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Web制作
Update: 2024/5/5

コーポレートサイトの役割って?制作の目的や必要なコンテンツについても紹介

「コーポレートサイトにどんなコンテンツを掲載すればいいの?」

コーポレートサイト制作に携わっている担当者の中には、このような疑問を抱えている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、コーポレートサイトの役割について詳しく解説していきます。また、コーポレートサイトに必要なコンテンツや、コーポレートサイトを制作する理由についても触れています。これから制作を始める担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

  • コーポレートサイトにどんなコンテンツを掲載すればいいのかわからない人
  • コーポレートサイトの役割について詳しく知りたい人
  • コーポレートサイトが必要な理由を知りたい人
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コーポレートサイトとは

デジタル表示されたPCとスマホとタブレット

コーポレートサイトとは、企業に関する情報を中心に掲載する公式サイトのことです。社員が名刺を提示するように、コーポレートサイトは「企業の名刺」として企業の情報を発信していきます。

一方で、企業の公式サイトにもいくつか種類があります。コーポレートサイトは他のサイトとはどのように異なっているのでしょうか?

この章では、コーポレートサイトの特徴や必要性について解説していきます。

コーポレートサイトの特徴

コーポレートサイトの特徴は、事業拡大のために企業そのものを紹介していることです。例えば企業の経営理念や、ビジョン、実績などを掲載することで、会社の特色や傾向を知ってもらえます。また、問い合わせフォームを設置することで、顧客や取引先とのコミュニケーションがスムーズになるのです。

企業が運営するサイトに、ブランドサイトや採用サイトのようなものもあります。これらも認知拡大を目指していますが、コンテンツの傾向が以下のように異なっています。

 コーポレートサイトブランドサイト採用サイト
目的企業の認知拡大ブランドの認知拡大人材確保
掲載情報企業に関する情報商材に関する情報採用に関する情報

このように、企業が運営するサイトが全てコーポレートサイトなのではなく、企業の紹介を目的としたサイトのことをコーポレートサイトと呼ぶのです。

コーポレートサイトの必要性

コーポレートサイトが必要な理由は、企業の存在意義を知ってもらい、ファンを獲得する必要があるからです。コーポレートサイトにこれまでの取り組みや事業紹介を掲載することで、どんな事業を行っているのか知ってもらえるでしょう。また、コンテンツによっては企業そのものを好きになってくれるファンを作ることも可能です。

ブランドサイトや採用サイトのように、企業が運営するサイトは他にもあります。これらのサイトを通じてファンを獲得することも不可能ではありませんが、それぞれ別の目的があります。

こうしたサイトの特徴から、企業の紹介に特化したコーポレートサイトを作ることで、方向性を定めてサイト運営を行えるようになります。

コーポレートサイト制作の目的

コーポレートサイトのページを制作しているイラスト

コーポレートサイトの概要について解説しました。ここからは、コーポレート政策を制作する目的について解説していきます。具体的な目的は、以下のように4つあります。

4つの目的
  • 企業の認知度アップ
  • サービスや商品の魅力を伝える
  • 採用情報や企業の理念などを伝える
  • 企業の価値を伝える

ここからは、それぞれの目的について解説していきましょう。

企業の認知度アップ

コーポレートサイトを制作する主な目的は、企業の認知度を高めることです。そもそも企業の存在が知られていないと、事業をうまく展開できません。そこで企業のミッションや事業内容をコンテンツとして発信していくことで、多くのユーザーに認知してもらえるようになるのです。

また、企業名を検索した際にコーポレートサイトがあると信頼してもらえるようになります。最近では多くの企業がコーポレートサイトを運用しているので、何もヒットしないと「信用できるのかな?」と不安に思われてしまうでしょう。

サービスや商品の魅力を伝える

コーポレートサイトを通じてサービスや商品の魅力を伝えることもできます。商材を紹介するにはブランドサイトなどが最適ですが、コーポレートサイトに掲載しても問題ありません。

企業のことを知りたいと思っているユーザーがコーポレートサイトに流入し、そのまま商品紹介のコンテンツにたどり着くこともあります。こうしたきっかけを生かし、サービスや商品の魅力を発信していくことで、商材に興味を持ってもらえるようになるでしょう。

採用情報や企業の理念などを伝える

コーポレートサイトから採用情報や企業の理念を発信することも可能です。採用サイトが存在する場合でも、事業について理解してもらうためにコーポレートサイトで採用情報を掲載することもあります。

求職者はその企業にどんな特色があるのか、どんな事業を行っているのかといった情報を求めています。そこでコーポレートサイトを閲覧することで、応募する意欲を高めてもらえるのです。企業にとっては優秀な人材を確保するきっかけにもなります。

企業の価値を伝える

コーポレートサイトを通じて企業の価値を伝えることは重要です。消費者や顧客、取引先に企業の価値を知ってもらえれば、商材の売り上げの安定、または拡大につなげることができるでしょう。

また、株主や投資家に企業の価値を知ってもらうことも重要です。経営状況や財務状況を知ることで、出資の対象に選ばれる可能性が高まります。

企業のコーポレートサイトのあり方については、こちらの記事での詳しく書かれているので、ぜひ参考にしてください。

コーポレートサイトの役割

コーポレートサイトの役割を決めている人たち

コーポレートサイトには、以下のように大きく分けて3つの役割があります。

コーポレートサイトの3つの役割
  • さまざまなユーザーのニーズを満たす
  • 企業の存在を知らせるための役割
  • ユーザーの窓口としての役割

ここからは、それぞれの役割について解説していきましょう。

幅広くユーザーのニーズに応える

コーポレートサイトには、幅広いニーズに応えるという役割があります。例えば、コーポレートサイトには以下のようなユーザーが訪問します。

  • 企業の商材を検討している顧客
  • 新卒採用・転職を考えている求職者
  • 出資を検討している投資家
  • 商品の情報を知りたい消費者

このように、様々な人がコーポレートサイトを閲覧することが考えられます。そこで、コーポレートサイトにはこれらのニーズを満たしたコンテンツを掲載する必要があるのです。

企業広報の役割がある

コーポレートサイトには、企業や事業についてより多くの人に知ってもらうという広報としての役割もあります。上記でも触れたように、様々なニーズに合わせたコンテンツを掲載することで、多くの人に閲覧されるようになります。すると、次第に企業の存在が知れ渡っていき、広報としての役割を担うようになるのです。

企業の顔としての役割

コーポレートサイトは企業の顔としての役割も果たしています。企業についてもっと知りたいと思うユーザーは、企業名などで検索をかけてコーポレートサイトにたどり着きます。すると企業のビジョンや事業内容などをテキストや画像を通じて確認でき、企業のイメージが出来上がっていくのです。

もしコーポレートサイトのデザインやサイト設計がうまくできていなかったら、「この企業の商品は利用したくないな」「経営が心配だな」とネガティブなイメージを与えてしまうでしょう。さらには、そもそもコーポレートサイトが存在しなかったら、「本当に信用できるのかな」と検討を辞めてしまう可能性もあります。

コーポレートサイトに必要なコンテンツ

コーポレートサイトのコンテンツを決めている人たちのイラスト

ここまでコーポレートサイトの役割について紹介していきました。サイトに訪れた人に信頼してもらうためにも、コーポレートサイトには以下のようなコンテンツを掲載しておきましょう。

  • 会社概要
  • 事業内容
  • 代表メッセージ
  • メンバーの声
  • 社員ブログ
  • 事例紹介
  • 問い合わせフォーム
  • プライバシーポリシー
  • FAQ

ここからは、それぞれのコンテンツについて解説していきます。

会社概要

企業について知りたいユーザーのために、会社概要は必ず載せましょう。会社概要が掲載されていないと、「情報を公開できない怪しい会社なのかな?」と不審に思われてしまいます。反対に、会社概要があると信用できる会社として認識してもらえます。

会社概要に掲載する具体的な情報は以下の通りです。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 所在地
  • 電話番号
  • 資本金
  • 設立日
  • 事業概要
  • 取引銀行
  • 役員名
  • 従業員数
  • 主要取引先
  • 関連企業

これらの情報は特にデザインにこだわる必要はありません。表にしたり箇条書きにしたりと、シンプルで見やすいように掲載することがポイントです。

注意点は、正式名称で記載することです。特に「(株)」のような略称は避けて固有名詞はパンフレットなどの表記と統一することを心がけましょう。

事業内容

企業に興味を持っているユーザーに自社の魅力を知ってもらうために、事業内容を掲載しましょう。サービスや商品に関する基本情報だけでなく、どんな特徴があるのか、どんなスペックがあるのかなど細かく記載していきます。

事業内容はデザインやサイト設計にこだわって掲載すると効果的です。例えば、家電を製造・販売しているなら、家電の魅力が伝わるように複数の画像を使用するとわかりやすくなります。そして自社商品ならではの特徴やこだわりについて触れることで、他者との違いも理解できるようになります。

事業内容はボリュームを持たせても問題ありません。カテゴリごとに分けて掲載し、ユーザーがサイトを回遊したくなるような設計になるように考えて制作してみましょう。

代表メッセージ

会社のイメージを伝えるために代表者のメッセージを掲載することがよくあります。代表者メッセージに必要な要素は、以下の通りです。

  • 代表者の写真
  • テキストのメッセージ
  • 会社の理念
  • ビジョン

特に大切なのは、代表者の写真です。サイトによっては写真が掲載されていないこともありますが、出来るだけ写真を掲載するようにしましょう。もし顔は載せたくない場合は、イラストでも構いません。人物像を伝えることで、より信頼性が高まります。

また、メッセージを掲載することで、社員にとって励みになったり、求職者が社風を知るきっかけになったりします。会社のイメージを伝えるためにも重要なコンテンツです。

メンバーの声

その企業ではどんな人が働いているのかを伝えるために、メンバーの声を掲載すると効果的です。社員の写真やイラストとともに、自社についてどんな風に感じているのか、どんなところにやりがいを感じているのかをインタビューし、テキストにまとめます。

こうしたコンテンツがあると、求職者が入社後のイメージを想像しやすくなります。そして「この会社で働いてみたい」と意欲を掻き立てることができ、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。

社員ブログ

企業やそこで働く社員について知ってもらうには、社員ブログが有効です。社員ブログと言ってもコンテンツは様々な、例として以下のようなものがあります。

  • 商品・サービスの比較
  • ノウハウの発信
  • 社員インタビュー

自社の商材について発信するなら、他社と比較するとわかりやすいです。比較によって自社の魅力が伝わりやすくなるため、どの商品を購入しようか迷った時に自社の商品を購入してくれるようになります。

また、プロならではのノウハウを発信すると、多くのユーザーに閲覧してもらえるようになります。特に困っているユーザーをターゲットにしたお役立ち情報は重宝されるでしょう。

そして社員インタビューを掲載すると、求職者にとって応募するかどうかの判断材料となります。日々どんな風に働いているのか、どんな点にやりがいを感じているのかなどを答えてもらうと、わかりやすいです。

事例紹介

コーポレートサイトでは、顧客に向けて事例紹介を掲載しましょう。現在どんな商品・サービスがあるのか、これまでどんな事業を行ってきたかをわかりやすくまとめます。特に、過去事例について掲載すると、イレギュラーな注文をしたい場合に効果的です。過去の事例に基づいて注文しようかどうか考えられるので、判断材料になります。

問い合わせフォーム

コーポレートサイトには、必ず問い合わせフォームを掲載しましょう。コンテンツを通じて企業にコンタクトを取ってみたいと思ったユーザーが連絡するので、ビジネスチャンスにも繋がります。

問い合わせフォームには、以下のような情報を入力してもらいましょう。

  • 氏名
  • 会社名
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 問い合わせ内容

特に、メールアドレスや電話番号を入力してもらうことは大切です。せっかくコンタクトがあっても、連絡先がなければこちらから返信できません。必須項目としても受けることで、確実に受け取れるようになります。

プライバシーポリシー

コンテンツとして忘れがちなのが、プライバシーポリシーです。コーポレートサイトには、プライバシーポリシーは必ず掲載するようにしましょう。プライバシーポリシーとは、個人情報の取り扱い方法について明記した指針のことです。

現在多くのサイトで必要とされていて、個人情報保護法の規定に従う上で、必要となります。プライバシーポリシーの作成は義務付けられているわけではありませんが、企業の信頼を得るためにも、必ず掲載しましょう。

FAQ

ユーザーから問い合わせや質問がありそうなことについては、あらかじめ「FAQ」や「よくある質問」として掲載しておきましょう。これにより、問い合わせ件数を減らし、業務効率化を図れます。

可能であれば、検索窓を設けると効果的です。質問内容が増えるとユーザーが探しにくくなってしまうので、キーワードで検索できるようになると、見つけやすくなります。

コーポレートサイトに必要なコンテンツに関しては、こちらの記事で詳しく書かれています。ぜひ参考にしてください。

コーポレートサイトを作る理由

PCでコーポレートサイトを制作している画像

ここまでコーポレートサイトに必要なコンテンツについて解説しました。最後に、コーポレートサイトを作る理由について紹介していきます。企業がコーポレートサイトを作る理由は、以下の3つです。

見出しのポイント
  • 企業ブランディングを確立させるため
  • 企業の存在証明のため
  • ビジネスの機会を増やす

もしまだコーポレートサイトの制作を悩んでいるなら、ぜひ3つの理由を元に制作を検討してみてください。

企業ブランディングを確立させるため

コーポレートサイトによって企業のブランディングを確立できます。特に、サイトはビジュアルで情報を伝えられるので、サイトのデザインによって企業のイメージが決まると言っても過言ではないのです。

そこでコーポレートサイトに力を入れると、企業のイメージを向上できます。サイト制作のコストでブランディングができるので、企業に取っても大きなメリットとなるでしょう。

コーポレートサイトで企業のブランディングを確立させる方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

企業の存在証明のため

コーポレートサイトを制作することで、企業の存在証明になります。昨今では多くの人がスマートフォンを持ち歩いています。気になることがあればその場で検索をかけられるので、インターネットを利用する機会も増えています。そこでもし何も情報が出なければ、ユーザーは興味を失ってしまうでしょう。

企業がどんな事業を行なっているのか、どんなミッションがあるのかなどを伝えられるとユーザーが興味を持つきっかけとなります。企業の存在を知ってもらえるので、重要な役割です。

ビジネスの機会を増やす

また企業の存在を証明することによって、ビジネスの機会を増やすことにも繋がります。多くの企業がより良い取引先を求めており、インターネットを通じて企業を探すことは珍しくありません。

そこであまりコーポレートサイトが更新されていない企業と、定期的に更新されている企業があれば、後者が選ばれるでしょう。情報発信として最適なツールとなるので、サイトのフォームから問い合わせが入ることも考えられます。

まとめ

この記事では、コーポレートサイトの役割について解説していきました。コーポレートサイトが必要な理由は、以下3つのポイントです。

この記事のまとめ
  • 企業ブランディングを確立させるため
  • 企業の存在証明のため
  • ビジネスの機会を増やすため

コーポレートサイトを持つことで、企業が存在していて、信頼できることを伝えられます。また、コンテンツの発信により、企業自体のブランディングを確立できるようになります。すると多くの人に企業について知ってもらえるので、ビジネスの機会も増えるでしょう。

もしコーポレートサイトの制作について悩みや不安がある方は、ぜひTHINkBALにご相談ください。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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