的として、ページやコンテンツ内容の改善をおこなう手法です。LPOとSEOはWebページの改善をおこなうことに変わりはありませんが、その目的とメリットが大きく異なります。
LPO | SEO | |
目的 | 訪問したユーザーを特定のアクション(コンバージョン)に導くこと | Webサイトの訪問者数の増加 |
メリット | ・施策に対して結果が伴いやすい ・コンバージョン率が高い ・商品やサービスごとのターゲット顧客に合わせてカスタマイズしやすい | ・コンテンツを資産として貯蓄できる・企業ブランドを確立できる ・掲載費などのコストがかからない |
どちらか一方に注力するのではなく、どちらの対策もおこなうことでWebページの成果を最大化することができます。
効果的なLPO対策の手法
LPOは、Webサイトの成果を飛躍的に向上させるために必要不可欠です。効果的なLPO対策を行うには、まず現在のランディングページの状況を正確に把握し、それに基づいた戦略的なアプローチが求められます。
このセクションでは、LPOの効果を最大化するための具体的な手法について解説しています。以下の表にWebサイトの課題としてよくあるものと、その仮説についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
課題 | 仮説 |
ファーストビューの離脱率が高い | ・ファーストビューで商品やサービスの要約が掴みづらい・広告や検索画面のクリック前の期待と異なる・ページの表示が崩れている |
フォームの離脱率が高い | ・フォームの入力項目が多い・個人情報の取り扱いが心配 |
コンテンツ途中の離脱が多い | ・コンテンツの内容に無駄が多い ・適切な位置にCTAが配置されていない |
流入数は多いがコンバージョン率が低い | ・訴求の内容が魅力的でない・獲得しているユーザーがターゲット顧客とは異なる |
現状のランディングページの課題を洗い出す
LPOを成功させるための最初のステップは、現在のランディングページに存在する課題を洗い出すことです。Google Search ConsoleやGoogle Analytics、ヒートマップツールなどのデータ分析ツールを利用して、以下のような視点から多角的に分析をしていきましょう。
- ページの構造
- コンテンツの質
- ユーザビリティ
- コンバージョンへの導線
たどえば、十分なアクセス数があるのにコンバージョン率が低い場合、コンテンツの内容やコンバージョンまでの導線などが課題としてあげられます。このようにして、分析ツールなどを用いて、成果の障害となっている課題を1つずつ洗い出していきましょう。
提供したい商品・サービスについて改めて理解を深める
LPOを適切におこなうためには、自社の商品・サービスについての理解を深めることが必要です。とくに、理解しておくべきポイントは以下が挙げられます。
- 商品・サービスの顧客層
- アクションを起こしたユーザー層・属性
- 商品・サービスのコンセプトやセールスポイント
- ペルソナ
そもそも提供したい商品やサービスが誰に向けたものであり、これまでに購入したユーザーはどういったタイプであるのかを理解する必要があります。
適切な訴求のためにも、上記の理解が欠かせないことを覚えておきましょう。
目標を明確にする
具体的に、どこを目指して対策すべきかを考えるためにも、目標を明確にしましょう。
たとえば、売上や流入ユーザー層、コンバージョン率など明確にできる指標はたくさんあるはずです。目標が漠然としていると、現在の課題が見えにくくなるうえに、そもそも効果的な対策も見えにくくなってしまいます。
現状についてのリサーチを深めたうえで、到達したい目標を設定してみてください。
仮説を立てて施策を考える
課題が明らかになったら、次にそれらに対処するための仮説を立てます。
たとえば、コンテンツの質の低さが課題としてある場合を想定してみましょう。コンテンツの質が低い原因は、ユーザーにとって価値のある情報を提供できていない、画像やテーブルがなくコンテンツが読み進めづらいなどが仮説として考えられます。
仮説は、常にユーザーの視点に立ち、ニーズや期待に基づいて考えなければなりません。仮説をもとにさまざまな改善策を試し、A/Bテストなどを通じてその効果を検証します。仮説に基づく施策とその検証を繰り返すことで、ランディングページのパフォーマンスを効果的に向上させることができるのです。
改善施策の実施
LPOのプロセスでは、洗い出した課題に対して具体的な改善施策を実施することが次のステップです。改善施策は、ユーザーの体験を向上させ、コンバージョン率を高めることを目指しておこないます。
LPOの改善施策の例を紹介します。
- ランディングページのデザインの変更
- コンテンツの再編成
- コールトゥアクション(CTA)の配置の最適化
効果が高く、取り組みやすい施策からおこなうことで効果的に改善施策を進めることができます。なお、一度に多くの変更を行うのではなく、一つずつ着実に改善を行い、その効果を確認しながら進めましょう。
効果検証
LPOの改善施策を実施した後は、その効果を検証することが必要不可欠です。効果検証の際には以下のような指標を確認していきましょう。
- コンバージョン率の変化
- サイト訪問者の行動パターンの変更
- 滞在時間の延長
単純に指標の増減で施策の良し悪しを決めるのでは不十分です。そもそもの仮説が正しかったのかを考え、実施した改善がどの程度効果を発揮したかを測定する必要があります。そして、今後のさらなる改善のためデータ収集をしていくことが重要です。
継続的な効果検証とデータに基づく改善が、最終的にランディングページの最適化を実現し、高い成果をもたらすことにつながります。
LPOの効果を最大にするには
LPOの効果を最大限に引き出すためには、戦略的なアプローチが必要です。LPOの目的は、訪問者を特定の目標行動に導くことです。目標を達成するには、ページの設計やコンテンツの最適化が欠かせません。ここでは、ランディングページの成果を高めるための具体的な方法を紹介します。
ページ内のリンクを減らす
ランディングページにおいては、ページ内のリンク数を極力減らすことが重要です。多くのリンクが存在すると、訪問者の注意が散漫になり、最終的なコンバージョンの目標から離れてしまう可能性があります。
例えば、商品購入に関してのランディングページの場合、商品の詳細な説明などをリンク先に渡すのではなく、そのページ内で説明を完結させたほうがよいでしょう。また、他の商品の紹介リンクなどは貼らないほうが適切です。
最終的なコンバージョンまでのリンクや画面遷移を減らすことで、訪問者の注意をコンバージョンに必要な要素に集中させ、効果的にアクションに導くことができます。
ストーリー性のあるコンテンツにする
ランディングページのコンテンツは、単に情報を提示するだけではなく、ストーリー性を持たせることが重要です。ストーリー性のあるコンテンツは、訪問者の感情に訴えかけ、製品やサービスへの関心を高めます。
以下のようなフレームワークを利用すると、より顧客の心に響くコンテンツを簡単に作成することが可能です。
このように、訪問者を引き込み、より深く関連付けるようなストーリーテリングは、訪問者の興味を持続させ、コンバージョンにつなげやすくします。
EFO(エントリーフォーム最適化)と一緒におこなう
LPOの目的はコンバージョン率の向上ですが、それを実現するためにはEFO(エントリーフォーム最適化)もあわせておこないましょう。EFOは、ユーザーがフォームを簡単に、迷わず入力できるようにする手法です。
たとえば、フォームのフィールド数を最小限に抑える、わかりやすい指示を提供する、入力エラー時のフィードバックを明確にするなど、ユーザーがスムーズに情報を入力できるような改善をします。LPOとEFOを同時に行うことで、訪問者が最終的にアクションを起こしやすくなり、コンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
コンバージョンのボタンは目立つデザインにする
資料請求やお問い合わせ、お申込みなど、コンバージョンにつながるボタンを設けているケースは多いでしょう。しかし、コンバージョンのボタンが目立ちにくいデザインであると、せっかく流入したユーザーが見落としてしまう可能性があります。
また、仮にユーザーがコンバージョンのボタンを見つけても、デザインが魅力的でないと、ユーザーがアクションの重要性を感じなくなってしまいます。
目を引く配色でボタンを設計し、「10秒で完結」「1分で登録完了」など、気軽にクリックしやすくなるような文言を入れて工夫してみましょう。
まとめ
この記事では、LPOの重要性と、その効果を最大限に引き出すための具体的な手法について解説しました。LPOの目的は訪問者のコンバージョン率を高めることです。そのために、まずランディングページの現在の課題を洗い出し、仮説を立てます。
その後、よりストーリ性のあるコンテンツにしたり、EFOをおこなったりなどの施策を実施し、効果検証をおこないます。このようにしてLPOの改善をおこなうことで、ランディングページの効果を最大限に発揮できるでしょう。
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