Web制作会社 THINkBALがデジタル全般の情報をお届けするデジタルマガジンです。東京と埼玉を拠点としたWeb制作会社|株式会社THINkBAL
Web制作
Update: 2025/6/28

リスティング広告の「ランディングページ」とは?必要なシーンや設置場所、作成のポイントを解説

「ランディングページの設置場所はどうするべき?」と悩んでいませんか。ランディングページは、特定のサービスや商品を紹介してユーザーに最終的な購入や登録などのアクションを起こさせることを目的としています。

  • Webからの購入や問い合わせを増やしたい企業
  • ランディングページの設置場所について悩んでいる人
  • ランディングページの運用方法について知りたい人

そのランディングページの基本的な設置場所は「Web広告からの遷移先」「SNS広告からの遷移先」「サブディレクトリ・サブドメイン」の3つです。

この記事では、ランディングページのそれぞれの設置場所の特徴やリード獲得のための構成なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

ランディングページ制作のプロが貴社のお悩みを解決します! データ分析、UX/UI設計に基づく戦略とデザインで伝えたい価値を伝わるカタチに。 ビジネス成果に貢献するWebサイト制作・構築を提供します。

リスティング広告の「ランディングページ」とは

リスティング広告における「ランディングページ(LP)」とは、広告をクリックしたユーザーが最初に訪れる専用のページを指します。

通常のWebサイトのトップページとは異なり、特定の商品やサービスの訴求に特化して設計されている点が特徴です。

リスティング広告は、クリックごとに費用が発生するため、訪問後の離脱を防ぎながら成果につなげなければなりません。そんな成果への導線の先となるのがランディングページなのです。

ランディングページが必要なケース

ランディングページが必要なのは、主に以下のようなケースです。

  • 製品やサービスの魅力をアピールしたい場合
  • 製品やサービスの専用サイトがない場合
  • 限定イベントに向けたページが欲しい場合
  • 顕在層にアプローチしたい場合
  • 効果測定をしたい場合(ABテストなど)

各ケースについて、詳しく解説していきます。

製品やサービスの魅力をアピールしたい場合

ランディングページは、製品やサービスの魅力を深く伝えたいときに最適です。

たとえば、美容クリームであれば「成分の特長」「使い方」「使用前後の変化」「利用者の声」「購入方法」などを1ページで丁寧に紹介できます。

通常のホームページでは情報が分散しがちですが、ランディングページであれば「この商品がなぜ良いのか」がストーリーとして一貫して伝わります。

写真や動画、イラストなどを使って視覚的にアピールすることで、商品への理解が深まり、購入や問い合わせといった行動へつながりやすくなるでしょう。

製品やサービスの専用サイトがない場合

専用のWebサイトをまだ持っていない場合でも、ランディングページを活用すれば十分に集客や販売が可能です。

新しく始めたオンライン英会話サービスや、地域限定のフードデリバリーなど、最初は小さくテスト的に始めたいケースでは、ランディングページで最低限の情報をまとめて発信できます。

HTMLでの構築やフォームの設置、SNSとの連携もしやすいため、サイトを立ち上げるまでの時間やコストを抑えつつ、スピーディに見込み客にアプローチできるでしょう。

限定イベントに向けたページが欲しい場合

期間限定のイベントやキャンペーンを実施する場合には、専用のランディングページを用意することで、情報をわかりやすく整理して伝えることができます。

「3日間限定の無料相談会」や「先着100名の割引キャンペーン」などは、期間や内容が明確なため、ランディングページで特設ページを作ったほうが訴求力が高まります。

また、申込フォームやカウントダウンタイマー、SNSシェアボタンなどを組み込めば、参加率や拡散力の向上も期待できるでしょう。

顕在層にアプローチしたい場合

「今すぐ購入したい」「資料請求したい」と考えている顕在層に向けては、ランディングページが効果的です。

「法人向けクラウドサービスの導入を検討している」「短期集中のダイエットプログラムを探している」といったニーズを持つ人に対し、ランディングページでそのニーズを解決する提案をダイレクトに伝えることができます。

また、検索広告やSNS広告と連動させてランディングページに誘導すれば、興味を持った人をすぐに申込みや購入に結びつける導線がつくれます。

効果測定をしたい場合(ABテストなど)

ランディングページは、効果測定や改善(PDCA)を回しやすい構造になっているのが大きなメリットです。

たとえば、AパターンとBパターンの2種類のランディングページを用意し、「キャッチコピー」「ボタンの色」「申し込みフォームの位置」などを変えてテストすることで、どちらが成果に結びつきやすいかを数値で確認できます。

アクセス解析などが可能なツールを使えば、ABテストは簡単に実施できます。これにより、感覚ではなくデータに基づいて改善を重ねていくことが可能です。

リスティング広告の「ランディングページ」を作るポイント

リスティング広告のランディングページを作る場合、どのようなポイントをおさえておくべきなのでしょうか。

ここからは、失敗しないために知っておきたい、ランディングページの制作ポイントについて解説します。

冒頭部分にインパクトを持たせる

ユーザーが広告をクリックして最初に目にするのが、ランディングページの冒頭部分です。冒頭で興味を引けなければ、ページ全体を読んでもらえずに離脱されてしまう可能性が高くなります。

そのため、「あなたの悩みを解決します」といった共感を誘うキャッチコピーや、「今だけ50%オフ」などの限定訴求を目立たせるなど、インパクトある見出しとビジュアルが重要です。

また、冒頭で「このページは何を解決してくれるのか」が一目で伝わる構成にすると、ユーザーは続きを読み進めやすくなります。

つまり、ファーストビューの設計が、ランディングページ全体の成果を左右するといえるでしょう。

ページ速度に配慮する

いくら内容が良くても、ページの読み込みに時間がかかると、多くのユーザーは離脱してしまいます。

とくに、スマートフォンからのアクセスが主流となっている現在では、読み込みスピードの速さは重要です。

画像のサイズを圧縮する、不要なスクリプトを削除する、軽量なフォントを使うなど、ページ表示速度を意識した設計を意識しなければなりません。

Googleの「PageSpeed Insights」などのツールを使って、どこが重くなっているのかをチェックしましょう。

入力フォームをユーザーに配慮した設計にする

ランディングページの目的が「問い合わせ」や「資料請求」である場合、入力フォームの設計はコンバージョン率に関わります。

入力項目が多すぎたり、面倒な操作を求めたりすると、ユーザーは途中で離脱してしまうものです。たとえば、「会社名」や「住所」など、初回の問い合わせでは不要な項目はできるだけ省略し、「名前」「メールアドレス」など最小限に絞りましょう。

また、スマホからも入力しやすいように、タップしやすいボタンや自動補完の設定を整えるなど、ユーザー体験に配慮したデザインも重要です。離脱の原因となる「ちょっとした不便」を取り除くことで、成果を出せるフォーム設計が実現します。

CTAを複数設置する

CTAは、ページ内に1カ所だけ設けるよりも、ユーザーの動線に合わせて複数箇所に配置するのが効果的です。

冒頭・中間・最後と、ユーザーが「この製品良さそう」と思った瞬間にすぐクリックできるように設置することで、コンバージョンを獲得しやすくなります。

また、「資料を請求する」「無料で試す」「今すぐ相談する」など、次に進むべきアクションがわかる文言を使うことも重要です。

ランディングページの設置場所はどこが最適?

ランディングページは、特定の製品やサービスを紹介し、ユーザーを購入や登録などのコンバージョンへ促すことを目的としたWebページです。

その効果を最大限に引き出すためには、ランディングページの設置場所を戦略的に選定する必要があります。最適な設置場所を選ぶことで、ターゲットとするユーザーに対してアプローチすることが可能です。

ここでは、ランディングページを設置するのに最適な場所について解説します。

Web広告からの遷移先

Web広告は、最も一般的かつ効果的なランディングページの設置場所の一つです。

Google広告やSNS広告、ディスプレイ広告など、さまざまなオンライン広告を通じて、特定の製品やサービスに関心を持つ可能性のあるユーザーを直接ランディングページに誘導します。このアプローチの利点は、広告コンテンツを通じてユーザーの関心を事前に喚起することが可能です。

ユーザーがその興味を持続したままランディングページにアクセスすることで、購入、問い合わせ、登録などのコンバージョンに結びつけやすい点にあります。

広告とランディングページの内容が一致していることで、ユーザーの期待を一貫して保つことができ、高いコンバージョン率を実現することが可能です。

たとえば、Web広告で毛穴に効くクレンジングオイルについて述べているのなら、遷移先のランディングページでもそのクレンジングオイルについて言及し、なぜ毛穴に効くのかや、他にどんな効果があるのか、実際の使用感や体験談などを説明します。

したがって、Web広告からの遷移先としてランディングページを設計する際には、広告メッセージとランディングページを密接に関連させ、ユーザーの期待に応える内容を提供することが重要です。

SNSからの遷移先

SNSからランディングページへの遷移は、現代のデジタルマーケティングにおいて欠かせない誘導手段の一つです。

たとえば、Facebook、Instagram、TwitterなどのSNSでは、ターゲットユーザーと直接的に関わり、ユーザーの関心や好みに合わせたコンテンツを提供することができます。SNSを通じてランディングページに誘導する際の利点は、ユーザーのエンゲージメントが高い点と、製品やサービスに関する興味を自然に引き出せる点です。

また、SNSではシェアやコメントなどの機能で、その口コミをみたユーザーがランディングページへ訪問することが期待できます。企業とユーザーの関係をある程度構築した状態から、誘導ができるので、成約に結びつきやすいといったメリットがあります。

サイト型ランディングページとしての設置

ランディングページをサイト内のサブディレクトリやサブドメインに設置することは、SEO戦略とブランドの統一性を保ちながら、特定のキャンペーンや製品を強調する効果的な方法です。サブディレクトリに設置することは、サイトの既存の構造とSEOの優位性を利用することができます。

一方、サブドメインを使用する場合は、キャンペーンや特定の製品ラインにより独立性を持たせることができ、ターゲットユーザーに対してより専門的なコンテンツを提供することが可能です。

例とメリット
サブディレクトリ
例:example.com/campaign
すでにあるサイトの構造を生かすことができ、SEOにも効果的
サブドメイン
例:campaign.example.com
特定の製品やキャンペーンに独立性を持たせ、専門的なコンテンツを配信できる

どちらの方法を選択するかは、キャンペーンの目的、既存サイトのSEOの状態、ブランド戦略など、複数の要素を考慮して決定する必要があります。サブディレクトリ・サブドメインでの設置は、ランディングページの目的とサイト全体の戦略を考慮した上で、最適な選択をおこないましょう。

ランディングページでのリード獲得は効果的?

ランディングページは、特定のマーケティングキャンペーンや商品のプロモーションにおいて、リード獲得のための強力なツールとなります。訪問者に対して直接的かつ具体的なアクションを促し、高いコンバージョン率を実現することが可能です。

また、ランディングページから潜在顧客のデータを収集し、後続のマーケティング活動に役立つ貴重な情報を得ることができます。ランディングページにおけるリード獲得の効果について、以下で詳しく解説します。

販促目的でのリード獲得は非常に効果的

ランディングページで販促目的でのリードを獲得するのは、非常に効果的な手法です。特に、製品やサービスに興味を持っている潜在顧客に対して、具体的な価値提案を提示することで、具体的なアクションに促すことができます。

たとえば、無料トライアルの提供、限定割引、特典の提供など、訪問者の関心を引き即時の行動を促すような訴求が重要です。訪問者は明確なインセンティブを得られるため、アクションに移しやすく、リードの情報獲得につながりやすくなります。

また、ランディングページ上でユーザーの求める情報をクリアに伝えることで、訪問者の理解を深め、信頼を構築することが可能です。信頼関係ができた訪問者は、質の高いリード顧客になる可能性が高く、最終的なコンバージョンへ導くことができます。

ターゲットを絞ったランディングページ運用がおすすめ

ランディングページを効果的に運用するには、ターゲットを絞り込むことが重要です。特定のターゲットユーザーに焦点を当てることで、そのニーズや関心に直接的に訴えかけるコンテンツを提供することができ、より高いコンバージョン率を実現することができます。

また、関心の高いユーザにだけ情報を提供することができるため、無関係な訪問者を排除することが可能です。この戦略は、広告やSNSなどの運用媒体を決定する際にも役立ちます。

たとえば、ターゲットが20代ならSNSを中心とした運用が適切です。ターゲットが明確なランディングページは、限られたリソースを効率的に使用し、マーケティングROIを最大化するための鍵となります。

ランディングページでおすすめの構成

ランディングページは、訪問者を顧客に転換するための重要なツールです。その効果を最大限に引き出すためには、訪問者の注意と関心を引き、最終的にはアクションを促すような構成にすることが大切になります。ここでは、ランディングページを作成する際におすすめの構成について説明するので、ぜひ参考にしてください。

ターゲットニーズを把握してから構成作成を始める

ランディングページの構成を考える前に、まずはターゲットとなる顧客のニーズや関心事を深く理解することが重要です。

ターゲット顧客が何を求めているのか、どのような問題を解決しようとしているのかを把握することで、彼らに響くコンテンツを提供することができます。ターゲットニーズに基づいて、具体的には見出しの決定、メリットの提示、画像や動画などのビジュアルなどを決定することが重要です。

ターゲットニーズに基づいて構成を考えることで、訪問者の興味を引き、彼らが心から求める解決策を提供することができ、結果として高いコンバージョン率を実現することができます。

ユーザーの感情・思考に沿った構成

ランディングページは、訪問者の感情や思考プロセスに沿った構成であるべきです。訪問者がページを訪れた瞬間に引き込み、興味を持続させ、最終的なアクションを取るまでのプロセスをスムーズに進められる必要があります。

これを実現するためには、訪問者が直面している問題を明確にし、それに対する解決策を提示し、その解決策によってどのように改善するかを具体的に説明することが重要です。

また、ユーザーからの信頼を得るために、ケーススタディ、製品のデモンストレーションなども取り入れたほうが良いでしょう。ユーザーの感情や思考プロセスに寄り添った構成にすることで、訪問者は自分のニーズに合った解決策を見つけたと感じ、アクションを起こしやすくなります。

体験や検証によるリアルな声をもとにランディングページを構成する

ランディングページにおいて、実際のユーザー体験や検証結果に基づくリアルな声を取り入れることは、非常に効果的です。

顧客のレビュー、使用前後の比較画像、第三者機関による検証結果など、具体的な証拠を提示することで、製品やサービスの信頼性と効果を伝えることができます。

これらの情報は、潜在顧客が購入しようとする際にでてくる不安を軽減し、より確信を持ってアクションをとれる強力な後押しとなるでしょう。リアルな声を取り入れることで、ランディングページの内容に説得力とリアリティが加わり、ユーザーに対してより深い共感と信頼を呼び起こすことが可能になります。

まとめ

ランディングページの成功は、ターゲットとするユーザーのニーズや感情に深く寄り添った構成によって大きく左右されます。

ユーザーの思考や感情に沿った内容の提供、リアルなユーザー体験に基づく証言を取り入れることにより、訪問者の信頼を獲得し、最終的なコンバージョンへと導くことが可能です。効果的なランディングページは、単に情報を提供するだけでなく、訪問者との強い関係を築き上げることができるでしょう。

コンバージョンにつながるランディングページ制作

ランディングページ(LP)制作 資料画像

戦略的なランディングページ制作・運用で最速で成果を出しませんか?

  • Webからの売上がなかなか上がらない
  • ランディングページを運用しているが誘導の仕方がわからない
  • 商材に合ったアプローチ方法を知りたい

ランディングページ制作で実績のある
THINkBALにお任せください

この記事を読んだ方におすすめのサービス
著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

Recommend
オススメ記事