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Web制作
Update: 2024/4/17

コーポレートサイトに必要なコンテンツ8つを紹介!制作に失敗しない方法についても解説

企業の公式Webサイトであるコーポレートサイト。企業の顔として、さまざまなユーザーに対して自社の情報を紹介する場です。

そんなコーポレートサイトを制作したいとお考えの際、まずは何から始めるべきなのか。本記事では、コーポレートサイトの役割や目的から、入れるべき内容や制作工程、失敗しないポイントについて解説します。

  • コーポレートサイトの目的を知りたい人
  • コーポレートサイトに必要なコンテンツを知りたい人
  • コーポレートサイトの作り方を知りたい人
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コーポレートサイトとは?

Webサイトのデザイン
コーポレートサイトとは……
  • コーポレートサイトとは企業の公式サイトのこと
  • 会社案内にあたり、時に企業の「顔」になりうる
  • ECサイトなどとは目的が異なる

コーポレートサイトは企業の公式Webサイトであり、会社の「顔」ともなりうるものです。掲載する内容は、会社概要やIR情報、プレスリリース、事業内容、企業理念などです。いわゆる会社案内のパンフレットに載っているような内容をイメージするとわかりやすいかもしれません。

企業のWebサイトにはコーポレートサイトの他にECサイトやサービスサイト、採用サイトなどがあります。ECサイトは自社商品・サービスの販売、サービスサイトは商品・サービスの紹介、採用サイトは求職者向けの採用情報提供といったように、それぞれ特化した目的をもって公開されます。コーポレートサイトは、大まかに言えば会社そのものを知ってもらうのが目的と言えるでしょう。詳しくは次項で解説していきます。

コーポレートサイトを制作する目的や役割

コーポレートサイトの階層構造

コーポレートサイトの目的や役割には、大きくわけて以下の3つが挙げられます。

コーポレートサイトの目的や役割
  • ブランディングや認知拡大
  • 最新情報を提供する
  • 自社の魅力を伝える

企業のブランディングや認知拡大

コーポレートサイトは企業のブランディングや認知拡大に大きな役割を果たします。コーポレートサイトに訪問してもらうことで、どのような企業なのかを知ってもらう機会になります。コーポレートサイトで自社の魅力を印象的に伝えることができれば、Webサイトそのものが広告の役割を果たし、イメージ向上につながるでしょう。確立したいイメージに沿って掲載する情報や伝え方をデザインすることで、有効なブランディングの手段となります。

企業のブランディングや知名度を上げるための施策についてはこちらもご覧ください。コーポレートサイト運用でのブランディング方法についても詳しく書かれています。

最新の企業の情報を提供する場

コーポレートサイトは、ニュースリリースや新商品情報など、自社の最新情報を公式に伝える場となります。顧客や関係者とコミュニケーションを取る機会のひとつととらえ、こまめな情報発信・更新が望ましいでしょう。会社や商品・サービスについて調べたいと思った人は多くがコーポレートサイトを訪れますから、新しい情報は確実に反映しておきたいところです。

顧客や求職者など様々な方面に自社の魅力を伝える場

コーポレートサイトには、商品・サービスに興味をもった一般消費者、取引先のリサーチを行うBtoB企業の担当者、株主や投資家、求職者など、さまざまな人が訪れます。コーポレートサイトは、そうした広い方面に情報を発信し、自社の魅力を伝えられる場となるのです。

コーポレートサイトに必要なコンテンツは?

いろんなWebサイト

コーポレートサイトに載せるコンテンツとしては以下のようなものがあります。目的に沿った十分な内容を記載しましょう。

コーポレートサイトに載せるコンテンツ
  • 基本的な企業情報についてのコンテンツ
  • 自社の特徴や魅力をより具体的に伝えるコンテンツ
  • ユーザーとのコミュニケーションの窓口となるコンテンツ

会社概要

会社概要はもっとも基本的かつ重要な情報です。定款に記載するような項目、具体的には会社名・代表者名・所在地・電話番号・設立年月日・事業概要・資本金・従業員数・主要取引先などがあげられます。許可や免許が必要な事業の場合は免許番号なども記載します。

企業理念

企業理念やビジョンなどの情報です。ビジネスを行ううえで大切にしていること、目指す方向などを示すことで、どのような企業なのかより深く理解してもらうことができます。同業他社との差別化にも有効です。「企業トップによるメッセージ」という形で理念が記載されているコーポレートサイトもよく見られます。

事業紹介

自社がどのような事業を行っているかを伝えるコンテンツも必須と言えるでしょう。関連事業や別の分野も手がけていることを認知してもらうことで、新たなビジネスチャンスにつながる場合もあります。具体的な商品・サービスが多い場合は、後述する「商品・サービス紹介」に分けて詳しく紹介するとよいでしょう。

商品・サービス紹介

自社が提供する商品・サービスを紹介するコンテンツです。一般消費者やBtoB企業の担当者にとっては、もっとも知りたい情報のひとつとなるでしょう。目当ての商品があってWebサイトを訪れたユーザーが、「こんな商品もあるんだ」と認知する重要な機会でもあります。ユーザーの目的に応えるためには、商品・サービスを網羅し、かつ必要な情報を探しやすい構成が望まれます。

過去の事例や実績

商品・サービスの実績や導入事例の紹介です。単なる商品・サービス紹介とは異なり、ユーザーに導入効果を具体的にイメージしてもらい、商品・サービスへの信頼を得るのに効果的です。実績の羅列だけでなく、お客さまへのインタビューとともに紹介するなど、できるだけ具体的な内容を載せるとよいでしょう。

プライバシーポリシー

Webサイトでユーザーの個人情報を取得する可能性がある場合は、個人情報の取り扱い方針について明示する必要があります。問い合わせフォームの近くなど、わかりやすい位置に記載しましょう。プライバシーポリシーは企業の信頼度に関わる重要な情報です。

お問い合わせフォーム

問い合わせフォームを設置し対応する体制をつくることで、企業からの一方的な情報発信だけでなく、顧客や関係者との双方向コミュニケーションの機会をつくることができます。ユーザーの問い合わせによって率直な意見やニーズに関する情報を得ることができ、素早く対応することで企業の印象も上がります。「プレスリリースに関する問い合わせ」「商品・サービスに関する問い合わせ」など、担当部門ごとに分けてフォームを設置する場合もあります。

Q&A

ユーザーからのよくある質問についてあらかじめ記載しておくことも有益です。ユーザーはその場で疑問が解消されることで満足度が上がるでしょう。企業側にとっても、同じ内容の問い合わせに何度も対応するよりも、問い合わせ担当者の負担を軽減できます。

コーポレートサイトの作り方

コードが書かれているPCの画面

Webサイトの制作は、以下の5つのステップに整理できます。各フェーズで行う作業について、大まかに紹介します。

Webサイト制作 5つのステップ
  • 企画 
  • 設計
  • 制作
  • リリース
  • 運用

企画

まずコーポレートサイトを作る目的・ターゲット・ゴールなどを明確にし、コンセプトを決定します。このフェーズをおろそかにすると、設計や制作段階で具体的な仕様に落とし込めず、のちの工程が滞ったり手戻りが発生しかねません。目的やゴールはあいまいにせずしっかり定めましょう。

またWebサイト制作にかける予算やスケジュールを決めるのもこのフェーズです。制作を外注する場合は制作会社の候補を選定し、打ち合わせや見積もりなどを経て検討します。問合せや依頼はスケジュールに余裕をもって行いましょう。

コーポレートサイトのターゲット設定、コンセプト設定については詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。コンセプトの決め方が具体的に書かれています。

設計

企画が固まったら、具体的な設計に入ります。設計フェーズには、UXデザイン、コンテンツ企画、サイト設計、システム設計といった工程があります。

サイト設計では、Webサイトの情報構造や各画面のレイアウトを決めます。サイト設計は、コンテンツのまとまりや関係性、ページ遷移など、ユーザーの使いやすさに直結します。どのページをどこに配置するかを定めるサイトマップや、ページのレイアウトを決めるワイヤーフレーム(画面設計)がアウトプットになります。

システム設計では、どのようなシステムを導入するか、要件や予算などを考慮して検討します。例えば、Webサイトを自社で開発・運用する場合は、CMS(コンテンツマネジメントシステム)を導入したほうがよい場合もあるでしょう。新規でWebサイトを設ける場合はサーバー・ドメインを取得する必要があります。

コーポレートサイトの設計フェーズで重要な構成について詳しく知りたい人は、こちらの記事もご覧ください。

制作

設計が終わったらいよいよ制作フェーズです。各ページのビジュアルデザインを制作し、実際に使用する素材、例えば写真や画像・記事原稿などを準備します。デザインが確定したら設計書に沿ってコーディングを行い、Webサイトを構築していきます。あわせてサーバーへのOSやミドルウェアのインストール・セキュリティ設定など、サーバー環境の構築も行います。

実装が完了したら、表示や動作の確認などのテストを行い、問題があれば修正します。

Webサイト制作を外注する場合、実際の作業の大部分は制作会社が行いますが、確認・すり合わせなどを依頼された場合はしっかり対応し明確に返答しましょう。

リリース

すべてのテストをクリアしたら、Webサイトを一般公開します。リリース直後は本番環境で予期せぬエラーが発生することもあるので、実際に公開されたWebサイトで動作確認し、すぐに対応できる体制をとっておくとよいでしょう。運用開始後は、コーポレートサイトを公開したことを関係者に伝え、広く認知してもらいましょう。

運用

Webサイトは公開して終わりではなく運用が重要です。最新情報の発信やコンテンツ追加、古い情報の見直しなど、日々更新していきましょう。設計段階から運用のしやすさを考えて制作することも大事です。

良いコーポレートサイトを作りたい!失敗しない方法について

よいコーポレートサイトとは何でしょうか。失敗しないためには、以下のような点に留意するとよいでしょう。

失敗しないために
  • ユーザビリティを考慮したページ構成
  • ユーザー目線に立つ
  • 継続的に更新する

ユーザビリティを考慮したページ構成が重要

ユーザビリティとは、ユーザーから見た使い勝手を表します。スタイリッシュなデザインや凝ったギミックを施したWebサイトは魅力的ですが、コーポレートサイトにおいては、わかりやすさがもっとも重要です。ぱっと見てどこに何が書いてあるかわかる、操作に迷わないなど、ユーザーが目的を達成しやすいページ構成を設計しましょう。

ユーザビリティの高いデザインについて詳しく知りたい人は、こちらの記事も併せてご覧ください。ユーザビリティを改善することで、集客や売上のアップにつながるので、ぜひ参考にして施策を打ちましょう。

常にユーザー目線に立つこと

質の高いWebサイトを作るには、ユーザー目線に立って制作することが必要です。そのためにはまずコーポレートサイトの目的やターゲットをしっかり設定しなくてはなりません。

Webサイト制作において、いまやUI/UXデザインは必須とも言えるでしょう。例えば、レイアウトやフォント、ボタンといったWebサイトのUIは、ユーザーが認識・操作しやすいよう綿密に設計します。

良質なユーザー体験=UXをもたらすには、優れたUIだけでなく、コンテンツの質が高いことももちろん重要です。

継続的な更新は 良いサイトの必須条件

Webサイトが公開されていても、長い間更新がないと、訪問者は不安を感じるものです。新製品について知りたくてWebサイトを訪れたのにその情報が反映されていなければ、購入の機会を逃してしまいます。企業のイメージや信頼感を損ねることにもなりかねません。

更新頻度が低ければサイトに訪れる頻度も減るでしょう。さらに、更新が少なかったりコンテンツが少ないままだとSEO上の評価が低くなるため、検索順位が下がることでますますアクセス数が減ってしまいます。

まとめ

本記事ではコーポレートサイト制作について紹介しました。コーポレートサイト制作にあたっては、以下のような点を知っておくとよいでしょう。

この記事のまとめ
  • コーポレートサイトは会社の「顔」として多方面に情報を発信できる
  • 自社の特徴や魅力を知ってもらえるようなコンテンツの充実を
  • ユーザー目線に立ったデザイン、継続的な運用が欠かせない

これらを満たしたコーポレートサイトを制作するには、企画を綿密に立て、設計・実装工程をひとつひとつ確実に実施する必要があります。自社の魅力を効果的に伝えるコーポレートサイトを実現しましょう。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。