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Update: 2024/4/25

効果的なEFOのポイントは?5つの施策をプロがまとめてみました

もっとコンバージョンを増やしたい、売上が伸び悩んできた、などについて悩んでいる企業も少なくありません。さまざまな施策をおこなったものの、コンバージョンや売上に課題を感じることもあるでしょう。

  • EFOについて詳しく知りたい人
  • フォームでの離脱率が高く、改善したい企業
  • Webサイトからのコンバージョンを増やしたい企業

そんな方におすすめしたいのが「EFO」です。ある程度アクセス数を確保できている段階であれば、EFOはコンバージョンの向上に大きく寄与します。

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そこで、今回はEFOの概要やSEOとの違い、具体的な対策方法などについて解説します。

EFOとは

EFO(エントリーフォーム最適化)は、Webサイト上の入力フォームの使いやすさやコンバージョン率を高めるための手法です。ユーザーがフォームを通じて製品やサービスに申し込みやすくすることを目的としています。

LPOとの違い

LPO(ランディングページ最適化)は、Webサイトの特定のページの効果を最大化するための手法です。訪問者を顧客に変換するために、ページ全体のデザイン、コンテンツ、CTAの最適化を図ります。

対してEFOは、主にフォーム部分に特化しており、フォームの項目、レイアウト、入力の容易さなどに焦点を当てています。

SEOとの違い

SEO(検索エンジン最適化)は、Webサイトやコンテンツが検索エンジンの結果ページでより高くランクされるようにするための手法です。キーワード最適化、コンテンツの質、リンク構築などが該当します。

一方、EFOは検索エンジンのランキングとは直接関連していません。サイト訪問者が実際にフォームを完成させ、問い合わせや購入、登録などのアクションをおこなうことを目的としています。

EFO、LPO、SEOは、それぞれ異なる目的を持ちながらも、Webサイトの総合的なパフォーマンス向上に寄与する重要な戦略です。

EFOをする理由

シンプルきれいめ検索窓フォーム

EFOをする理由としては何が挙げられるのでしょうか。

ここからは、EFOをするべき理由について詳しく解説します。

CVRの向上

EFOの目的の一つは、コンバージョン率の向上です。エントリーフォームは、ユーザーが製品やサービスに関する問い合わせを行ったり、購入に至ったりする際の最終ステップです。

フォームの最適化は直接的にコンバージョン数の増加につながります。EFOでは、フォームの長さ、入力項目の明確さ、エラーメッセージのわかりやすさなどを改善し、ユーザーがフォームを簡単かつスムーズに完了できるようにします。

また、フォームのデザインや配置も重要で、ユーザーの目に留まりやすく、かつ直感的に理解しやすい形にすることが求められます。フォームの改善により、訪問者はよりスムーズにコンバージョンを達成しやすくなるでしょう。

ユーザビリティの向上による企業のブランディング

EFOは、ユーザビリティの向上を通じて企業のブランディングにも貢献します。使いやすく直感的なフォームは、ユーザーにとってストレスの少ない経験を提供し、ポジティブな印象を与えます。

ユーザーエクスペリエンスは、企業への信頼感や満足度を高め、長期的な顧客関係の構築に貢献するため重要なポイントです。また、ユーザーが問題なくフォームを完了できれば、その工程自体が企業のユーザー重視の姿勢を示すことにもつながるでしょう。

つまり、ブランドの価値向上が期待できるのです。

EFOは単にコンバージョン率を高めるだけでなく、ユーザーの体験を通じて企業のイメージを向上させる重要な手段でもあります。

効果の出るEFO対策

EFOは、Webサイト上のフォームを改善し、訪問者のコンバージョン率を向上させるための重要です。効果的なEFO対策をおこなうために具体的にどのような施策を実施すれば良いのかを見ていきましょう。

現状のフォームの課題を知る

効果的なEFO対策をおこなう第一歩として、現在のエントリーフォームにどのような課題があるかを把握する必要があります。フォームの課題としては、以下が一例として挙げられるでしょう。

  • 入力項目が多すぎて手間がかかる
  • 数字(郵便番号など)を半角・全角どちらで入力するのかがわかりにくい
  • 入力エラーがリアルタイムで反映されない(完了ボタンを押してからエラーが表示される)
  • 入力フォームのサイズが小さい
  • ボタンの色やサイズなどがユーザーファーストになっていない

課題を解決するためには、フォームの使用に関するユーザーのフィードバックの収集や、フォームの使用状況に関するデータ分析が必要です。

入力項目を整理して最低限にする

EFO対策の一環として、フォームの入力項目を見直し、必要最低限のものに絞り込むことが重要です。ユーザーがフォームを完了する際の負担を軽減するためには、入力項目の数を減らし、シンプルで直感的なフォームデザインにすると良いでしょう。

長いフォームや複雑な入力項目はユーザーの離脱を促す原因になるため注意しなければなりません。フォームの見直しには、どの情報が実際にビジネスの目的に必要かを慎重に検討し、余分な項目は極力排除することが重要です。

必須項目と任意項目の整理をする

フォーム内の項目を整理する際には、必須項目と任意項目を明確に分けることが効果的です。ユーザーがフォームを埋める際にどの項目が必須であり、どの項目がオプションなのかを明確に示すことで、フォームの入力がスムーズになります。

必須項目・任意項目が分かれば、ユーザーの迷いを減らし、フォームの完成しやすくなります。また、任意項目に関しては、なぜその情報が必要なのかをユーザーに説明することも効果的です。ユーザーが自身の情報を提供する意図を理解でき、安心してフォームを完了させやすくなります。

自動入力機能を活用する

EFO対策の一つとして、自動入力機能の活用が挙げられます。ユーザーが以前に入力した情報を元に、フォームのフィールドを自動的に埋められる機能であり、フォームを完成させやすくします。

例えば、名前、住所、電話番号などの頻繁に使用される情報に自動入力を適用することで、ユーザーの入力手間を減らし、フォームの完成までの時間を短縮できるでしょう。

特に、モバイル端末での入力作業において、自動入力機能はユーザーのストレスを大幅に軽減できます。

入力エラーをリアルタイムで出す

フォームのユーザビリティを向上させるためには、入力エラーが発生した際にリアルタイムでエラーメッセージを表示することも重要です。ユーザーが誤った情報を入力したり、必須項目を空欄にしたりした場合、すぐにその旨を知らせることで、ユーザーがすぐに入力し直すことが可能です。

エラーメッセージは明確で理解しやすい言葉を用い、具体的に何が間違っているのか、どのように修正すれば良いのかを示しましょう。これにより、ユーザーは入力ミスをすぐに訂正でき、フォームの完成率を向上できます。

ページを閉じてしまっても入力内容が残っている

EFO対策の一つとして、フォーム入力中にページを閉じても入力内容が保存される機能を設けましょう。ユーザーが誤ってページを閉じたり、後でフォームの入力を再開したい場合にも、再び最初から入力する手間を省くことができます。

この機能は、長いフォームや複数ステップを要する入力フォームにおいて、ユーザーの利便性を向上させます。

セッションデータの保存やクッキーの利用などを通じて、入力された内容を一定期間保持することで、フォームのコンバージョン率の向上に貢献するでしょう。

入力フォームのページに企業の担当者の画像を入れる

入力フォームのページに企業の担当者の画像を掲載することも、EFOの効果を高める手段の一つです。担当者の写真や名前を表示することで、フォームのページに人間的な要素を加えられます。ユーザーが企業とのよりパーソナルな接続を感じられるといったメリットがあるのです。問い合わせフォームやサービス申し込みフォームなど、ユーザーが企業と直接的なコミュニケーションを取る際にとくに効果的な対策です。

ユーザーは、単なるデジタルフォームではなく、実際の人物とやり取りしていると感じることで、信頼感や安心感を持ちやすくなり、フォームの完了率が向上する可能性があります。

EFOで効果を最大化するには

EFOをおこなうにあたって、効果を最大化するにはどうしたら良いのでしょうか。ここからは、EFOで効果を高めるためのポイントを解説します。

EFOはユーザーのストレスを最小限に抑えることが重要

EFOにおいて最も重要なのは、ユーザーがエントリーフォームの使用中に感じるストレスをできるだけ減らすことです。ユーザーがフォーム入力時に直面するエラーの頻度を減らす、入力の手間を軽減する、個人情報を入力する際の安全性やプライバシーへの不安を取り除くなどの施策が効果的です。

また、エラーメッセージを明確にし、必要な情報が欠けている場合は具体的な指示を提供しましょう。ユーザーがスムーズにフォームを完了でき、サイトへの信頼感を持つことができます。

入力欄はわかりやすくシンプルを心がける

フォームのデザインとレイアウトは、直感的でわかりやすいものであることが求められます。入力欄はシンプルかつ明瞭にし、ユーザーが一目で理解できるようにすることが重要です。不要なリンクや情報は排除し、ユーザーが入力に集中できるような環境を提供しましょう。

また、フォーム内のナビゲーションは直感的で、ユーザーが迷わずに進めるように設計してください。レイアウトやフォーム要素のデザインにおいても、ユーザビリティを最優先に考えることで、フォームの離脱率を低減し、結果としてコンバージョン率の向上につながります。

まとめ

本記事では、効果的なEFO対策について説明しました。EFOの目的は、Webサイト上のフォームを使いやすくし、訪問者のコンバージョン率を高めることです。

ご紹介した通り、重要な対策として、フォームの入力項目を最低限に抑えること、必須項目と任意項目を明確にすること、自動入力機能の活用、リアルタイムでの入力エラー表示などが挙げられます。

フォームに課題を感じている企業担当者の方は、これを機にEFOの対策を検討してみてはいかがでしょうか。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。