Web制作会社 THINkBALがデジタル全般の情報をお届けするデジタルマガジンです。東京と埼玉を拠点としたWeb制作会社|株式会社THINkBAL
UX/UIデザイン
Update: 2023/9/7

UIとUXでよくある不満・悩みを改善する方法と参考にしたいサイト3選

「現在の Xに不満がある」とお悩みの人に向けて、本記事では「UIUXでよくある悩みと改善方法」「参考にしたいECサイト」などを紹介します。

UIUXを向上させることで、サイトのコンバージョン率の向上を図ることが可能です。今、自社のWebサイトにすべき対策とは何なのでしょうか。以下にて詳しく見ていきましょう。

Webサイト制作のプロが貴社のお悩みを解決します! データ分析、UX/UI設計に基づく戦略とデザインで伝えたい価値を伝わるカタチに。 ビジネス成果に貢献するWebサイト制作・構築を提供します。
\まずは無料相談!2営業日以内に返信/
Webサイトの制作・改善を相談する

現在のサイトは完璧?サイトのUIUXでよく抱える悩み

UXUIのイラスト

サイトを運営している人が抱えがちな悩みは下記の通りです。

  • クリックボタンや問い合わせボタンがわかりづらい
  • ユーザーが直感的に操作できない
  • サイトの見た目が最新ではない
  • サイト内のコンテンツが整理できていない

以下では、それぞれの悩みの解決方法を紹介していきます。

クリックボタンや問い合わせボタンがわかりづらい

クリックボタンや問い合わせボタンがわかりづらいと、本来CVにつなげることのできたユーザーを取り逃してしまう可能性があります。

たとえば、ボタンが背景に同化してしまっていたり、ボタンが小さかったりすると、ユーザーに気付かれないことがあります。そのため、クリックボタンや問い合わせボタンは、黄色やオレンジといった明るい色にしましょう。ボタンだということがハッキリ分かると、ユーザーも思わず押したくなります。

ユーザーが直感的に操作できない

ユーザーが直感的に操作できないサイトは、滞在率が下がるため、CVにつながりにくくなります。加えて、離脱率や直帰率が上がってしまうため、サイト自体の評価が落ち、検索順位が下がってしまうこともあるでしょう。

直感的なサイトをつくる際は、下記のポイントを押さえておくことが大切です。

  • 内部リンクを的確な場所に設置する
  • グローバルナビゲーションを見やすくする
  • カテゴリーを2〜3個程度に抑えておく

ユーザーの立場に立って「使いやすいサイト設計になっているか」を考えることで、直感的に操作しやすいサイトになります。

サイトの見た目が最新ではない

サイトの見た目が最新ではない、もしくは古い印象を与えるデザインになっていると、ユーザーの滞在率が上がりにくくなります。

とくに、IT関連の商品のような「先進性」が大切になる商品・サービスを扱っているサイトの場合は、特に見た目が最新であることが重要になります。サイトの見た目を新しく見せるためには「動きのあるUIUXを導入する」「シンプルでスマートなデザインにする」などの施策が効果的です。

サイトのデザインを少し変えるだけでガラッと印象は変わるため、しばらくサイトデザインを更新していないという人はプロに相談してみるとよいでしょう。

サイト内のコンテンツが整理できていない

サイト内のコンテンツが整理できておらずごちゃごちゃしていると、ユーザーの滞在率が下がります。

サイト内のコンテンツを整理することで、ユーザーがスムーズに回遊できるようになるため、滞在率やCV率が向上します。サイトは本来、ユーザーのニーズを満たすために存在します。つまり、サイト内のコンテンツが整理できていないということは、ユーザーのニーズを把握できていないということにつながるのです。

「コンテンツが増え過ぎている」と感じる場合は、いま自社で運営しているサイトがどういったユーザーの、どんなニーズを満たすべきなのかを考えてみましょう。

UIUXの重要性

UIUXが重要だと言われる理由は下記のような点にあります。

  • デザインの微細な違いがビジネスに大きな影響を与える
  • デザインひとつで簡単にユーザーを失ってしまう
  • 「企業の大きさ<デザイン性」の時代

それぞれの重要性について見ていきましょう。

デザインの微細な違いがビジネスに大きな影響を与える

デザインの微細な違いがビジネスに大きな影響を与えることもあります。

たとえば、誰しもが一度は使ったことがあるYahoo!の検索窓、たった1ピクセル変化させるだけで5億円の影響が生じるということです(※1)。

こういった事例から言えるのは、ただ単にカッコ良いデザインにすればよいのではなく「ユーザー心理にどう響くか?」ということを前提に考える必要があるということでしょう。また、ボタンの大きさや色によって与える印象は変わるので、変更後は「ユーザーがどんな反応をしたか?」を探ることが大切です。

したがって、良いUIUXを目指すためには、ヒートマップやABテストによる分析が重要になります。

デザインひとつで簡単にユーザーを失ってしまう

Web上にはたくさんのサービスや便利なプラットフォームが乱立しているため、ユーザーは便利なほうへとどんどん流れていきます。

Amazonプライムビデオに物足りなさを感じたユーザーはネットフリックスに流れますし、スポーツが好きなユーザーはスポーツ系のコンテンツが充実しているU-NEXTに流れるでしょう。

こういった流れは、サイトのデザインやUIUXでも同じことが言えます。たとえば、サイトに使いづらさを感じたユーザーはすぐに競合サイトへと流れます。中には「サイトデザインがダサいから別のサイトを使おう」という人もいるでしょう。

よって、サイトの運営者は、常にユーザビリティ向上に努める必要があります。比較が簡単にできてしまう現代では、UIUXの優れたサイトのみが生き残っていくのです。

ユーザビリティの向上については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

「企業の大きさ<デザイン性」の時代

オフラインのリアル店舗の場合、企業の規模や資本力がダイレクトに反映されるため、小資本でマーケットを勝ち抜くのはむずかしいでしょう。

しかし、Webの世界では、企業の大きさや資本力よりもUIUX、つまりデザイン性が優れている企業が優位に立ちます。実際、大企業が制作したアプリも個人が制作したアプリも、同じアプリストアに並びます。

もっとわかりやすい例で言うと、LINEのスタンプです。LINEのスタンプは、企業が作成したスタンプよりも「個人が何気なく作ったスタンプが人気を追い越す」なんてことが一般的にあります。

こういった事例からも、Webの世界では企業の規模や資本力よりも「デザイン性が良いか」「UIUXが優れているか」という点が重要になることが分かります。

質の高いUIUXサイトの特徴とは

Webサイトのデザインを改善している人たち

質の高いUIUXサイトに共通する特徴は下記の通りです。

  • ユーザーに寄り添ったサイトデザイン
  • コアファンを魅了し続けるサイト
  • オンボーディングが採用されている

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

ユーザーに寄り添ったサイトデザイン

サイト制作をおこなう際は、ユーザーに寄り添ったデザインを心がける必要があります。

ポイントは、現在運営しているサイトのターゲットに合ったUIUXにすることです。多くのユーザーから「使いやすい」「キレイなデザイン」などと思われることも大切ですが、基本的にサイト設計は、ターゲットに合わせておこないます。よってターゲットの好みや思考にマッチしたUIUXをつくることが重要になるのです。

たとえば、洋服を販売しているECサイトの場合は「いかに商品の画像が映えるサイトにするか」「購入に必要な情報を的確に設置するか」などがポイントになります。

また、採用サイトの場合は「明るく前向きになるようなUI」「エントリーページまでの導線が分かりやすいUX」などがポイントになるでしょう。

このように、サイトを設計する際は、ユーザーに寄り添ったデザインにする必要があります。

コアファンを魅了し続けるサイト

UIUXの質が高いサイトは、コアなファンを魅了し続けることができます。

なぜなら、「UIUXの質が高い=ユーザーの心理や好みに合ったデザイン」であると言えるためです。

逆にキレイで見えやすいデザインであっても、コアなファンを魅了できていないサイトは、UIUXの質が高いとは言えません。

コアなファンを魅了するためのコツは下記の通りです。

  • 分析を繰り返してユーザーの好みを把握する
  • SNSでユーザーの心理や口コミを収集する
  • ユーザーにとって価値のある情報を発信する

コアなファンを魅了することができれば、サイトを介しての売上がキープしやすくなります。新規顧客の獲得も大切ですが「いかにリピーターを増やすか」という点にも着目する必要があります。

オンボーディングが採用されている

オンボーディングを採用することでUIUXの質が高まり、新規顧客の獲得につながりやすくなります。

オンボーディングとは、初めて商品やサービスを利用するユーザーが、説明書などを見なくても利用できるような設計を施すことです。

つまり、オンボーディングが採用されているサイトとは「直感的に利用できる」「ユーザー登録が簡単」など、初めてサイトに訪れたユーザーでも問題なく利用できる設計になっているサイトを指します。

たとえば、アカウント登録の際にメールアドレスや住所など、記入項目が多いとユーザーは嫌気がさして離脱してしまいます。

そこで昨今ではソーシャルログインといって、FacebookやGoogleのアカウントで簡単にログインできる仕組みを採用するサイトが増えています。ソーシャルログインができれば「パスワードを忘れた」というユーザーもいなくなるため、リピーターの取り逃がしを回避することも可能です。

また、ソーシャルログインにより、ユーザーのSNSアカウントと同期してもらうことで、ユーザーが手軽にシェアできるようになり、商品・サービスの拡散性もアップします。

したがって、サイトを設計する際は「初めての人でも問題なく使えるか?」というオンボーディングの考えを持っておくとよいでしょう。

UIUXの分析方法やそれぞれの改善する方法

UIUX

以下では、UIUXの分析や改善方法などを紹介します。まずはUIの分析方法について見ていきましょう。

UIの分析・改善方法

UIは、ヒートマップなどを用いて分析します。たとえば「ページのどこを一番見られているか」「どこで離脱しているユーザーが多いか」などを把握することで、改善策も見つけやすくなるでしょう。

どんな改善方法があるのかは以下の点に着目してみてください。

  • 機能性を改善
  • カラーユニバーサルデザインを採用

この2つの改善方法について詳しく解説します。

機能性を改善

UIを改善するうえで、重要になるのはやはり機能面での改善です。「適切な箇所にボタンを設置する」「スライドショーを設置する」といった改善策はUX側で実施されますが、UI側でも機能面を改善できます。

たとえば、「見やすい商品画像を作成して設置する」「ユーザーが見やすいサイトカラーを採用する」などの改善策が効果的です。

とくに、商品の見た目が重要視される「アパレル」「家電」などを販売するECサイトの場合、質の高い画像を使用することがポイントになります。そのため、ユーザーが思わずクリックしてしまうような画像を用意することが大切です。

また、コンテンツを精査するのもおすすめの改善方法です。不要な画像、ページ、テキストなどを積極的に削除することで、ユーザーにとってわかりやすいシンプルな見た目になり、ユーザーの滞在率が向上します。

加えて、「類似したページがないか」という点もチェックしておき、もしあれば積極的に削除しましょう。類似したページが複数あるとユーザーを混乱させてしまうだけでなく、Googleからの評価も落ちてしまうためです。

機能性を改善し、ユーザビリティの高いサイトを作りることが大切です。

カラーユニバーサルデザインを採用

UIの改善を図りたい人は、カラーユニバーサルデザインの採用も検討してみてください。

カラーユニバーサルデザインとは、色弱の人でも見やすいデザインを指します。たとえば、色弱の人は、「赤と緑」「青と紫」といったような特定の色の組み合わせが見づらいため、それらの組み合わせをしないことが重要になります。また、色弱の人は「灰色と淡い水色」「灰色と淡い緑」といった彩度の低い色の組み合わせも見づらい傾向にあります。

したがって、特定の色の組み合わせによる見づらさを払拭したサイトづくりをおこないたい人は、カラーユニバーサルデザインを採用しましょう。

UXの分析・改善方法

UXの分析もUIと同様にヒートマップを利用します。たとえば「リンクのない場所を誤ってタップしていないか」「的確な箇所にリンクやボタンを設定できているか」といった点を分析します。

改善方法については下記2点に着目してみてください。

  • ペルソナを意識してサイト改善
  • UXハニカムを意識

この2つの改善方法について見てみましょう。

ペルソナを意識してサイト改善

UXは、ペルソナを意識しながら改善していきましょう。ペルソナを設定することで「万人ウケするサイトデザイン」ではなく「自社のターゲットにマッチしたサイトデザイン」を制作できるようになるためです。

また、ペルソナを作ってターゲットを絞ることで「社内でターゲット像を共有できる」「マーケティング施策をスムーズに立案できる」など副次的な効果も得られます。

ペルソナを作る際は「居住地」「年収」「家族構成」など複数の項目を設定し、一人の人物像を徹底して作り上げるのがポイントです。

UXハニカムを意識

UXハニカムを意識することで、サイトのUXをスムーズかつ効率的に改善することが可能です。

UXハニカムとは、情報アーキテクチャ論の第一人者とも呼ばれるピーター・モービル氏が提唱したハニカム構造です。このハニカム構造を理解することで、UXの概念を分かりやすく把握できるようになります。

ハニカム構造によると、UXは、ユーザーが感じるValue(価値)を中心に、下記6つの要素で構成されています。

  1. Useful(役に立つ)
  2. Usable(使いやすい)
  3. Findable(探しやすい・見つけやすい)
  4. Credible(信頼できる)
  5. Accessible(アクセスしやすい)
  6. Desirable(好ましい)

この6つの要素を満たすことで、ユーザーはサイトに価値を感じてくれるのです。

したがって、UXを改善する際は、先ほど紹介したペルソナを軸に、ハニカム構造を考慮した改善が効果的であると言えます。

UIUXの改善については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

質の高いUIUXサイトの特徴&事例

参考にしたい質の高いUIUXサイトは下記の通りです。

  • Amazon
  • UberEats
  • BOTANIST

以下では、各サイトの特徴や参考にしたいポイントを紹介していきます。

「Amazon」

AmazonのUIUX面で参考にしたいポイントは下記の通りです。

  • シンプルなコンテンツが見やすく並べられている
  • ボタンやハイパーリンクを適切な設置してユーザーの行動を促している
  • 彩度の低い色を使ってユーザーに誤解を与えないようなデザインにしている

そもそもAmazonは世界でも三本の指に入るECサイトであるため、参考になるポイントは多いです。さまざまなジャンルの商品を扱っている企業は、あらゆる面を真似してみるとよいでしょう。

「Uber Eats」

Uber EatsのUIUX面で参考にしたいポイントは下記の通りです。

  • 膨大な量の写真すべてにこだわっている
  • どのデバイスで見てもキレイに画像が表示される
  • 不要な広告が一切ないためストレスなく利用できる

不要なコンテンツや広告が一切ないため、店舗の選択から注文までをスムーズにおこなうことができます。細かい点で言うと、ホーム画面で表示されるカテゴリーは、利用頻度の高い順で並べられるため、ユーザーは無駄なスクロールをせずに済みます。こういった工夫の一つひとつがユーザビリティの向上につながっているのでしょう。

「BOTANIST」

BOTANISTのUIUX面で参考にしたいポイントは下記の通りです。

  • サイト全体がシンプルで非常に見やすい
  • ユーザーのことを考えたサイト設計になっている
  • 商品の説明文も簡潔でサイト全体の透明感を高めている

BOTANISTは、サイトの世界観だけでなく、サイト設計も非常に優れています。たとえば、商品をパっと見ただけですぐに値段が分かり、ワンタッチでカートに入れられるUXは、ユーザビリティの高いデザインになっていると言えるでしょう。サイトのUIとUXがBOTANISTの世界観のうえで成り立っている点も参考にしたいポイントです。

効果的なUIUX改善ならTHINkBALにお任せください

THINKBAL

効果的なUIUX改善をおこないたい人は、ぜひTHINkBALにお任せください。

THINkBALでは、これまでに質の高いUIUXを形にしたWebサイトを複数提供してきました。そうしたノウハウや経験をもとに、UIUXの改善を的確に支援することが可能です。

「結果につながるUIUXを構築したい」「先進性の高い美しいWebサイトを作りたい」とお考えの人は、ぜひTHINkBALにご相談ください。

まとめ

本記事では「UIUXでよくある悩み」「UIUXを分析・改善する方法」などを紹介しました。

この記事のまとめ
  • 機能性の改善
  • 内部リンクを的確な場所に設置する
  • ペルソナを意識したサイト改善

UIUXの質向上は、サイトの運営するうえで最も重要なミッションの一つです。実際、UIUXの質を上げることで「CV率の向上」「検索順位の上位化」など、さまざまなメリットが得られます。

THINkBALは、UIUXの質向上に加え、「コンバージョンにつながる施策の提案」を得意としています。専門性が高く、分かりづらいことも多いかと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Fujii Hidekazu藤井 秀和
THINkBALチーフデザイナー。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトのデザインを数多く手掛ける。担当領域は、デザイン・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。受賞歴:NYフェスティバル入賞、ADC 優秀賞、読者が選ぶ東京新聞広告賞

Recommend
オススメ記事