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Update: 2024/8/8

リンクとURLの違いとは?種類やそれぞれの関係性を解説

リンクとURLは何が違うのか、それとも同じ意味で使われるものなのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、それぞれ違う意味ですが、その違いを正確に理解している人は少ないかもしれません。

  • Webマーケターとして情報収集を始めて間もない人
  • URLとリンクの違いが明確に分からない人
  • SEO対策における基本について勉強中の人

今回は、Webサイトにおけるマーケターとして活躍して間もない方へ向けて、リンクとURLの違いを詳しく解説していきます。

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リンクとURLの違い

WebサイトにおけるリンクとURLには、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。さっそく、リンクとURLの定義と、それぞれの違いについて解説します。

リンクとは

リンクとは、Webページ内のテキストや画像に設定されるものです。リンクをクリックすることで、別のページに移動することができます。リンクはHTMLの<a>タグを使って定義され、その中にURLが含まれているのが特徴です。

リンクはユーザーがナビゲートしやすくするための重要な要素であり、Webサイトの使い勝手やSEOにも影響を与えます。

URLとは

URLは、インターネット上のリソースの位置を示すアドレスのことです。URLは、プロトコル(httpやhttps)、ドメイン名、パス、クエリ文字列などで構成され、特定のWebページやファイルへのアクセスを可能にします。

URLはWebブラウザのアドレスバーに入力することで直接アクセスすることもできます。

リンクとURLの大きな違い

リンクとURLの大きな違いは、以下の通りです。

リンク別の場所(ページやサイト)に移動するための「入口」の役割
URL場所(ページやサイト)そのものを示している

リンクは、ユーザーがクリックすることで別のページやリソースに移動できるようにするための要素です。一方、URLはリソースの具体的な場所を示すアドレスであり、リンクの中で使用されます。

つまり、リンクはユーザーインターフェースの一部であり、URLはその背後にある技術的なアドレスなのです。

Webサイトで必要な7つのリンクの種類

LINKと書かれた文字とマウス

Webサイトにおけるリンクの種類は主に7種類が存在します。ここでは、各リンクの種類ごとに特徴や使い方などについて説明します。

テキストリンク

テキストリンクは、最も基本的で一般的なリンクの形式です。テキストにリンクを挿入するようなイメージであり、多くのWebサイトで使われています。テキストリンクをクリックすることで、別のページやリソースに移動します。

テキストリンクは、HTMLの<a>タグを使用して定義されます。たとえば、以下のように記述します。

テキストリンクは、自由に文言を設定できるため、キーワードを適切に盛り込むことができればSEOにも効果があります。適切なキーワードを含めることで、検索エンジンにリンク先の内容を理解させることができるためです。

また、視覚障害者向けにスクリーンリーダーがリンクテキストを読み上げるため、アクセシビリティの向上も期待できます。

アンカーリンク

アンカーリンクは、同じページ内の異なる場所へジャンプするためのリンクです。特に長いページで使われることが多い傾向にあります。

具体的には、目次にアンカーリンクを設置し、クリックすることで該当する見出しに移動できるようにします。

アンカーリンクは、HTMLの<a>タグに加えて、リンク先の要素にid属性を設定することで機能します。例えば、以下のように記述します。

これにより、ユーザーエクスペリエンスが向上し、ページの使いやすさが増します。

とくに、スマホユーザーの場合は、気になるセクションまで長くスクロールするのはストレスです。アンカーリンクを適切に設置できれば、スピーディーに目的の位置まで移動できるため便利でしょう。

また、アンカーリンクはSEOにも貢献します。検索エンジンがページ内のセクションを識別しやすくなるため、SEO対策としても有効です。

ファイルリンク

ファイルリンクは、ユーザーがクリックすることで特定のファイル(PDF、Word文書、画像ファイルなど)をダウンロードしたり、表示したりできるリンクです。主に資料や報告書、ダウンロード可能なコンテンツを提供する際に使用されます。ファイルリンクは以下のように記述します。

download属性を使用すると、リンクをクリックしたときにファイルが自動的にダウンロードされます。ファイルリンクを設定する際には、リンクテキストを明確にし、ファイルの種類と内容をユーザーに伝えることが重要です。

また、ファイルサイズや形式を明示して、ユーザーが必要な情報を正確に理解できるようにしましょう。これにより、ユーザーが必要な資料を迅速に入手しやすくなります。企業としても「見てほしい情報(資料)」を手に取ってもらえるチャンスが増えるため、メリットが大きいといえます。

発リンク

発リンクは、他のWebサイトに対するリンクです。ユーザーに閲覧しているページの関連情報や追加の情報を提供するために使用します。発リンクは以下のように記述します。

発リンクでユーザーに価値のある追加情報を提供することで、サイトの信頼性と権威を高めることが可能です。そのため、発リンクはSEOにも良い影響を与えます。とくに、信頼性の高いサイトへの発リンクは、検索エンジンに対するサイトの評価を向上させることにつながるため、おすすめの対策です。

とはいえ、やみくもに発リンクを設定する効果はNGです。低品質なサイトや信頼性の低いサイトへの発リンクは、ユーザーに利益をもたらさないため、SEOの観点から不利になる可能性があるのです。

発リンクを設置する際には、リンク先の品質と関連性を確認し、ユーザーにとって有益なリンクを提供することが重要です。

被リンク

被リンクは、他のWebサイトから自分のサイトへのリンクです。検索エンジンは被リンクの数と質を評価して検索結果での表示順位を決定します。そのため、信頼性の高いサイトからの被リンク数が多いほど、SEOでは有利となるのです。良質な被リンクを獲得するためには、以下のような手法が有効です。

  • 高品質なコンテンツの作成
  • 他のサイトとのコラボレーション
  • ゲストブログの投稿

被リンクはユーザーのトラフィックを増加させる効果もあります。他のサイトからのリンクを積極的に獲得できれば、サイトの認知度とアクセス数を向上できるでしょう。

内部リンク

内部リンクは、同じWebサイト内の異なるページやセクションをつなぐリンクです。例えば、記事内で他の記事へのリンクを設定したり、トップページから各カテゴリーや製品ページへのリンクを配置することが挙げられます。内部リンクは以下のように記述します。

内部リンクは、ユーザーがサイト内をスムーズにナビゲートできるようにし、情報を効率的に探しやすくするためにも重要です。

また、内部リンクはSEOにおいても大きな役割を果たします。検索エンジンは内部リンクを通じてサイトの構造を理解し、ページのインデックスを促進するためです。さらに、重要なページに内部リンクを集中させることで、そのページの評価を高めることもできます。内部リンクを適切に設定できれば、見てほしいコンテンツにユーザーを効果的に遷移させることもでき、CVの向上も期待できるでしょう。

外部リンク

外部リンクは、被リンクと同じ意味合いで使われることが多いリンクの種類です。別のサイトからリンクされることを外部リンクと呼びます。

しかし、外部リンクは「外部リンクの売買」をイメージされることもあるため、近年では「被リンク」の用語が使われることが増えています。売買で得た外部リンクは、SEOにおいてペナルティ対象であり、むやみに取り入れると検索順位が大幅に下落します。

そのため、近年の現場では「被リンク」の用語が使われることがほとんどです。

SEOとリンク・URLの関係性

SEO

SEOにおいて、リンクとURLの設定は重要です。とはいえ、具体的にどのようにSEOに影響するのかはイメージしにくいものでしょう。

ここからは、リンクとURLがSEOにどのように影響するのかを詳しく解説します。

クローリングのサポートの役割

内部リンクは、検索エンジンのクローラーがサイト内を効率的に巡回するための道しるべのような役割です。そのため、適切に配置された内部リンクは、クローラーが新しいページや重要なページを見つけやすくするといったメリットがあります。結果的に、スピーディーなインデックス化につながります。

たとえば、トップページから各カテゴリーページへのリンクや、記事内から関連する他の記事へのリンクなどは、クローリングをスムーズ化します。

内部リンクの効果的な配置することで、サイトの構造を明確にできるでしょう。クローラーが全ページをしっかりとクロールできるようになるため、効果的なSEO対策として期待できます。

さらに、内部リンクを使用することで、重要なページの評価を高めることができます。

たとえば、複数のページからリンクされているページは、検索エンジンからの評価が高まりやすくなります。これにより、特定のページの検索順位が向上し、より多くのトラフィックを集められるでしょう。

サイトパワーの向上

サイトパワー

リンクとURLの適切な設定は、サイト全体のパワーを向上させます。内部リンクは、ページ同士のつながりを強化し、クローラーが効率的にサイト内を巡回できるようになるからです。これにより、すべてのページが均等に評価され、サイト全体のSEOパフォーマンスが向上します。

特に、重要なページへの内部リンクを増やすことで、そのページの評価を高め、検索エンジンでの順位向上が期待できます。

また、外部リンクの獲得もサイトパワーの向上に寄与します。質の高い外部サイトからのリンクは、検索エンジンに対してサイトの信頼性と権威を示す指標です。被リンクが多いサイトは、検索エンジンから高く評価され、検索結果で上位表示をさせやすくなるでしょう。

サイトの信頼性の向上

リンクとURLの適切な設計は、ユーザーに対してサイトの信頼性を向上させることが可能です。内部リンクを効果的に配置することで、ユーザーが求める情報に迅速にアクセスできるようになるためです。サイトの使いやすさが向上することで、サイトへの信頼感が高まります。

また、外部リンクもサイトの信頼性向上につながります。信頼性の高い外部サイトへのリンクを設定することで、ユーザーに対して有益な情報源を提供できるためです。

リンクとURLの適切な設定は、サイトのパワーと信頼性を高め、SEO効果を最大化するためにも必要です。ユーザーにとって価値ある情報を提供しながら、検索エンジンに対しても適切にアピールできれば、サイトの評価を向上できるでしょう。

まとめ

リンクとURLは、SEOにおいて重要な役割があります。内部リンクはクローリングの効率を高め、外部リンクはサイトの信頼性と評価を向上させます。適切なリンク設定とURL設計は、サイトパワーと信頼性を高め、検索エンジンでの評価を向上させるために不可欠です。

ユーザーと検索エンジンの両方に対して効果的なサイトを構築するためには、リンクとURLの設定を慎重におこないましょう。

適切にリンクを活用したSEO対策

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。