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Web制作
Update: 2025/3/5

独自ドメインとは?企業が取得するメリットとデメリット

独自ドメインについて、他のドメインとの違いや取得方法について疑問を感じている方は多いのではないでしょうか。独自ドメインは、企業がWebサイトを制作するにあたって必須のドメインです。

しかし、Webサイトの運用やコンテンツのマーケティングなどを任されて間もないうちは、そもそも独自ドメインが何なのかも疑問に感じるものです。

そのうえ、似たような名称も多いため、「どのドメインにどのような意味があるのか」が混同してしまうことも少なくありません。

  • 独自ドメインについての理解を深めたい人
  • 初めて企業のWebサイトを開設する人
  • 独自ドメイン、共有ドメイン、サブドメインの違いが分からない人

そこで、今回は独自ドメインとは何を指すのかを詳しく解説していきます。サブドメイン・共有ドメインとの違いや取得方法にも触れていくため、ぜひ参考にしてみてください。

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独自ドメインとは

独自ドメイン

独自ドメインとは、特定の個人や企業が所有し、管理するドメイン名のことです。具体的には、「example.com」のようなドメイン名を指します。

独自ドメインは、WebサイトのURLとして使用され、ブランドの一貫性や信頼性を高める役割があります。また、独自ドメインは、メールアドレスとしても使用できます。組織に属する者として信頼できる印象を与えることも可能です。

サブドメインとの違い

独自ドメインとの違いが曖昧なものとして「サブドメイン」が挙げられます。

サブドメインは、独自ドメインの一部で。独自ドメインの前に付けられる別の名前のようなものです。例えば、独自ドメインである「example.com」にサブドメインを設けると、以下のようになります。

サブドメインの例
  • blog.example.com
  • shop.example.com

上記の場合は、「blog.」「shop.」がサブドメインとして該当します。

独自ドメインとサブドメインとの違いは以下の通りです。

ドメインの種類特徴
独自ドメイン・サイト全体の管理権を持つ
・検索エンジンに対して独立したサイトとして認識される
サブドメイン・親ドメインの一部と見なされることがある
・独自ドメインの所有者によって作成・管理される
・特定のプロジェクトやサービスを分離して管理する際に便利
 (例:ブログやオンラインストアなどの異なるコンテンツを持つサイト)

独自ドメインは、Webサイトそのもののインターネット上の住所のようなものです。サブドメインは、独自ドメインの中に存在し、別のページ・コンテンツなどを新しく設けて情報を発信する際に用いることが多いでしょう。

共有ドメインとの違い

共有ドメインとは、複数のユーザーやサイトが同じドメイン名を共有することをいいます。一般的には、無料のWebホスティングサービスやブログプラットフォームで見られる形式です。たとえば、「example.wordpress.com」や「example.blogspot.com」のような形式が共有ドメインとして定番です。

共有ドメインと独自ドメインとの違いは以下の通りです。

ドメインの種類特徴
独自ドメイン・個人や企業が所有し管理する
・プロフェッショナルな印象を与え、ブランドの信頼性を高める
・カスタマイズ可能であり、自由に設定を変更できる
共有ドメイン・ホスティングサービスが所有し、複数のユーザーに対して提供する
・信頼性やブランド力が低下することがある
・ホスティングサービスの制約を受けるため、カスタマイズの範囲が限られる

独自ドメインを使用することで、ブランドの一貫性や信頼性を高めることが可能です。専門性の高さやプロとしての信頼性をアピールしたいときには、独自ドメインを選ぶことが望ましいでしょう。

独自ドメインを取得すると何が良いの?

独自ドメインを取得

独自ドメインを取得することで、さまざまなメリットが得られます。とくに、企業にとっての良いとされる点が多いです。

ここからは、独自ドメインを取得することで得られる具体的なメリットについて詳しく解説します。

企業の信頼性につながる

独自ドメインを持つことで、企業の信頼性を高めることが可能です。なぜ、独自ドメインが企業の信頼性を高めるのか、その理由は以下の通りとなります。

独自ドメインが企業の信頼性を高める理由
  • プロフェッショナルな印象を与える
    独自ドメインを使用することで、訪問者に対してプロフェッショナルな印象を与えることができます。実際、「example.com」のような独自ドメインは、無料の共有ドメインよりも信頼性が高い印象です。
  • ブランドの一貫性
    独自ドメインはブランドの一貫性を保つために重要です。企業のWebサイトやメールアドレスに独自ドメインを使用することで、ブランドの認知度と信頼性を向上させることができます。例えば、info@example.comのようなメールアドレスは、企業の公式な連絡先として信頼されやすいでしょう。
  • 顧客の信頼獲得
    独自ドメインを使用することで、顧客からの信頼を獲得しやすくなります。信頼性の高いWebサイトは、訪問者が安心して利用できるため、コンバージョン率の向上にも寄与します。

集客や顧客獲得のためにWebサイトを制作・運用する場合、サイトにおける信頼性の高さは重要なポイントです。流入者に対してプロとしての専門性の高さをアピールするためにも、独自ドメインの使用は検討が必要といえます。

セキュリティの対策ができる

独自ドメインを持つことで、セキュリティ対策につながります。なぜなら、独自ドメインを持つことで、Webサイトの通信の暗号化を実現できるからです。SSL証明書を取得し、ユーザーの個人情報や支払い情報を保護することができます。結果的に、セキュリティリスクを軽減することができるのです。

また、独自ドメインの活用により、セキュリティ設定を自由にカスタマイズすることが可能です。ファイアウォールの設定やアクセス制限を適切におこなうことで、不正アクセスやデータ漏洩を防げるでしょう。

ちなみに、独自ドメインは、フィッシング詐欺のリスクを軽減しやすい傾向にあります。独自ドメインの特徴である「公式としてのドメイン」が、偽サイトと区別しやすくなるのです。万が一ユーザーが偽サイトにアクセスしてしまっても、ドメインが公式と異なっていることに気が付ければ、フィッシング詐欺を未然に防ぎやすくなるでしょう。

SEOの効果が期待できる

独自ドメインを使用することで、SEO上の効果を期待できます。以下の点がその理由です。

SEO効果が期待できる理由詳細
ブランド認知度の向上・ブランド名を直接反映することで検索エンジンでの認知度を高める
・ブランド名がドメインに含まれることで、ユーザーが検索結果で見たときに信頼性が高まる
検索エンジンの評価・検索エンジンは独自ドメインを持つサイトを高く評価する傾向がある
バックリンクの獲得・他のサイトからのリンク(バックリンク)を獲得しやすくなる

独自ドメインを活用するだけで、一定のSEO効果を期待できます。検索エンジンでの表示を増やしていきたい企業にとって、独自ドメインの活用は有効であると言えるでしょう。

永続的に利用が可能

独自ドメインのメリットの一つが、「永続的な利用が可能なこと」が挙げられます。独自ドメインは、一度取得すれば継続して利用することが可能です。

なぜなら、 独自ドメインを取得すると、そのドメイン名は企業の所有物となるためです。譲渡や売却しない限り、独自ドメインを取得した企業がそのドメインを使い続けることができます。

ちなみに、独自ドメインは、WebホスティングサービスやCMS(コンテンツ管理システム)を変更する際に、ドメイン名を変更する必要がありません。サイトの移行がスムーズにおこなえるため、SEOやユーザーエクスペリエンスに悪影響を与えることなく、新しい環境に移行できるでしょう。

独自ドメインを取得する際の注意点

独自ドメインを取得する際の注意点

独自ドメインの取得にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。本項からは、独自ドメインを取得する際の主なデメリットについて詳しく説明します。

ドメインの更新費がかかる

独自ドメインを取得するデメリットとして、まず挙げられるのが「更新費がかかること」です。独自ドメインを取得すると、さまざまなコストがかかります。

独自ドメインの取得によって生じるコストは、主に以下の通りです。

独自ドメインにかかる費用
  • 初期費用と更新費用
    初期費用及び毎年の更新費用も発生します。ドメインの種類や登録サービスによって金額は異なりますが、一般的には年間数百円から数千円程度です。
  • 追加のサービス費用
    プライバシー保護やSSL証明書などの追加サービスを利用する場合、その分の費用も加算されます。セキュリティやプライバシーの向上を期待できますが、総合的なコストを押し上げる要因でもあります

独自ドメインは、定期的にコストが発生するため「ランニングコスト」も視野に入れて予算計画を立てる必要があります。Webサイトの制作・運用にどの程度の予算をかけられるのかを明確にしておきましょう。

更新時期などを管理する必要がある

独自ドメインを取得するデメリットの一つが、管理の手間がかかることです。とくに、更新時期を管理する手間は大きいといえます。

万が一、ドメインの更新を忘れてしまった場合、ドメインの期限が切れてしまいます。Webサイトが一時的にアクセス不能になる可能性があるでしょう。

場合によっては、ドメインが第三者に再登録されるリスクもあり、ブランドの信用を損なうリスクがあります。リマインダーを設定し、更新手続きを確実におこなうことが重要です。

また、 独自ドメインの管理には、ドメインレジストラの選定、設定の維持、更新手続きなど、多くの作業が発生します。いずれの作業も手間・時間がかかるため、担当者の負担になりやすいのが難点です。効率的な管理システムを導入し、作業を自動化する方法を検討してください。

まとめ

独自ドメインを取得することには、企業の信頼性向上やSEO効果など多くのメリットがあります。しかし、独自ドメインを取得することによる、デメリットも存在するため注意が必要です。特に、年間更新費用の発生や更新時期の管理といったコストや手間は注意すべきポイントです。

独自ドメインの取得を検討している方、メリット・デメリットを十分に理解し、予算や管理体制を整えた上で計画的に進めましょう。

ちなみに、THINkBALでは、独自ドメインの取得を検討している方へ向けて、適切なドメインや、運用・管理のサポートをおこなっています。Webサイトの運用に慣れていない方でも、効果的に集客できるよう支援していますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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