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マーケティング
Update: 2024/5/19

チャットボットを活用したEFOが画期的!CV率を向上させた活用事例4選

EFOとはエントリーフォーム最適化のことで、ユーザーにフォームの入力を完了してもらうための手法です。最近は、そのEFOの中でもチャットボットの活用が注目されています。チャットボットとは、人工知能を利用した対話型のフォームでコンバージョン率の増加が期待できます。

  • チャットボットを使って問い合わせ対応の効率化を考えている人
  • フォーム完了率が低くどうにかしたいと考えている人
  • EFOを考えている人

この記事では、そもそもEFOやチャットボットとは何なのか説明し、メリットや活用方法まで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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EFOとは

EFO(Entry Form Optimization)とは、「エントリーフォーム最適化」の略です。

Webサイト上の問い合わせや登録などのフォームを入力しやすいように改善することを指します。この最適化の目的は、ユーザーがストレスなく入力できるようにし、コンバージョン率の向上を図ることです。EFOを最適化する際は、以下のような要素を見直します。

  • フォームのデザイン
  • 入力項目の数や種類
  • エラーメッセージの明確さ
  • モバイルフレンドリーへの対応 など

なるべくシンプルでわかりやすい入力フォームであることを心がけることで、フォームの入力完了率が高くなり、コンバージョン率の向上に直結します。

EFOでのチャットボット活用は効果的?

Webサイトにおけるコンバージョン率の向上は、多くの企業にとって重要な目標です。

特に、EFOは、この目標を達成するためのカギとなります。近年、EFOの取り組みの中で注目されているのが、チャットボットの活用です。チャットボットを用いることで、ユーザーがフォーム入力時に直面する可能性のある問題や疑問に対し、迅速かつ効率的に対応できます。

チャットボットとは

そもそもチャットボットは、人工知能(AI)や事前に設定されたルールに基づいて、ユーザーとの会話を自動でおこなうシステムです。Webサイト訪問者とのコミュニケーションを自動化し、リアルタイムでの応答や情報提供、問い合わせへの対応などが可能です。

チャットボットの活用は、EFOにおいて非常に効果的な手段となることがあります。なぜなら、フォーム入力時に抱える疑問や問題を即座に解決できるため、フォームの完了率を向上させる効果が期待できるからです。

ただし、その効果はチャットボットの質や設定、ユーザーのニーズや行動に大きく依存するため、適切な実装が求められます。

チャットボットをEFOに使うメリット

EFOにおけるチャットボットの活用は、いくつかのメリットをもたらします。特に、ページ遷移がないことによるユーザビリティの向上は大きな利点です。

ページ遷移がなくユーザビリティが高い

チャットボットを利用する最大のメリットの一つは、ユーザーがWebサイト上でのページ遷移をおこなわずに済むことです。従来のエントリーフォームでは、ユーザーは異なるページに移動し入力する必要がありました。

しかし、チャットボットを使用することで、同じページ上で対話をおこないながら必要な情報を入力できます。

また、チャットボットはユーザーの問い合わせにリアルタイムで反応し、具体的なガイダンスや支援を提供することが可能です。

このように、チャットボットの導入により全体的なユーザーエクスペリエンスが向上し、その結果、Webサイトの離脱率の低下やコンバージョン率の向上が期待できます。

入力フォームよりも気軽に使える

チャットボットをEFOに活用すると、従来の入力フォームに比べてユーザーがより気軽に情報を提供できます。なぜなら、チャットボットは会話形式で情報を収集するため、ユーザーはフォームを埋めるよりも作業感が薄れ、自然な流れで入力できるからです。

この気軽さは、特にフォーム入力に心理的な抵抗感を持つユーザーに対して、フォーム入力を促進する大きな要因となります。

ユーザーの好きな時間に疑問をすぐに解決できる

チャットボットは365日24時間対応可能なため、コールセンターやメール問い合わせのように特定の時間に限定されることがありません。そのため、ユーザーが好きな時に疑問を解決できる点が大きなメリットの1つです。

コールセンターでは営業時間内にしか問い合わせができず、メール問い合わせの場合は返信がいつ来るか不明であり、これがユーザーにとってストレスとなり、コンバージョンにたどり着かないことがあります。

チャットボットであれば、いつでもリアルタイムでの応答が可能です。タイミングを伺わずとも疑問や不安を即座に解消できるため、入力フォームの完了率の向上に貢献します。これは特に、忙しい現代のユーザーにとって、大きなメリットとなるでしょう。

チャットボットを使って成果を出す方法

チャットボットは、その利用方法によってビジネスのさまざまな分野で大きな成果を生むことができます。効果的にチャットボットを活用するためには、まずその目的を明確にすることが重要です。

他にも、使いやすいデザインにすることやチャットボット利用後のステップを決めておくことも、成果を出すうえで大切なポイントになります。

チャットボットを使う目的を明確にする

チャットボットを導入する際には、その使用目的を具体的に定める必要があります。

たとえば、チャットボットを使用する目的がコンバージョンへの誘導である場合、ユーザーを特定のアクションに導くためのシナリオ型チャットボットが適しています。これは、事前に設定されたシナリオに沿ってユーザーとの対話を進めるタイプです。

一方、購入後のサポートが目的である場合、より多様なユーザーの質問に自動的に答えることができるAI(FAQ)型チャットボットが適切かもしれません。このタイプのチャットボットは、自然言語処理を利用して、ユーザーからのさまざまな問い合わせに対応できるよう設計されています。

目的に応じてチャットボットのタイプを選択することで、問い合わせへの迅速な対応、コンバージョン率の向上など、それぞれで期待する成果を得ることが可能です。

使いやすくわかりやすいデザインにする

チャットボットは使いやすくわかりやすいデザインにしましょう。ユーザーの好きなタイミングでいつでもアクセスできるように、見つけやすい場所に設置することが重要です。ページスクロールがある場合は追従するようにし、常にアクセスできるようにしておきます。

また、チャットボットの操作は複雑にならないように、なるべくシンプルにします。ユーザーがチャットボットとの対話を通じて、簡単かつスムーズに求める答えが得られるようなデザインにすることが効果を最大化する秘訣です。

チャットボット利用後のステップを準備しておく

ユーザーがチャットボットを利用した後、どのようなアクションに誘導するかを準備しておくことが大切です。チャットボットでユーザーが疑問や不安を解消したタイミングで、次につながる行動を後押しすることで、コンバージョンの増加に貢献します。

例えば、サービスの料金について質問した後、他の質問をするか、申し込みに移るかを選択させたりするとよいでしょう。もし、ユーザーが利用を検討する段階であれば、そこからスムーズにチャットボットでの申し込み入力に遷移させることが可能です。

このようにチャットボット利用後に、サイトのコンバージョンにたどり着いてもらうためのステップを準備しておくことも大切になります。

チャットボットを活用してEFOで成功した事例3選

チャットボットを活用することでEFOに成功した事例を3つ紹介します。これらの事例では、チャットボットの導入会社に依頼し、見事にコンバージョン数の増加を叶えられています。

ご自身のビジネスの状況と照らし合わせてみて、実際にチャットボットを導入した場合に具体的にどんな効果が得られるかを、ぜひイメージしてみてください。

株式会社Plus One

株式会社Plus Oneは、結婚式場、ホテル、レストランなどの観光業に特化したビジネスをおこなう企業です。事業の一つである、イベント会場検索ポータルサイトの会員登録者数の数字に悩んでいました。

そこで、ユーザービリティの向上を目的にチャットボットを導入したところ、月々の会員登録数が30件ほど増加し、導入前から約7.5倍に増加他にも、ユーザーの滞在時間が2〜30秒伸びました。

これはEFOを目的としチャットボットを導入することで、しっかりとコンバージョン数とユーザービリティの向上ができている良い事例です。

カツデンアーキテック株式会社

カツデンアーキテック株式会社は、さまざまなインテリアやエクステリアなどのものづくりをメインとしている会社です。

サイトリニューアル後に、資料請求数が低下し、コンバージョン率も低下する課題がありました。その原因として資料請求ボタンの位置が下部に移動したことが考えられていたため、常に表示されるチャットボットを導入。

その結果、月間の資料請求数が大体60件ほどだったのが平均80件ほどに増加し、最大で122件まで増加しました。

エイチアールワン株式会社

エイチアールワン株式会社は、年末調整システムの開発運用をおこなう会社です。10月下旬から年末にかけて、システムに関する問い合わせが集中するため、受電率が100%を切ってしまうという課題がありました。

一度、その問題を解消するためにQ&Aの導線があるチャットボットを導入したものの、思うような効果を得ることができませんでした。そこで人工知能型のチャットボットに刷新。ユーザーへの問い合わせに対してチャットボットが自動的に分析し、最適解を提供できるようになりました。

その結果、受電率が70%から100%に改善し、コンバージョン率の増加にも貢献しました。

エン・ジャパン

人材採用サイトを運営するエン・ジャパン株式会社は、新たに採用支援サービス「engage」を立ち上げました。その際に、企業から求人を載せたいという電話の問い合わせが殺到。

そこで、問い合わせ対応の負担を軽減するためにチャットボットを導入しました。さらに、有料オプションに関する問い合わせ対応の質をあげるために改善をおこないました。

その結果、ユーザーがいつでも有料オプションについて質問し最適な回答を得られるようにようになり、有料オプションに関する問い合わせ数が7.5倍に増加。その結果、求人の発注率が約3倍にもなり、大きな成果を生み出しました。

まとめ

EFOとはエントリーフォーム最適化のことを指し、申し込みや購入などの入力フォームを使いやすくし、コンバージョン率をあげることが目的です。

このEFOの一部として、チャットボットの活用が注目されています。チャットボットを利用することで、ユーザーの質問に24時間365日回答でき、さらに質問内容の意図を汲み取って最適な解を提供することが可能です。

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著者
Digital Magazine editorial departmentDigital Magazine 編集部
Digital Magazineの企画・執筆・編集をしています。Webサイト制作、UX/UIデザイン、コンテンツマーケティング、SEO対策、SNS運用、広告運用に強みを持ったメンバーが、デジタルマーケティング全般の最新情報やノウハウをわかりやすくお届けします。
監修者
Miyazaki Norifumi宮崎 典史
THINkBAL代表。Web制作会社でWebサイト構築を学び、株式会社電通に出向。ナショナルブランドのWebサイトを数多くプロデュース。担当領域は、Webコンサルティング・戦略立案・プロジェクトマネジメント・UXリサーチ・情報設計・制作ディレクション。

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