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Update: 2023/11/6

お問合せフォームを設置する意味は?作成方法とおすすめのツール3選

「自社サイトにお問い合わせフォームを設置するか迷っている」「フォームの設置する意味がわからない」と悩んでいる企業も少なくないでしょう。

  • お問い合わせフォームを作成する重要性について知りたい人
  • お問い合わせフォームを設置するメリットについて知りたい人
  • お問い合わせフォームの作成方法について知りたい人

お問い合わせフォームの設置は、顧客とのコミュニケーションの機会を増やし、他のマーケティング活動にも活かすことができます。さらに、簡単に導入が可能なため、コストもかかりません。この記事では、お問い合わせフォームを設置するメリットや、その方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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お問い合わせフォームを設置する大きな3つのメリット

Webサイトにお問い合わせフォームを設置することは、ビジネスに置いて重要です。顧客とのコミュニケーションを取り、効率的なサポートを提供し、信頼性を構築するための有効な方法です。お問い合わせフォームを設置するメリットを3つ紹介します。

顧客の創出機会を増やす

お問い合わせフォームを設置することで、顧客をつくる機会が格段に増えます。このフォームがあれば、訪問者は気軽に企業にコンタクトを取ることができ、そこからリードの獲得へとつながることでしょう。

簡単にアクセスでき、項目の入力が少なければ顧客は情報を提供することを躊躇いません。その結果、企業は顧客のニーズや関心を把握しやすくなり、販売機会へとつなげることができるのです。これは、顧客エンゲージメントとロイヤルティの向上にも貢献します。

営業活動の自動化

営業をしているイラスト

お問い合わせフォームを通じて営業活動を自動的におこなうことも可能です。フォームから得られる情報は、CRMシステムや他のビジネスツールと併用すれば、リードの追跡や管理が自動的におこなわれます。これにより、タイムリーなフォローアップや顧客対応が実現し、営業チームの作業コストが軽減されることでしょう。

また、顧客データの自動収集と分析によって、マーケティング戦略の最適化や、よりパーソナライズされたコミュニケーションが可能になり、結果的にコンバージョン率の向上に貢献します。営業活動が自動化されていくことは、企業のリソースを節約し、ビジネス成長を加速させるために重要です。

顧客の情報を効率よく入手・管理できる

お問い合わせフォームを利用することで、顧客からの情報を効率的に収集し、一元管理することが可能です。フォームによって構造化されたデータは、顧客の要望や問題を迅速に把握し、適切な対応を計画するうえで非常に役立ちます。

また、この方法はデータの誤入力の可能性を減らし、情報の正確性が高いです。データベースやCRMシステムと統合すれば、顧客情報の更新や追跡も自動化され、顧客サービスの質の向上にもつながります。その結果、企業は顧客との関係を強化し、長期的なビジネスの成功に貢献する貴重な知識や体験を得ることができるのです。

お問い合わせフォームの作成方法3選

PC画面上の問い合わせフォーム

お問い合わせフォームは顧客とのコミュニケーションを強化する重要なツールです。ここでは、効果的なお問い合わせフォームを設置するための3つの方法を紹介します。これらの手法を利用すれば、ビジネスのニーズに合ったフォームを簡単に構築可能です。

フォーム作成ツールを活用して作成する

フォーム作成ツールを活用すれば、技術的な知識がなくても簡単に見栄えがよいお問い合わせフォームを作成できます。これらのツールは、ドラッグアンドドロップの機能を備えており、必要なフィールドを選択して簡単にフォームをカスタマイズすることが可能です。また、多くのフォーム作成ツールはレスポンシブデザインに対応しているため、どのデバイスからでもフォームが適切に表示され、ユーザーエクスペリエンスも高くなります。

お問い合わせフォームをつくる際はセキュリティも重要な考慮事項ですが、これらのツールはスパム防止機能やデータ暗号化など、ユーザー情報を保護するための機能も提供しています。さらに、フォームデータの分析機能を利用すれば、送信された情報から洞察を得ることができ、マーケティング戦略や顧客サービスの改善に役立つことでしょう。つまり、フォーム作成ツールを使用することで、効率的かつ安全に、ビジネスに適したお問い合わせフォームを作成できるのです。

WordPressを使って作成する

WordPressは、その柔軟性と拡張性の高さから、お問い合わせフォームの作成にも適しています。WordPressでフォームを作る最大の利点は、プラグインシステムを利用し簡単に作成できることです。例えば、「Contact Form 7」や「WPForms」などのプラグインは、フォーム作成と管理を簡単におこなえます。さらに、特定のニーズに合わせて多様なフィールドや機能をフォームに追加するようなカスタマイズも可能です。

また、これらのプラグインは通常、スパムフィルタリング機能、自動返信機能、さらには送信内容のログ保存機能など、フォーム運用に必要な多くのオプションを提供しています。セキュリティ面でも、データの暗号化を始めとした安全対策が整っており、ユーザー情報の保護に優れているんです。

HTML/CSSをカスタマイズして作成する

HTMLとCSSを用いてお問い合わせフォームをカスタマイズする方法もあります。作成するために技術的なスキルが必要ですが、完全に自社の思うままのフォームを作りたい場合はこの方法が理想です。この方法であれば、スタンダードなWordPressテンプレートやフォーム作成ツールの制約から解放され、企業のブランドやWebサイトのデザインに完璧に合ったフォームを作成できます。

ただし、この方法はコーディングスキルが必要で、セキュリティ対策やレスポンシブデザインの適用、後のメンテナンスにも十分な注意を払う必要があります。しかし、その結果として、企業のアイデンティティを反映した、完全にカスタマイズされたお問い合わせフォームを実現でき、訪問者に強い印象を与えることができるでしょう。

お問い合わせフォームで入れておきたい便利な機能

CONTACTと書かれたボタンとメール

お問い合わせフォームと連携して、ユーザビリティを高め、効果的な顧客対応を実現するためのさまざまな便利な機能があります。ここでは、よりユーザーの満足度を向上させるための重要な機能について解説します。これらの機能を取り入れることで、ビジネスと顧客の双方にメリットをもたらすことができるでしょう。

顧客管理機能

顧客管理機能は、顧客からの問い合わせ内容をシステム的に管理し、迅速かつ適切に対応することができます。

具体的には、顧客の連絡先情報、問い合わせの履歴、顧客の趣味嗜好や以前の購入履歴など、重要なデータを一元管理できるため、顧客への対応をデータに合わせてパーソナライズすることが可能です。また、これらの情報は販売戦略の策定や、新たなマーケティング活動で生かせるでしょう。

さらに、自動返信機能を設定することで、顧客からの問い合わせに対して即時に確認のメールを送信でき、顧客サービスのスピードと透明性の向上にもつながります。このように、顧客管理機能を充実させることは、顧客との関係を深め、長期的なビジネス成功につながる投資の1つです。

スパムなどのセキュリティ対策

お問い合わせフォームにおけるセキュリティ対策は、スパムや不正アクセスからユーザーの情報を守るために必須です。特に、フォームを通じて個人情報が送信される場合に、セキュリティの安全性が問われます。お問い合わせフォームでおこなうべきセキュリティ対策を3つ紹介します。

安全で信頼性の高いお問い合わせフォームは、長期的な顧客関係の構築において欠かせない要素です。

自動入力機能

お問い合わせフォームに自動入力機能を導入することで、ユーザーエクスペリエンスの向上に直結し、効率的に情報取集することができます。

自動入力は、訪問者が一度入力した情報を記憶し、次回以降のフォーム入力時にその情報を自動的に入力する機能です。これにより、ユーザーは同じ情報を繰り返し入力する煩わしさから解放されます。また、自動入力機能によってエラーの発生を減せることもメリットの1つです。手動での入力に比べ、タイプミスや入力漏れが減少し、それによってデータの正確性が向上します。

さらに、フォームの入力作業の簡略化は、フォームの送信完了率を向上させることにも貢献します。訪問者がストレスなくフォームを完成させられるため、離脱率の低下とコンバージョン率の向上につながるでしょう。

お問い合わせフォーム作成ツール

お問い合わせフォーム作成にはさまざまなツールが存在し、それぞれが独自の機能を提供しています。ここでは、効率的に高機能なフォームを作成できるおすすめのツールをいくつか紹介し、その特徴や選び方についても解説します。これらのツールを利用することで、ビジネスのニーズに合わせたフォームを簡単に作成できるでしょう。

formrun

formrun
出典:formrun

formrunは無料または月額制で利用できるフォーム作成ツールです。40種類以上のテンプレートからフォームを作成でき、作成にかかる時間を削減することができます。さらに、プランによって一斉自動送信やSalesforceやPaypalとの連携などの使える機能が豊富で、本格的にフォームを運用したい企業におすすめのツールです。プランや使う機能によってかなり金額が異なるので、一度見積もりや相談してみてください。

月額料金(税別)フリープラン:無料BEGGINNER:3,880円STARTER:12,980円PROFESSIONAL:25,800円
セキュリティ・SSL暗号化・24時間サーバー監視・reCAPTCHA
機能・自動返信・一斉メール配信・GoogleAnalytics連携・Salesforce、kintone、Hubspot、決済機能などの連携・複数人でのフォーム管理機能

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleアカウントさえあれば無料で利用できるフォーム作成ツールです。

Googleフォームで集めた回答は、自動的に集計やグラフ化されるため回答結果の分析が簡単になります。また、他のGoogleアカウントに権限を付与することで、複数の端末からの編集・閲覧が可能です。特にアンケート形式のフォーム作成に特化しており、視覚的に誰でもわかりやすいデザインになっています。ひとまず、Googleアカウントを取得して利用してみるとよいでしょう。

月額料金無料
セキュリティ・SSL暗号化
機能・自動返信・回答の集計分析・ファイルのアップロード・複数人でのフォーム管理機能

Contact Form 7

Concat Form 7はWordPressで利用できる、無料のプラグインです。基本的にはお問い合わせ用のテンプレートになります。他のプラグインと連携できるため拡張性が高く、デザインも自由に変えられるのがメリットです。例えば、以下のようなプラグインとの連携ができます。

  • 確認画面の表示
  • 支払い機能の追加
  • 条件分岐の設定
  • セキュリティ対策(reCAPTCHA)

簡易的なお問い合わせフォームとして利用するのであれば、誰でも導入は簡単です。しかし、カスタマイズする場合は最低限の技術的なスキルは必要となります。

月額料金(税別)無料
セキュリティ・SSL暗号化

機能
・自動返信・デザインのカスタマイズ・他のプラグインとの連携が可能

お問い合わせフォームの改善にはEFOが重要

お問い合わせフォームの効果を最大限に引き出すためには、EFO(エントリーフォーム最適化)が欠かせません。ここでは、EFOの基本と、フォームのパフォーマンスを高める具体的な方法について解説します。

EFOとは

そもそもEFOとは「Entry Form Optimization」の略で、直訳すると「エントリーフォーム最適化」です。これは、Webサイトのお問い合わせフォームなどの入力フォームを利用者にとって使いやすく、かつ効果的に機能するよう改善するプロセスのことを指します。

EFOの主な目的は、ユーザーのフォーム完成率を高め、サイト訪問者からのコンバージョンを促進することです。EFOには、フォームの設計改善、入力フィールドの最適化、エラーメッセージの明確化など、ユーザビリティを高めるさまざまな手法があります。

EFOによって得られる3つのこと

CONTACT USと書かれたスマホの画面

EFOを適切に実施することで、ビジネスで大きな恩恵を受けることができます。ここでは、EFOによって得られる3つメリットが、どのように企業の成長や顧客満足度の向上に影響を与えるのか解説していくので、ぜひ参考にしてください。

顧客ロイヤルティの向上

EFOを通じて改善されたユーザーエクスペリエンスは、顧客ロイヤルティの向上に直結します。フォームがシンプルで使いやすいと、ユーザーはストレスなく情報を入力し、企業とのコミュニケーションをスムーズにおこなうことが可能です。これにより、顧客満足度が向上し、長期的な関係の構築が期待できます。

また、ユーザーが求める情報を的確に提供することで、信頼感を育むことも可能です。信頼関係が築かれると、顧客はその企業を優先的に選ぶようになり、リピート購入やサービスの再利用されるようになるでしょう。

要するに、EFOは単にフォームの使い勝手を良くするだけでなく、顧客との関係を深め、ビジネス全体のブランド価値を高める重要な役割を担っています。

リード獲得増加につながる

EFOの取り組みは、Webサイトからのリード獲得数増加に大きく貢献します。

フォームに要求される情報が少ないほど、また、分かりやすく、視覚的に魅力的であるほど、訪問者は情報提供のハードルが低いと感じるでしょう。これにより、訪問者がフォームを送信しやすくなり、結果的にはより多くのリードを獲得できます。

さらに、最適化されたフォームはエラー率が下がり、ユーザーが送信を完了できる確率が上がります。これにより、途中でフォーム入力を断念するユーザーが減少し、最終的なコンバージョン率にも影響を与えるのです。

総じて、EFOはリードの質と量の双方を向上させるため、デジタルマーケティング戦略において必要不可欠な要素といえるでしょう。

効果検証の精度が向上する

EFOは、効果検証の精度の向上にも貢献します。最適化されたフォームは、ユーザー行動の追跡が容易になり、具体的なデータ収集が可能です。これにより、どのフィールドにユーザーが最も時間を費やしているか、どのポイントでフォーム送信を躊躇しているかなど、詳細なユーザー行動が明らかになります。

また、A/Bテストやユーザーフィードバックなどを利用することで、実際の利用状況にもとづいたフォームの改善点を特定することが可能です。これにより、企業はフォームの各要素がコンバージョンにどのように影響しているかを正確に把握することができ、より効果的な施策を考えることに活かせます。

さらに、フォームを通じて収集されたデータは、顧客のニーズや行動傾向を理解する貴重な指標となり、マーケティング活動の的確な評価や将来的な戦略立案のための具体的な根拠にもなります。

したがって、EFOは単にユーザーエクスペリエンスを向上させるだけでなく、企業の戦略的意思決定をサポートする重要なツールにもなるのです。

まとめ

この記事で解説した内容を踏まえ、お問い合わせフォームの最適化は、ビジネスのデジタル戦略において非常に重要な要素であることがわかります。EFOを適切に実施することで、ユーザビリティの向上、リード獲得の増加、そして効果検証の精度向上など、ビジネスにとって多大な利益をもたらします。さらに、顧客満足度の向上にも貢献し、長期的な顧客関係の構築することも可能になるのです。

著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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