検索順位が下がってしまった…その原因と具体的な改善方法を3つ紹介
検索順位が下がってしまうと「これまでの施策がすべて無駄になったのでは…」と悩んでしまうものです。そこで本記事では「検索順位が下がってしまった…」という人に向けて、その原因や効果的な改善方法を紹介します。
検索順位を上げ、多くのユーザーにリーチしたい人は、ぜひ参考にしてください。
サイト全体の検索順位が下がった!原因は?
サイト全体の検索順位が下がっている場合、考えられる理由は下記のとおりです。
- Googleのペナルティを受けた
- 悪質サイトからリンクを貼られている
- ユーザビリティを無視している
- 自社よりも良い他社のサイトができた
- 一時的なGoogleの不具合
この5つの理由についてそれぞれ解説していきます。
Googleのペナルティを受けた
Googleのペナルティを受けた場合、サイト内にあるほとんどの記事が圏外へ飛ばされます。Googleからペナルティを受ける可能性がある理由として、考えられるのは下記のとおりです。
- 不自然なリンクの設置
- 低品質なページの作成
- 文字やページをユーザーに隠す形でSEO対策した
不自然なリンクとは「購入した外部リンクで取得した大量の外部リンク」などです。また、同じキーワードで作成したページのリンクを同じページ内で何度も記載した場合も、不自然なリンクとみなされ、ペナルティを受けます。
また、すでに他サイトの掲載されているページをコピーペーストしたり、酷似したページを作ったりした場合に低品質なページだとみなされます。もちろん、卑猥なページや法律に違反したページの作成も、ペナルティの対象になるでしょう。
加えて、最近ではあまり見かけませんが、CSSを編集してユーザーに見えないページや文字を作成し、SEO対策を施すこともペナルティの対象になります。
悪質サイトからリンクを貼られている
悪質サイトからリンクを貼られているとペナルティの対象になることもあります。悪質サイトを利用してSEO対策をしていると判断される可能性があるためです。
逆に、他サイトに有益な情報としてリンクを貼られる「自然リンク(ナチュラルリンク)」の場合は、SEO対策の向上につながります。
どのサイトに被リンクが貼られているかは、Googleサーチコンソールを利用することで調べることが可能です。
Googleサーチコンソールのメニュー欄にある「リンク」→「詳細」をクリックすると被リンク先のページがURLで表示されます。クリックしたページが「明らかに怪しい」もしくは「自社ページとの関連性が著しく低い」といった場合は、リンクの削除申請をおこないましょう。
ユーザビリティを無視している
ユーザビリティを無視したサイト設計も、Googleのペナルティ対象になります。Googleは、ユーザビリティの高いサービスを提供しようと日々ブラッシュアップしており、使いにくいサイトを排除しようとしているためです。
そのため、サイト運営者は常にユーザビリティの高いサイト設計に努める必要があると言えます。ユーザビリティの高いサイトを作るコツは下記のとおりです。
- ユーザー目線でページを作成する
- ページの表示速度を速くする
- カテゴリーを整理してユーザーが目的を達成しやすくする
ユーザーがサイトを利用してもストレスを感じないような設計を心がけましょう。
ユーザビリティの高いWebデザインについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
自社よりも良い他社のサイトができた
自社よりもよいサイトを他社につくられたことで、サイトの検索順位が下がることもあります。ニッチな業界である場合はあまり心配する必要はありませんが、レッドオーシャンといわれる「転職」「脱毛」などの業界では日々新しいサイトが生まれています。
そういったなか、「サイトのボリューム」「ページの質」「ユーザビリティ」といった点で自社サイトを上回られると当然、検索順位は下がるでしょう。
競合他社と差別化するための方法については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
一時的なGoogleの不具合
一時的なGoogleの不具合により検索順位が落ちることもあります。実際、2020年8月にもGoogle側の不具合により「突然検索順位が大幅に下がる」「検索上位がスパムリンクだらけになる」といった現象が起きました(※1)。
SNSでは「Googleがアルゴリズムをアップデートした」「改悪だ」など、さまざまな意見が飛び交いましたが、結果的にはGoogleがアップデートではなく不具合であったことを発表。もしGoogleの検索欄に違和感を覚えた場合は、SNSで検索したり、有識者のつぶやきをチェックしたりして確認するとよいでしょう。
※1:「2020年8月11日のGoogle大変動はインデックス障害が原因、コアアップデートではない」(海外SEOブログ)
検索順位が下がったら試して!改善方法3選
検索順位が下がったときに試したい改善方法は下記のとおりです。
- Google Analyticsをチェックする
- Googleサーチコンソールをチェックする
- 記事の質をチェックする
それぞれの改善方法について詳しく紹介します。
Google Analyticsをチェックする
Google Analyticsをチェックすることで、なぜ検索順位が下がったのかを突き止めることが可能です。
たとえば、どのタイミングで検索順位が下がったのかをチェックし、その日、もしくはその日のあたりで何があったのかを確認します。確認することで「アップデートがあった」「大幅な改善をおこなった」など、原因となる現象・行動が明確になります。
とくに、大幅な改善をおこなっている場合は注意してください。改善をしている際に意図していない編集を加えてしまっている可能性があるためです。
サイトのどの部分を編集したのかを思い出し、改悪になってしまっている原因を突き止めることで改善に向かう可能性を上げられます。
Google Search Consoleをチェックする
Google Search Consoleでは、ページ一つひとつの検索順位の上下落を確認することができます。
そのため「どのキーワードの検索順位が下がっているか」「どのタイミングで検索順位が下がったか」などを確認することで、原因の究明につながる可能性があります。
「サイト全体で検索順位が下がった…」と思っていても、一部のページだけ影響を受けていることもあるため、チェックする際は全体を見ましょう。
記事の質をチェックする
数値分析をおこなった後は検索順位が下がっていると感じたら、記事の質をチェックしてみましょう。
たとえば、
- ユーザビリティを無視した記事になっていないか
- 同じキーワードの記事を複数作成していないか
- 品質の低い記事を量産していないか
といった点をチェックしておくのは重要です。
とくに、同じキーワードの記事が複数あったり、内容が酷似してしまっている記事があったりすると、検索順位が下がってしまう可能性が高くなります。
また「1000文字にも満たない記事」「構文がしっかりと設計できていない記事」などは、品質が低いとみなされるため、リライトや修正といった対策を施しましょう。
加えて、Google AnalyticsやGoogle Search Consoleなどで、記事の検索順位を常にチェックし、サイト全体の品質を確認しておくことも大切です。
検索順位を落とさないためにしたいこと3つ
検索順位を落とさないためにしたい3つのことは下記のとおりです。
- 検索順位チェッカーを使う
- 定期的に記事をチェックする
- 更新をおこたらない
検索順位を上げたい、もしくは保ちたい人は参考にしてください。以下にて解説していきます。
検索順位チェッカーを使う
こちらのサイトのような検索順位チェッカーを使うことで、ユーザー登録などをすることなく記事の順位を把握し、改善を図ることができます。
クラウド型検索順位チェックツール「Nobilista」などもおすすめです。
たとえば、URLの欄に検索順位を知りたい記事のURLを貼り、キーワードの欄に「転職 おすすめのサイト」「転職 30代 おすすめサイト」といった検索したいキーワードの組み合わせを記入します。URLと検索キーワードを貼り付け、チェックボタンを押すと、Google、Yahoo!、Bingの検索順位が表示されます。
しかし、ただ検索順位把握するだけでは、検索順位の向上は見込めません。上位ページと自社ページを比べて足りていないところなどを適宜増やし、効果的な対策を見つけていきましょう。
定期的に記事をチェックする
記事は定期的にチェックすることが大切です。
たとえば、
- リンクは機能しているか
- 古い情報を記載していないか
- 誤字・脱字はないか
などがチェックの対象になります。
また、先ほどの検索順位チェッカーやGoogle Analyticsなどで記事のPVや順位をチェックすることも大切です。
記事の順位が下がってしまっている原因としては、Googleからユーザーのためにならず品質が低い内容であると判断されたということであるため、念入りにチェックし修正をしていく必要があります。担当者は定期的に確認をし、記事のテコ入れをしていきましょう。繰り返しチェック・修正をおこなっていくことで質の高い記事を更新し続けられます。
更新をおこたらない
検索順位を落とさないためには、更新をおこたらないことも大切です。定期的にコンテンツの更新をおこなうことで、サイト全体の質が向上し、検索エンジンからの評価が上がりやすくなるためです。
たとえば、10個の記事を更新しているサイトと30個の記事を更新しているサイトとでは、ユーザーの流入数が大きく異なります。
Googleは、検索順位を決定する際の指標として「E(経験)E(専門性)A(権威性)T(信頼性)」の概念を提唱しており、コンテンツの更新は「専門性」「権威性」の向上につながるため、検索順位に大きな影響を及ぼすのです(※2)。
※2:「Google公式ガイドライン」(Google)
また、コンテンツを継続的に更新することで、分析と改善をより早く進められるため、成果が出るまでの時間を短縮できます。SEO対策は効果が出るまでに時間がかかる施策でもあるため、早く結果を出したい場合は、積極的に更新をしていくとよいでしょう。
何をしても順位が戻らない!どうすればいい?
「何をしても検索順位が戻らない…」そんなときの対策は下記のとおりです。
- 定期的に更新を続ける
- プロに依頼する
- 順位が上がるまで待つ
それぞれの対策について解説します。
定期的に更新を続ける
検索順位が上がらない場合でも、定期的に更新を続けましょう。とくにサイトを開設して間もない場合は、根気強くコンテンツを更新していくことが重要になります。
開設から間もないサイトは、検索順位に反映されるまで最低でも3カ月はかかると思っておいたほうがよいです。とくに、新規ドメインを購入し、Wordpressで新しいサイトを立ち上げたい場合は、時間がかかりやすくなるでしょう。
定期的な更新を続けてある程度の時間が経つと、自然と検索順位に反映され、順位の変動が活発に起きるようになります。あとは、更新した記事をリライトしたり、サイト内部を編集したりしてユーザーファーストなサイトを構築していくだけです。
プロに依頼する
プロに依頼することも一つの手段です。
検索順位を向上させるためには「SEO対策」「分析ツール」など、専門性の高いスキル・知識に加えて、人的リソースも必要になります。とくに、人的リソースはすぐに用意できないため、企業としてはなやみどころでしょう。
また、サイトによって「なぜ検索順位が上がらないのか」の理由は異なるため、そのサイトにマッチした施策や戦略を的確に選択することも重要です。
プロに依頼すれば、検索順位の上位表示化に必要なスキルや知識を持った人材を確保できるため、成果が出るまでの期間を大幅に短縮できます。
一度サイトが軌道にのればサイト運営をしやすくなるため「最近伸び悩んでいる…」という場合は、一度相談してみるとよいでしょう。→現状のサイトについて相談する
順位が上がるのを待つ
公開直後は順位はつくまでは待つほかはありません。その中でも、アルゴリズムの変動が起きると、「何もしていなかったのに順位が上がった」ということも考えられます。
しかし、公開してから時間が経っている記事は、ただ待っているだけで順位が上がるということはあまりありません。したがって、サイトの検索順位は定期的な更新を続けつつ、リライトなどにより記事の質を高めることで、上位表示します。
まとめ
本記事では「検索順位を落とさないためにできること」「順位が上がらない場合の対処法」などを紹介しました。
検索順位は一時的に上がることもあれば、下がることもあります。そのため、順位の上がり下がりに一喜一憂するのではなく、継続的に記事を更新しつつ日々、効果的にブラッシュアップしていくことが大切です。
「効果的な改善方法が分からない」「サイトの方向性が分からなくなった」という場合は、ぜひTHINkBALにご相談ください。
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