Web制作会社 THINkBALがデジタル全般の情報をお届けするデジタルマガジンです。東京と埼玉を拠点としたWeb制作会社|株式会社THINkBAL
マーケティング
Update: 2023/8/11

アクティブユーザーが増えない|サイト運営者が知っておくべき4つの方法

「アクティブユーザーが増えない…」そんなお悩みをお持ちの人も多いのではないでしょうか。アクセス数や滞在率も重要ですが、アクティブユーザーが増えなければ継続的なコンバージョン、売上向上にはつながりません。

  • アクティブユーザーを増やしたい
  • アクティブユーザーを増やすメリットについて知りたい
  • アクティブユーザーを増やす方法について知りたい

そこで本記事では、アクティブユーザーを把握するべき理由と、具体的な分析方法を解説します。

アクティブユーザーを増やすためにするべき方法とは何なのでしょうか。以下にて見ていきます。

Webサイト制作のプロが貴社のお悩みを解決します!
データ分析、UX/UI設計に基づく戦略とデザインで伝えたい価値を伝わるカタチに。
ビジネス成果に貢献するWebサイト制作・構築を提供します。
\まずは無料相談!2営業日以内に返信/
Webサイトの作成を相談する

アクティブユーザーとユニークユーザーの違い

アクティブユーザーとユニークユーザーのちがいを下記の観点で解説します。

  • アクティブユーザーとは?特徴を紹介
  • ユニークユーザーのちがい
  • 非アクティブユーザーとのちがいとサイトへの影響

以下にて見ていきましょう。

アクティブユーザーとは?特徴を紹介

アクティブユーザーとは、ある期間内に訪れたユーザーのことです。アクセス数とは異なり、期間内に訪れたユーザーの数であるため、あるユーザーが同期間内に2度訪れても「1」とカウントされます。

また、頻繁にサイトやSNSにアクセスしているユーザーをアクティブユーザーと呼ぶこともありますが、Webマーケティング上では「同期間内に訪れたユーザーの総数」を指すケースが多いです。

ユニークユーザーの違い

ユーザーを選択している人

ユニークユーザーとは、サイトに訪問したユーザーのことです。アクティブユーザーと同様に、同じ期間にあるユーザーが2度サイトに訪問しても「1」とカウントされます。アクティブユーザーとユニークユーザーのちがいは「集計期間を設定するかしないか」という点にあります。

つまり、ある特定の期間内に訪れたユーザーの数を示すのがアクティブユーザーで、期間に関係なくサイトに訪問したユーザーの数を示すのがユニークユーザーということになります。

非アクティブユーザーとの違いとサイトへの影響

非アクティブユーザーとは「サイトに訪れていない期間が長い」「サイトへの関心が無くなっている」といった特徴をもつユーザーです。非アクティブユーザーは、アクティブユーザーのようにカウントすることができません。

サイトを運営するうえでは「いかにアクティブユーザーをコンバージョンにつなげるか」に目を向けがちですが、実は非アクティブユーザーも重要になります。非アクティブユーザーは、以前サイトに興味を持っていたユーザーであるため、アプローチの方法によってはアクティブユーザーになる可能性があるためです。扱っている商品やサービスによっては、見込み顧客よりも、非アクティブユーザーにアプローチしたほうが低いコストで新規ユーザー獲得につながることもあるでしょう。

Webサイトのアクティブユーザーを増やす方が良い理由

Webサイトのアクティブユーザーを増やす方が良い理由は下記のとおりです。

  • 訪問回数が多いので問い合わせにつながる可能性が高い
  • アクティブユーザーが増えると継続的な利益につながりやすい

この2つの理由について解説していきます。

訪問回数が多いので問い合わせにつながる可能性が高い

アクティブユーザーは、サイトへの訪問回数が多いため、問い合わせにつながる可能性が高いです。

アクティブユーザーからの問い合わせを増やすためには、サイト内のコンテンツを充実させることが重要になります。とくに「アクティブユーザーは増えているけど問い合わせの件数が中々伸びない」という場合は、コンテンツが少ない、もしくは導線作りができない可能性が高いです。

アクティブユーザーが多いということは、サイト自体の質が高いことを表しているため、あとはユーザーが思わず問い合わせしたくなるようなコンテンツを作成するとよいです。たとえば、ハウツー記事を充実させるとよいでしょう。ハウツー記事を読んだユーザーは「もっとくわしく知りたい」「ほかのコンテンツも見てみたい」と考えることから、次のアクションにつながりやすくなるためです。

また、「コンテンツは充実しているけど問い合わせが増えない」という場合は、導線作りができていない可能性があります。たとえば、ユーザーが「もっとくわしく知りたい」「この人に質問したい」となるであろうタイミングを見計らって、問い合わせフォームとリンクしたボタンを設置するのです。そういった導線づくりがないコンテンツは、質が高くても問い合わせにつながりません。ボタンを設置するだけなので、いまあるコンテンツを一度見直し、誘導できる箇所を探してみるとよいでしょう。

アクティブユーザーが増えると継続的な利益につながりやすい

積み上げられたコイン

アクティブユーザーが増えると継続的な利益につながりやすくなります。アクティブユーザーは「定期的にサイト訪問している」という点でリピーターと同じだと言えるためです。一般的にも、新規ユーザーに商品をセールスするよりも、リピーターに商品をセールスすることで、およそ5倍のコストを削減できるとされています。

前述のとおり、非アクティブユーザーも以前は商品やサイトに興味を持っていたユーザーであるため、場合によってはアプローチが効果的だと言えますが、優先順位のうえではリピーター獲得のほうが高いです。したがって、アクティブユーザーの獲得は、マーケティング上でもっとも優先するべきミッションだと言えるでしょう。

Webサイトのアクティブユーザーはどうやって把握する?

Webサイトのアクティブユーザーは、下記の方法によって把握することが可能です。

  • Googleアナリティクスを利用してユーザー分析をおこなう
  • Googleアナリティクスを利用してコホート分析をおこなう

この2つの分析方法について解説していきます。

Googleアナリティクスを利用してユーザー分析をおこなう

Googleが提供する無料ツール「Googleアナリティクス」を利用することで、アクティブユーザーの分析をおこなえます。分析方法も簡単で、Googleアナリティクスにログイン後「アクティブユーザー」を選択するだけです。選択できる期間は「1日、7日、14日、30日」となっています。選択する期間は、何のためにアクティブユーザーを分析するのかにより決めるとよいでしょう。

たとえば、「限定的なキャンペーン」「短期的な施策のテスト」などを分析したい場合は、1日や7日といった短い期間での分析が向いています。逆に長期的な分析や、日々の確認などには14日、30日といった期間が向いているでしょう。

Googleアナリティクスを利用してコホート分析をおこなう

アナリティクスでの分析結果

コホートとは、同じ属性をもつユーザーグループを指します。よって、コホート分析とは、同じ属性をもつユーザーグループごとに分析をおこなうことです。

たとえば、「ユーザー属性(性別・デバイスなど)に分けたグループ」「サイト訪問した期間により分けたグループ」など、共通の属性をもつグループに分けて、アクセス数などを追います。コホート分析をすることにより、どの属性のユーザーがサイトに定着しやすいかを把握できるため、定着率を向上させたい人は活用するとよいでしょう。定着率の高い属性が把握できれば、その属性に向けてリソースを割くことで費用対効果を上げることができます。

コホート分析は、Googleアナリティクスにログイン後「ユーザー」→「コホート分析」を選択することで利用が可能です。コホートの種類、サイズ、指標、期間などを設定することができます。期間は「1日、7日、14日、30日」のなかから選択することが可能です。

Webサイトのアクティブユーザーを増やすには

Webサイトのアクティブユーザーを増やすのにおすすめの方法は下記のとおりです。

  • ユーザーのためとなる質の高いコンテンツを作成する
  • SNSを活用してファンを増やす
  • ターゲットを絞ってWeb広告を出稿する
  • 企業・商品サービスのブランディングに力を入れる

それぞれの方法についてくわしく解説していきます。

ユーザーのためとなる質の高いコンテンツを作成する

ユーザーのためとなる質の高いコンテンツを作成することで、アクティブユーザーの獲得につながります。ユーザーのためになるコンテンツというのは、ユーザーが抱えている悩みや不安・不満などを解決するような記事です。そのほかにも、ユーザーが抱える疑問や、知識・スキルの習得につながるような記事も該当します。

たとえば、地方の飲食店は「サイトを作成したものの運用の仕方が分からない」といった悩みを持っていることが多いです。そういった飲食店に向けて「集客につながるサイト運営の方法を紹介する」といったコンテンツを作ることで、ユーザーの悩みを解決することができます。サイトのコンテンツによって悩みを解決できたユーザーは、類似する悩み事を解決するために、再度サイトを訪問してくれるアクティブユーザーになるのです。

ただし、Web上には同じことを考える競合が多いため、質の高いコンテンツを作ったり、差別化したりすることも極めて重要になります。質の高いコンテンツは、Googleからの評価向上にもつながるため、検索順位の上位化にもつながるでしょう。

SNSを活用してファンを増やす

SNS

SNSを活用してファンを増やし、アクティブユーザーにつなげるという方法もあります。SNSの強みは、ユーザーと近い距離でコミュニケーションをとりつつ、見込み顧客にもアプローチできる点です。

たとえば、Twitterでは「シャープ」「ローソン」「スターバックス」といった企業が活用し、多くのアクティブユーザー獲得につなげています。Twitterは、リツイートなどによる拡散力が高いため、キャンペーンなどを実施することでたくさんの見込み顧客にリーチすることも可能です。

ただし、商品やサービスによってどのSNSが向いているかは異なるため、競合を調査するなどして相性の良いSNSを見つけることから始めることが重要になります。

ターゲットを絞ってWeb広告を出稿する

ターゲットを絞ってWeb広告を出稿することにより、アクティブユーザーを獲得することもできます。

たとえば、Web広告の代表であるリスティング広告を活用することで、見込み顧客にリーチすることが可能です。また、Web広告は、ターゲットを絞るほど、アクティブユーザーになる可能性が高くなる点に留意しておくとよいでしょう。ターゲットを絞ることで、訴求内容が明確になり、ユーザーに刺さる広告が作りやすくなるためです。

リスティング広告の場合は、検索ワードを絞ったり、配信するユーザーの属性を狭くしたりすることで、ターゲットを絞ることができます。Web広告にもさまざまな種類があるため、先ほど同様、自社の商品・サービスに合った広告を選びましょう。

企業・商品サービスのブランディングに力を入れる

企業や商品、サービスなどのブランディングに力を入れることで、アクティブユーザーが増えます。なぜなら、ブランドを確立することでユーザーをファン化させることができるためです。ファン化したユーザーは定期的にSNSやWebサイトをチェックするようになるため、商品の継続的な購入にもつながります。

また、SNSなどでコミュニケーションをとり、信頼性を上げることで、自社商品の口コミや情報の拡散などに協力してくれるようになるでしょう。口コミは、もっともコストパフォーマンスの高い広告になるため、ブランディングの構築は積極的に進めていくことをおすすめします。

Webサイトのアクティブユーザーが増えたらしたい施策

Webサイトにアクティブユーザーが増え始めたら実行したい施策は下記のとおりです。

  • リピーターでも価値があると思えるコンテンツを更新し続ける
  • CTAボタンの増やすなどして問い合わせにつなげる
  • 定期的にメルマガなどを発信しアクティブユーザーを育てる

アクティブユーザーが増加しても、コンバージョンにつながらなければ売上は見込めません。そのため、コンバージョン率を向上させたい場合は、以下で紹介する施策を押さえておきましょう。

リピーターでも価値があると思えるコンテンツを更新し続ける

リピーターでも価値があると思えるコンテンツを更新し続けることが重要になります。新規ユーザーのニーズと、リピーターのニーズが異なるためです。新規ユーザーに求められるコンテンツは多種多様ですが、リピーターのニーズは限られています。

たとえば、リピーターは、自社の商品に興味関心があることは分かっているため、「自社商品・サービスに関連したお役立ちコラム」などが挙げられるでしょう。したがって、サイトを運営する際は、新規ユーザーとリピーターのニーズがちがうことを念頭においてコンテンツ更新することが重要になります。

CTAボタンの増やすなどして問い合わせにつなげる

CTA

Webサイトのアクティブユーザーが増えてきたら、CTAボタンを増やすなどして問い合わせにつなげましょう。CTAボタンとは「問い合わせ」「資料請求」などの行動を喚起するためのボタンです。先ほども紹介しましたが、アクティブユーザーが増えても、こちらから積極的にアプローチをしなければ、コンバージョンにはつながりません。

そのため、コンテンツをただ更新するだけでなく、CTAボタンの設置箇所も同時に考えることが大切です。また、CTAボタンを設置してもうまく機能しないこともあるため「場所を変える」「ボタンの色を変える」などの改善も随時加えていきましょう。

定期的にメルマガなどを発信しアクティブユーザーを育てる

定期的にメルマガなどを発信し、アクティブユーザーを育てることも大切です。

たとえば、Webサイトに訪問したユーザーに、メルマガやLINEの登録などを促し、継続的に「お役立ち情報」「ユーザーにとってニーズの高い情報」などを発信します。さまざまな情報を提供することで、ユーザーがWebサイトのアクティブユーザーになってくれたり、ファンになってくれたりするのです。

情報の発信に加え、ユーザーとコミュニケーションを取りたい場合は、LINEのLステップを活用するとよいでしょう。

質の良いコンテンツの更新でアクティブユーザーを増やす施策ならTHINkBALにご相談ください

THINkBAL

質の良いコンテンツを更新し、アクティブユーザーを増やしていきたい人は、ぜひTHINkBALにご相談ください。アクティブユーザーを増やすためには、ただ質の良いコンテンツを作るだけでなく、日々の効果測定や改善が重要になります。

しかし、質の高いコンテンツの更新や、効果測定などは専門性の高い知識やスキルを要するため、対策は容易ではありません。「専門性の高い知識やスキルをもった人材がいない…」という場合は、まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

本記事では「アクティブユーザーを増やした方が良い理由」「アクティブユーザーの増やし方」などを紹介しました。アクティブユーザーを増やすことで、継続的な売上の拡大につながるでしょう。

しかし、アクティブユーザーを増やすためには、持続的な対策と専門性の高いスキル・知識を必要とします。「これからすこしずつでもアクティブユーザーを増やしたい」という人は、試行錯誤を繰り返しながら、地道に対策を進めていくことが大切です。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

Recommend
オススメ記事