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Update: 2025/6/28

コーポレートサイトでブランディングできる?5つの効果と実践方法を解説

コーポレートサイトをブランディングすることで、さまざまなメリットが得られるため、その必要性は非常に高いといえます。

そこで本記事では、「コーポレートサイトのブランディングを考えている」という企業に向けて、ブランディングのメリットや、具体的なやり方などを紹介します。

コーポレートサイト内で達成したい目的がある人は、ぜひ参考にしてください。

  • ブランディングの重要性がわからない人
  • コーポレートサイトにおけるブランディングのやり方がわからない人
  • サイト更新代行会社の選び方を知りたい人
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コーポレートサイトがブランディングにつながる理由

そもそも、なぜコーポレートサイトがブランディングにつながるのでしょうか。

まずは、コーポレートサイトがブランディングに関わる理由について詳しく解説します。

選ばれる理由の一つが「企業そのもの」であるため

コーポレートサイトがブランディングにつながる理由として、まず挙げられるのが「企業そのものが選ばれる理由になるため」です。

製品や価格だけではなく、「どんな企業から買うか」「どんな考えを持った会社と付き合うか」が、顧客の意識に影響するようになってきています。

同じような商品であれば、「環境に配慮している企業」「社員を大切にしている会社」など、企業そのものに共感を持てるかどうかが選定基準になることが増えているのです。

コーポレートサイトは、そのような企業の理念などを伝える重要なタッチポイントであり、採用・取引・顧客獲得すべてに影響を与えるブランディング媒体といえます。

企業の理念や文化次第で競争力を得られるため

商品やサービスは模倣されるリスクが高くても、「企業の姿勢・価値観・カルチャー」は他社が真似できるものではありません。

目に見えない差別化要素こそが、長期的に企業ブランドを支える競争力になります。たとえば、代表メッセージ、創業ストーリー、CSR活動、働き方への取り組みなどを丁寧に発信することで、「この会社は信頼できる」と感じてもらえるきっかけになるでしょう。

理念を言語化し、それをブレずに発信し続ける場として、コーポレートサイトは最適な場所です。

企業の顔として最も多くユーザーと接触するため

取引先、求職者、既存顧客、投資家など、ステークホルダーが最初に接触することの多い媒体がコーポレートサイトです。

名刺交換後や採用候補者が企業名で検索したとき、公式サイトの印象がそのまま企業全体のイメージに直結すると言っても過言ではありません。

そのため、「第一印象をどう設計するか」がブランド構築において極めて重要です。更新が滞っている、スマートフォンで見づらい、デザインが古いといっただけでも、「この会社は大丈夫だろうか」と不安を与えてしまいます。

ブランド価値を維持・強化するためには、企業の顔であるサイトの質と鮮度を常に保つことが求められます。

ブランディングが成功している企業サイトの特徴

ブランディングに成功している企業サイトには、共通するさまざまな特徴があります。具体的な特徴は以下の通りです。

世界観が一貫している

ブランディングが成功している企業サイトでは、デザイン・写真・言葉・トーンなどあらゆる要素が統一されており、「その企業らしさ」がページ全体から自然と伝わってきます。

たとえば、柔らかく親しみやすい雰囲気を重視する企業なら、写真も明るく温かみのあるものが使われ、コピーもやさしい語り口で統一されている、といったイメージです。

ページごとにトーンがブレたり、色やフォントがバラバラだと印象が分散してしまうため、ブランドの軸を明確にし、それを全ページに通底させるデザインとライティング設計が重要です。

理念やミッションが「言葉」ではなく「設計」で伝わる

「私たちは社会課題を解決します」といった理念を掲げるだけでは、ブランディングは成立しません。その考え方がサイト全体の構成・導線・見せ方にどう反映されているかが、ユーザーの共感と納得を生みます。

社会貢献を重視する企業が、トップページに「取り組み紹介」への導線を目立たせていたり、導入事例で実際の社会への影響を丁寧に紹介していたりする場合、理念が言葉ではなく「行動と構造」で伝わってきます。

上記のような設計こそが、強いブランド体験をユーザーに提供するためにも必要なのです。

社員・顧客・投資家など複数の視点を想定している

優れたコーポレートサイトは、単にデザインやコピーが洗練されているだけでなく、誰に向けて何を伝えるかを徹底的に整理した情報設計がなされています。

求職者向けには「働く環境・カルチャー・社員の声」、顧客には「サービスの強み・導入事例・サポート体制」、投資家には「IR情報・経営ビジョン・成長戦略」といったように、ユーザーごとに必要な情報がすぐに見つけられる設計になっています。

ブランディングとは「自社をどう見せたいか」だけでなく、「相手にどう伝わるか」の視点を持ち、各ターゲットに配慮したUXを実現しているサイトこそが成功しているのです。

コーポレートサイトをブランディングする5つのメリット

Webサイトを制作しながら指を指している人

コーポレートサイトをブランディングするメリットは下記のとおりです。

5つのメリット
  • 企業の信頼性を獲得できる
  • 企業の認知拡大ができる
  • ファンを増やすことができる
  • 顧客ロイヤルティの獲得
  • 競合他社との差別化

それぞれのメリットについて見てみましょう。

企業の信頼性を獲得できる

コーポレートサイトをブランディングすることで、企業の信頼性を獲得できます。ブランディングにより、コーポレートサイト内の情報に一貫性が生まれることで、企業イメージが外部に伝わりやすくなるためです。

また、企業外だけでなく、企業内での信頼性も得られます。企業理念やCSR活動などの情報を公開することで、社員のモチベーション向上につながったり、企業が目指しているミッションの理解につながったりします。

したがって、コーポレートサイトのブランディングを進めることで、企業の内外に問わず信頼性の獲得になるのです。

企業の認知拡大ができる

ブランディングは、企業の認知拡大にもつながります。ブランディングを意識したコーポレートサイト内で商品・サービスの訴求をおこなうことで、他社との差別化になり、顧客や取引先から認知してもらいやすくなるためです。

一貫したメッセージやビジョンをコーポレートサイトで発信し続ければ、企業カラーや企業ロゴの認知度も拡大するでしょう。そのため、企業のロゴやキャッチコピーなどを見ただけで、企業を想起してもらえるようになり、購買アクションにもつながりやすくなります。

企業の認知度拡大を図りたい企業は、積極的にブランディングを進めましょう。

企業の認知拡大や知名度を上げたい人は、こちらの記事も併せてご覧ください。

ファンを増やすことができる

ブランディングされたコーポレートサイトを構築することで、企業のファンを増やすことができます。サイト全体の質が高く、一貫性のあるコーポレートサイトを利用してもらうことで、ファンになってもらいやすくなるのです。

また、ファンを増やすことは、企業にとって大きな価値を生み出します。なぜなら、ファンは、購入した商品やサービスを積極的に購入してくれたり、SNSやブログなどで商品をおすすめしてくれたりするためです。

さらに、利用者の口コミは、商品を購入しようか迷っている人の後押しになることもあります。加えて、企業や商品の信頼性の向上につながることもあるでしょう。

顧客ロイヤルティの獲得

コーポレートサイトをブランディングすることによって、顧客ロイヤルティの獲得にもつながります。ロイヤルティとは、企業やブランドに対する愛着心です。

顧客ロイヤルティを獲得することで、長期にわたって商品やサービスを利用してくれるようになります。会社や家族内などで商品を共有し、多くの人に商品を紹介してくれるようにもなるでしょう。

顧客ロイヤルティを獲得するためには「企業の魅力を伝えられるコンテンツ」「会員限定のコンテンツ」など、顧客が特別だと感じられるような体験を提供することが大切です。そのほかにも、「カスタマーサポートの充実化」「サイトデザインを洗練する」といったブランディングによりロイヤルティを獲得できます。

競合他社との差別化

コーポレートサイトをブランディングすることは、競合他社との差別化にもなります。ブランディングにより、他社とちがう顧客体験をしてもらうことで、他社とはちがった価値を提供できるようになるためです。

競合他社と差別化することで「採用のミスマッチを防げる」「低価格競争から脱出できる」などのメリットを得られます。

「なぜ低価格競争から抜け出せるのか?」と疑問に思う人もいるでしょう。これは、いま提供している商品やサービスが、価格だけでなく商品に付加されたブランドという価値も含めて顧客に見てもらえるためです。よって、価格を下げずに販促活動ができるようになります。

こういった長期的な財務に好影響を与えるブランディングは、企業の持続的な成長や戦略にとって重要性が高いといえるでしょう。

コーポレートサイトでのブランディングの実践方法

コーポレートサイトを制作している人たち

コーポレートサイトのブランディングのやり方は下記のとおりです。

ブランディングの方法
  • 企業カラーを出してデザインを一新する
  • ブランディング用のコンテンツを入れる
  • 企業の思いや理念などを入れる
  • 個人と企業に依頼する場合の費用感

先ほど紹介したブランディングによるメリットを得たい人は、ぜひ参考にしてみてください。

企業カラーを出してデザインを一新する

まずは企業カラーを出してコーポレートサイトのデザインを一新しましょう。

企業にとっての適切なカラーは当然、企業によって異なります。企業カラーを決める際のポイントは下記のとおりです。

  • 企業らしさが出るカラーを選ぶ
  • サイト内が見やすいカラーを選ぶ
  • 商品やサービスが想起されるカラーを選ぶ

この3つのポイントを押さえておけば、顧客が使いやすく、ロイヤルティを獲得しやすいコーポレートサイトが作りやすくなるでしょう。

ブランディング用のコンテンツを入れる

ブランディング用のコンテンツを入れましょう。ブランディング用のコンテンツを入れることで、顧客のもつブランドイメージを向上させることができます。

具体的には、顧客がもつ潜在的な悩みを解決できるようなコンテンツがおすすめです。

「いま商品を利用している顧客がどういった悩みを抱えているか」「自社のターゲットはどのようなことに不満・不安を持っているか」などを深掘りすることで、顧客の潜在的な悩みが見えてきます。

ただ、すぐに顧客の潜在的な悩みを捉えるのは難しいため、コンテンツを発信しながら試行錯誤を繰り返すことが大切です。

コーポレートサイトに入れたいコンテンツについては、こちらの記事も参考にしてください。

企業の思いや理念などを入れる

企業の思いや理念などを入れることで、競合他社との差別化につながるため、ブランディングを効率的に進められます。

たとえば、「ビジネスを通して社会にどういった変革を与えたいのか」「ビジネスを通してどんな社会貢献をしていきたいのか」といった企業の思いをトップページのメインビジュアルに入れます。

企業が目指す先を提示することで、取引先や顧客先にポジティブな印象を与えることができ、企業のブランディングにつながるでしょう。

5W1Hで設計する

ブランディングを意識したコーポレートサイト設計では、「5W1H(誰に、何を、なぜ、どこで、いつ、どうやって)」の視点で情報を整理することが重要です。

誰(Who):ターゲットは誰か、何を(What):何を提供し、何を伝えたいのか、なぜ(Why):その価値や背景は何か、といった問いを明確にし、サイト構成やコンテンツに落とし込むことで、伝えるべきメッセージにブレがなくなります。

5W1Hにもとづいて設計すると、デザインやキャッチコピー、ナビゲーションの配置までもが一貫性を持ち、「意図のあるサイト」になります。ブランディングを戦略的に進めるなら、必ず押さえておきたい視点でしょう。

個人と企業に依頼する場合の費用感

「自社にブランディングを得意とする人材がいない」という企業の場合は、外部発注も検討するでしょう。ここからは、個人と企業に依頼する場合の費用感を解説します。

個人の場合

フリーランスに依頼する場合は、費用を比較的安く抑えられるのが大きなメリットです。特に、ページ数が少ないシンプルな構成のサイトや、スタートアップ・小規模事業者向けのサイトでは、個人への依頼で十分なケースもあります。

費用感は、5ページ程度のコーポレートサイトで10万円〜40万円程度が目安です。デザインとコーディングを一貫して対応する場合が多く、カスタマイズの内容によって上下します。

スピーディに対応してもらえる反面、「個人のスキルに依存」するため、デザイン・開発・運用など全体品質にばらつきが出やすい傾向があります。

企業の場合

制作会社に依頼する場合は、品質とサポート体制が期待できる点が大きな利点です。デザイン・開発・ライティング・SEO対策など、それぞれの分野のプロが関与するため、完成度の高いコーポレートサイトが仕上がります。

費用の目安は10ページ前後のコーポレートサイトで50万円〜200万円以上です。要件定義や構成設計、保守運用の提案などが含まれると、さらに費用は上がる傾向があります。

ただ、プロジェクトとして複数人で対応するため、進行管理がしっかりしており、品質も安定している傾向です。デザインとブランディング、SEOなどを包括的に依頼したい場合に向いています。

まとめ

この記事のまとめ
  • コーポレートサイトはブランディングが必要である
  • ブランディングが専門会社への外注も可能

コーポレートサイトをブランディングすることで「価格競争から脱出できる」「顧客ロイヤルティを獲得できる」など、さまざまなメリットを得られます。

とはいえ、作業の専門性は非常に高いため、自社で対応できない場合は、外部発注を検討する必要があります。

「何を依頼すれば良いのかがよく分からない」という場合は、サイト制作と更新を得意とするTHINkBALに、ぜひお気軽にご相談ください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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